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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2018/07/20
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/247p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-352021-4

紙の本

大奥づとめ

著者 永井紗耶子 (著)

御祐筆、呉服の間、表使…。お手つきにならずとも、栄達の道あり。色恋はそっちのけで、大奥に“就職”した女たちの情熱と苦楽を描く連作時代短編集。『小説新潮』掲載を単行本化。【...

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大奥づとめ

税込 1,760 16pt

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商品説明

御祐筆、呉服の間、表使…。お手つきにならずとも、栄達の道あり。色恋はそっちのけで、大奥に“就職”した女たちの情熱と苦楽を描く連作時代短編集。『小説新潮』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

お手つきにならずとも、栄達の道あり――。知られざる大奥の女たちを描く、江戸のお仕事小説! 己を磨きたて、美しく着飾り、上様の目にとまって寵愛を受け、子を授かる――。それこそが本望とされてきた大奥。だが、三千人を有するとも言われた大所帯には、文書係、衣装係、日用品の差配役など様々な職種があり、仕事に生きた女たちがいた。大奥に〝就職〞した女たちの葛藤と情熱、苦楽を描く連作時代短編集。【商品解説】

収録作品一覧

ひのえうまの女 5−40
いろなぐさの女 41−82
くれなゐの女 83−121

著者紹介

永井紗耶子

略歴
〈永井紗耶子〉1977年神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経てフリーランスライターとなり、新聞、雑誌などで幅広く活躍。「絡繰り心中」で第11回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。

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評価内訳

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紙の本

お清の方と汚れた方

2022/12/25 15:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る

十一代将軍家斉の文政年間を舞台にした大奥に生きる女性たちの問わず語りによる連作短編集。
各エピソードの登場人物が、少しづつスライドしながら、他のエピソードにも関連してくる構成が、それぞれの物語を有機的に結び付け、さらに奥行を増す役割を果たしているのが面白い。

最初のエピソードに登場するお利久と同様、読者の我々も大奥での出世といえば、上様の寵愛をうけお子を産み、うまくいけばお世継ぎ争いにまで影響を及ぼすことなのだと思い込みがちだが、ここで語られるのはお手付き以外の「お清」とよばれる女性たちの生き方だ。
多いときでも、20~30名程度といわれるお手付き女性たちに比べれば、それ以外の女性たちのほうがはるかに多いのは言わずと知れたこと。
その中で、どう振る舞い、お役目をこなし、さらに自らの生を少しでも意義あるものにするかという問題は、大奥以外の現代の我々にも避けては通れない課題だろう。

つまらない許婚に親の言いなりに嫁ぐのが我慢できず、決まりきった人生から逃れるために、自ら大奥に飛び込むもの、また美しいが故に親に過大な期待を賭けられ、お手付きとなるために大奥に送り込まれたもの、逆に容姿に難ありで実家に居場所がなく、仕方なく大奥入りしたもの、紫式部のように学問に秀で兄よりも勝っていたため、男の面子を潰すからと実家から大奥に体よく出され、己の才のみを頼りに大奥での出世に邁進してきたもの・・・ととりどりな女性たちの生き様や想い、ふっと肩の力を抜いたときのつぶやきなど、そこには生の一女性としての屈託がよく表れている。

それに引き換え、お手付きとなったが、寵愛も長続きせず、お腹さまにもなれず、そのうち忘れ去られてゆく女性たちの哀れさがことさら身に沁みる。諦めや、生きがいを見出せないことからくる寂しさは、「お清」のものたち以上に彼女たちの心身を苛んでいるように見える。
大体、その呼ばれ方が「汚れた方」なのだから、その侮蔑を跳ね返して余りある栄華を極めねばとても身の置き所もないに違いない。

結局のところ、他人がどう言おうと自分の人生、自らの意思で切り開かねばならない。その意味では、最終エピソードの「お倫の方」の生き方が、制約の多い中でも、心の持ちようによっていかようにも紡いでゆけるものであるのが救いだった。生きながら大奥の片隅で朽ちてゆくだけではない彼女の人生に幸多かれと願いたくなる幕切れだった。

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