紙の本
『組織にいながら、自由に働く。』
2018/06/23 19:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は楽天の正社員でありながら
・兼業自由、勤怠自由、仕事内容自由
・自分の会社を経営
・Jリーグチームとプロ契約
という働き方をしている“自由すぎるサラリーマン”
そんな「自由な働き方」を実現するフレームワークを「加減乗除の法則」として体系化
「組織の歯車になっているだけでつまらない」
「もっと思いっきり働きたいのに、残業禁止だから帰れと言われる」
「やる意味のわからない業務とか会議とか調整とか評価とかに忙殺される……」
「そろそろ満員電車に乗らなくて済むようになれないものか……」
「転職や独立も考えるものの、自分の能力が外で通用するかどうか不安……」
会社でモヤモヤしている「スゴくない人」に
あなたも自由に働けるように“なれます”
電子書籍
まだ「加」のステージ
2021/05/05 23:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カヴァ - この投稿者のレビュー一覧を見る
作業単位で「好み」と「好みでない」を分け、好みでない作業を減らして好みの作業に置き換えていくようにチューニングできると仕事が楽しくなるという指摘は、一見同じ仕事の中でも感じていたモヤモヤの原因の気づきを得られました。早速、リストを作って取り組みます。
「評価」から自由になる、「許可」から自由になるといった「仕事の常識」を捨てる「減」ステージの章は自分にとっては非常に刺激的に感じました。「加」で培ったものがないままに「仕事の常識」を捨てるのは、勇気ではなく無謀とのことなので、実行するタイミングを図っていきたいと思います。
紙の本
加減乗除のステージ
2018/09/02 00:45
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投稿者:アキウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自由=自分に理由がある。
いい言葉。キャリアを4段階のステージに分けてフレームワーク化して整理し、どうやって自由に働く人間になるか、という戦略を提示する。
今の自分がどのステージにいて、これからどうするか、という風に段階的に考えられる内容になってます。
そう、そろそろ「逃げ」を考えないといけないんだよ私は…。
「他人が決めたルールの範囲内で自分ルールを作る」とか、「ゼロ予算&無許可」とかってホントにそうだなー。
私は別の理由で「減」を思いっきりやってきた人間ですが、そろそろ落ち着きそうだから「乗」を考えたいなぁ。
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新しい働き方について書かれた書です!
2018/06/30 11:58
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代は、「人生100年時代」と呼ばれ、また従来の働き方を見直すための「働き方改革」なるものも進行中です。そんな中、新しい働き方を具体的に提案してくれるのが本書です。本書では、「働き方の4つのステージ」が述べられていて、そこでは加減乗除のステージが丁寧に書かれています。例えば、加法ステージとは、「できることを増やし、苦手なこともやる、量稽古」です。なかなか興味深い内容で、私たちの将来の働き方にも一石投じてくれる良書です。
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「加」「減」は読みながら納得する部分も多かったが、後半は事例ばかりで、あまり参考にはならない。しかし「おわりに」において「自由は面倒くさい」との至言に救われた。
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2018年32冊目。
楽天の中で「兼業自由・勤怠自由・仕事内容自由の正社員」というポジションにあり、会社と別で個人事業も持ち、横浜F・マリノスのスタッフとしてプロ契約をしている...
常識はずれのようであり、変わりつつある働き方を先取りしているかのような著者による「自由な働き方」論。
自由な働き方に変化していく段階を「加(+)」→「減(ー)」→「乗(×)→「除(÷)」でわかりやすく整理されている。
著者のすごいと思うところは、度々出てくる言葉である「チューニング」力だと思った。
やるべきことを、自分が楽しく取り組めるレベルにうまくチューニングしてしまう。
それも、加減乗除のプロセスを経て身につけてきたのではないかと感じた。
もう一つすごいのは、ワーディングの的確さ。
エッセンスが出てくるたびに、すんなりと入ってくる絶妙な比喩を用いて、絵として概念が理解できる表現ばかり。
イメージしやすい絵に落とし込む作業を怠らないということは、気づきが流れていってしまうことを防ぎ、自分の血肉にする有効な手段だと思う。
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自分の働き始めた会社が、今だ既婚女性のいない会社であったことに
衝撃を受けたばかりで、この同じ日本で働くことの意識格差を自分なりに
どう解釈し、自分の生き方にリンクさせるのかを考えていた時に読んだ。
本に書いてあることを真似すればうまくいく本なんかない。
でも、参考にできる考え方やどこかしら重なる部分を探して読むことも
できる。成功とか程遠いけど、仕事は生き方そのもの。
どうやって楽しんじゃうかは、自分次第。
自由をどう捉えるかも、結局自分の自由なんだと思う。
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「自由に働く。」本の甘い囁き、、、
組織に属している時は、
「モチベーションがあがるチームとは?」のヒントとなる本(例えば「マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力」←これ名著!)や
「経営陣や上司とどうやって向き合ったらいいか?」を考えるための本(例えば「社長の「まわり」の仕事術(しごとのわ)」(←公には言えないアレコレがものすごく大変なんだろうな、という意味で非常に共感できた本)
ばかり読んでいた気がしますが、組織を離れると決心した途端、全く見向きもしなくなり、最近は「自由に働こう」本ばかり目につきます。自分フィルターかかりまくっているのは否めませんが、怖がって足がすくむ(=そして、組織に戻る)よりは、「自由に働こう!」本に甘やかしてもらいながら、行動し続ける方が正解!と今は思ってます。
さて、そんななかでも、かなりの”甘やかし上手”なのが、この本です。
続きはブログでぜひ!
https://hana-87.jp/2018/08/09/books-soshiki_ni_inagara/
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内容が面白く読みやすかったので一気に読めた。働き方改革から副業が徐々に広がってきてこうゆう働き方も良いなと思う。
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楽天市場の最古参スタッフが説く、変化が激しい時代に必要な「働き方」について。
「自由すぎるサラリーマン」と呼ばれながらも、そのユニークな働き方を生み出す本質的な視座から語る組織との付き合い方がテーマ。
フロー状態で働くための解説が分かりやすい。「必死」な状態はフローではなく不安か退屈なモードであり、目標との距離が適切でないとのこと。いかに「夢中」になれるかが重要。つまりそれは、ハマッてるモノの細部に興味を抱き、深掘り(挑戦)できること。そうすることで「今ここ」に集中でき、全体の流れに上手くのることができる。
また、チームがフローに入るには「凹をさらすこと」がポイントとなる。凹を隠そうとせず、「私はここが弱みです」とさらすことで、場の心理的安全性が高まるのだ。賢者を装うヨロイを脱ぎ捨て、弱みを語り合える状態となればチームとして「今ここ」への集中が高まり、結果「自分の凹は他人の凸を活かすためにある」と捉え、よりチームが高次なモードに突入していく。
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会社員だと、満員電車乗ったり、形式的で、指示命令があたりまえ、目標とたっせいがあり必死でやって、いちいち会議が稟議がある。当たり前だと思ってるから嫌とも思えなくなってる。けど別にこれに縛られない生き方もあるんだなと思った
著者のような生き方も面白いと思う。
よくフリーランスは安定してなくて不安とか
世間一般ではネガティブなイメージがあるが、結局そういう風に思う人はお金や会社員など組織にいる人が言うことかなと
フリーランスはそういうしがらみがない。変化のない安定より、自由にできる変化のある安定があることに気づいていないのだ。
色々組織以外にも人脈や興味あることを継続するのも大事です
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興味ドンピシャのタイトル。「加減乗除」で説明することでかえってわかりにくい気がしたが、ヒントになる深いことが書いてある。「浮いている人」を目指したい。業種の違いのせいか著者の体験が私には実感しにくかった。
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楽天市場の最古参スタッフ
楽天の正社員でありながら個人事業主として複数の仕事をこなす
コンサル的な仕事が一番自由がきくと思った
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組織にいながらも「自由に働く」にはどうしたら良いかを、著者の実体験も踏まえて「加減乗除」の4ステージに分けて解説した一冊。自由というのは「楽をする」ということでは決してなく、自由を得るための苦労も含めて「楽しむ」ということだと理解しました。
色々と参考になることが盛りだくさんだったが、個人的に特に響いたのは「展開型」の人生だっていいじゃないか、今に集中し今を楽しみつくすことで人生の流れはよくなるぜ、ってくだり。やりたいことが明確でない人だって人生を楽しめると喝破してもらってるのは、何か救われる思いがするのでした。
ぜひモヤモヤ抱えながら働いている方は読んで欲しい、オススメな一冊です。
・自由に働きたいと言いながらも、組織に依存する方が楽だから、行動は変えないという人も多い。自由は楽になる事では無い。楽をしたいのか自由になりたいのかは、よく自問せねばならない。
・4つのステージ。「①加:量稽古で足腰を鍛える、仕事の報酬は仕事」「②減:好みでない作業を減らし強みを磨く、仕事の報酬は強み」「③乗:磨き上げた強みに他の強みを掛け合わせる、仕事の報酬は仲間」「④除:因数分解してひとつの作業をしていると複数の仕事が進む、仕事の報酬は自由」
・楽と楽しいの違い。楽は各種コストを最小化すること。楽しいは、たくさんのコストをかけた上でメリットを享受すること。
・仕事はこんなもんだと割り切ると、進化が止まり、楽しさの扉が閉ざされる。
・フロー理論、チャレンジと能力の2軸のバランスが取れており夢中になれている状態をフロー。
・仕事でモヤモヤを感じるときはこの2軸のバランスが崩れて「不安(チャレンジに寄り過ぎ)」か「退屈(能力に寄り過ぎ)」になっている。
・どうしたらフロー状態に近づけるかを問いかける、フロー面談を行う。
・退屈ゾーンにいて成長した人を見たことが無い。かといって突然高い挑戦をすると燃え尽き症候群になりやすい。自分にとって最適な挑戦ゾーンを見出す。クリアできたら、さらに挑戦ゾーンをあげていく。
・仕事を遊ぶ。
・スキルアップが目的になってしまい、仕事が退屈という罠にはまらないように。
・仕事=作業×意味
・たくさんの量稽古を通じて、自分にとっての好き嫌いを作業単位で把握する。その上で、好みの作業を増やし、嫌いな作業を減らすことを意識する。
・プロセス目的的を意識して、結果に至る過程も楽しむ。水曜どうでしょう。
・苦手な作業を、好みな作業にチューニングしてみる。その工夫から希少性のある強みが生まれる。苦手をふかぼって弱みとの向き合い方を身に付ける。
・働く意味6種類。①楽しい、②社会的意義、③成長可能性、④感情的プレッシャー、⑤経済的プレッシャー、⑥惰性。
・お客様からの感謝、魂のごちそう、たまごち。
・次工程はお客様
・落ちている仕事は拾ったもの勝ち
・全体がわかると繋がりがわかるように��る、繋がりがわかると工夫ができるようになる、工夫ができるようになると責任を持てるようになる、責任を持てるようになると成長スピードが上がる。
・全体像が見える小さな仕事を狙う1人プロジェクト。
・人には目標設定型と展開型の2タイプがある。展開型とは、ゴールやプロセスを予め計画せずに流れに任せて進んでいくタイプ。どちらが良い悪いでは無い。今ここを夢中で過ごすことが、流れをよくするコツ。やりたいことが分からないと悩むのは無駄。
・人生は積み重ねではなく、積み減らし。積み重ねれば積み重ねるほど身動きが取れなくなる。
・①やりたいこと②得意なこと③喜ばれること、の3つが揃ってるもの以外は、思い切って捨てる。どれもこれもやってると器用貧乏になり、強みが磨かれない。
・自由の対義語は他由。自分にやりたい理由があれば自由、他人にやれと言われてからやるのが他由。他人に言われたものでも自分がやりたいと想えたら自分に理由があるので自由。自分事に意味づけができることが、自由に働くということ。
・変化を嫌う常識人より、変化を嫌う変態になろう。
・レールから外れたら、そこには道路があり車がある。レールを走ってたときより、よほど自由に走れる。
・社内で出世できなくても、社外で世に出ることはいくらでもできる。
・ルールは他律と自律がある。他人が設定したルールもルールの範囲内でルールを引き直す。正解一択NG型のルールは、ルールの趣旨と組織価値とをよく考えた上でおかしいと思うルールは破りに行く。正解一択型だと、頭を使わないで済むので楽だが退屈ゾーンを呼び寄せる。
・評価から自由になる。誰に評価されたいか。社内よりお客さんに評価されよう。社内での「変な人」という評価を受け入れれば、やりたいことをやりやすくなる。
・許可から自由になる。「許可を求めるな、謝罪せよ」。お金をかけずに、手間・時間・思考・気遣いを使って闇実験して、お客様を先に捕まえてしまう。許可を得ないでやるのは上司を想っての事。
・時間から自由になる。暇と退屈の違い。暇は時間に余裕がある状態。退屈は時間を持て余している状態。暇があって夢中なのが「自由人」、時間が無くて夢中なのが「モーレツ人」、時間が無くて退屈なのが「歯車人」、暇があって退屈なのは「いわゆるヒマ人」。
・空白の法則。大く流れを変えたいときは、大きな余白を作るのが先。
・肩書から自由になる。何をしているのかわからいにくい人の時代。会社名を名乗るのやめてみる。
・お金から自由になる。自前でやるからノウハウが溜まる。お金以外の報酬で元を取る。お金にならないがワクワクする仕事を2割やる。
・良い流れにのるためには「浮いている」ことが大事。浮くためには、世間一般的な常識というなのしがらみを手放して、身軽になること。流されるのと、流れにのるのは違う。
・ナンバーワンを得たオンリーワンこそが、真のオンリーワン。ナンバーワンの規準は、●●と言えばで名前があがること。
・タンポポの綿毛理論。軸になるものを突き抜けてから、枝葉に目を向け��。突き抜け具合を計るには、著名人が書いた真理に自分が当てはまるかどうかを見る。
・展開型の作法。①夢中ゾーンを維持しつつ違和感を見逃さない、②普段から口頭やSNSなどで好みの情報を発信する、③信頼する人からの頼まれごとは「はい」で答える、④趣味の分野にしがみつこうとしない、⑤流れの「意味」を考える、⑥迷ったら正しいほうよりワクワクするほうを選ぶ、⑦収支を合わせる(やった甲斐があると思える状態にする)
・それはちょうどいい●●のチャンスだ!と口にする。
・心理的安全性を生み出すには、目的・動機・価値観をさらす。弱みをさらす。弱みは人の強みを生かす為にある。
・判断=価値観×入力情報
・文化をつくるを仕事にしている
・流れが生まれるのは高低差がある時、滝の法則。
・自分が正しい時は、相手も正しい。間をチューニングする。
・自分が提供している本質的な価値は何かを自覚する
・繋がり方を俯瞰的に中長期的にデザインする
・複雑なものは複雑のまま扱う。本質がどこにあるかを見極めたうえで、働きかけ方はシンプルに。
・際者であれ。
・ハタラキアリとウロウロアリ、10の考察。①会社がフィールド/社会がフィールド、②上を見て仕事/周囲を見て仕事、③肩書で自己紹介/志で自己紹介、④組織をベースに仕事/個人をベースに仕事、⑤群れることで安心/孤独を見方にする、⑥自分の城を積み上げ守る/
積み上げたものを壊してでも飛び出す、⑦誰にでも分かる成果を求める/一見分かりにくい成果を求める、⑧相手に勝つ競争/相手と作る共創、⑨チャレンジをおそれる/チャレンジできなくなるのをおそれる、⑩ワークとライフをバランスさせる/ワークとライフを融合させる
・穏やかなカオス
・ありがとうと言われて喜んでいるうちは二流。その人が自分で解決する機会を奪っているかもしれない。
・組織で自由に働ける人は、組織に居ても居なくても自由に働ける人である。
・子供が憧れる夢中な大人を増やしたい。
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仕事を、加減乗除に分けて、今自分がどこのステージにいるか考え、次のステップへ行くにはどうするかのヒントが書かれている本。
読んでいて、加減の項目は、すんなり読めたが、
乗除の項目になってくると、著者が最初に述べていたように、頭に???が浮かんできた。
おそらく、自分は減のステージにいるのだろう。
成功体験は、その通りにやれば自分も、というほど甘くない。しかし、考え方の一つとして、自分にストックし、自分の体験と組み合わせて、オリジナリティを作ることが大切だ思う。