紙の本
甘くない砂糖の話
2020/07/07 08:48
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
肥満による成人病の死者の数が、餓死者を追い越していくという衝撃的な食レポです。日常的に口にしている、加工食品の添加物シールに気を配ってみようと思います。
紙の本
気になる
2020/05/25 23:45
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一時期話題になった本ですが、内容自体はダイエットや食生活に気をつけている人なら知っていることなのでは。タイトルが印象的ですね。
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今まで読んだ食に関する本の中で一番良かった。内分泌系から見た肥満とメタボの仕組みがよく理解できた。食品の中には本当に沢山のものに果糖や人工甘味料が含まれている。今まで食品表示を必ず見るようにしていたが、食品表示のあるもの全てが加工品という著者の見解に、まさに目からウロコ状態。また、冷凍食品やスムージーも食物繊維がなくなっているので全く意味がないなど、わかっていたようで全然わかっていなかった自分に気づかされた一冊だった。
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「食」に関する本も色々読んだが、意見がバラバラなので結局何を食べて、何を食べなければいいのかというのはなかなか難しい。
しかし、あらゆる食に関する本で「身体にいい」とは絶対言わないものがある。
それが「白砂糖」
この本は糖が身体にどんな影響を及ぼすのかについて深く切り込んだ内容。
非常に納得できる内容で文章もわかりやすい(これは翻訳がうまいのかな)
全ての内容が正しいというわけではないだろうけど食に興味がある人はぜひ読んでおいて損はない一冊。
非常におすすめです。
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果糖中毒 19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?。ロバート・H・ラスティグ先生の著書。果糖中毒はもしかしたらアルコール中毒や薬物中毒、ギャンブル中毒と同じくらい恐怖に満ちていて依存性も強いのかもしれません。依存性が強いだけではなくて、果糖中毒は人間の健康を着実に蝕んでいく。学校教育でもアルコール中毒や薬物中毒だけでなく、果糖中毒について子供たちに教えるべきです。
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本物の食べ物、即ち腐るものを食べること。
運動すること。
食物繊維をとること。
糖分には中毒性がある。
糖分の成分である、アミノ酸、エタノール、果糖の中でも最も過剰摂取が有害なのが、果糖である。
皮下脂肪と内蔵脂肪は別であり、
皮下脂肪が身体に良く、内蔵脂肪が身体に悪い。
脂肪の8割は実は皮下脂肪であり、内蔵脂肪自体の量は案外少ない。
体重を落とすとしても筋肉と皮下脂肪をキープして、内蔵脂肪を落とすだけで良いので、体重の3〜5%も落とせば十分。
肥満が必ずしも悪いわけではなく、
メタボリック症候群とは別である。
1日15分の運動が3年もの寿命を延ばす。
やはり、筋トレによる基礎代謝量を増やすことが、安定した健康につながる。
運動によりまず燃焼されるのは内蔵脂肪からである。
本来、基本的に糖分というのは
サトウキビ、果物、一部の野菜、蜂蜜のみであり
現代では30年前から異常に摂取量が増えており、
今や餓死よりも食べ過ぎにより死ぬ数の方が多い。
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今の時代、痩せるには、「知識と思考を行動につなげること」
が最も大事だなと思わせてくれる稀有な書籍です。
圧倒的な知識量と、エビデンスの豊富さは、○○すれば、痩せられるよと唄う、
多くのダイエット本とは、一線を画しています。
今の時代における「健康」とは何かを考える上でも、
非常に参考になると思います。
○○すれば、痩せられる、
というダイエットノウハウは、
実は、効果が非常に限られるサプリメントみたいなものです。
効果がなくなれば、次に移ります。
なぜ、効果がなくなるか、それは、死んだ知識だからです。
ノウハウというものは、ほとんど役に立たないということは、
経験したことあるかたなら、体験的にわかるはずです。
それでも、ノウハウ=快感を求めてしまうのは、
人が果糖を求めてしまうのと、構造的には同じです。
では、なぜ、そういった快感を求めてしまうのか、
効果が限定されているにも関わらず。。。
なぜなら、そういった行動には、自分自身の思考や有機的な知識の繋がりがないからです。
たくさんのノウハウを貯めても、あまり意味がないことは、
私自身ももちろん経験済みです。
結果は、自分のカラダが証明しています。
そこには、決定的に
「自分がしっかりと自分の状況と環境(他者や組織、社会)を理解する」
という視点が決定的に足りないからです。
ただ、この欠如は、自分だけの責任でないことは、
この書籍を読めば理解です。
この欠如を起こさせる、この社会の複雑怪奇な構造は、
本当に厄介だと思います。
果糖が、諸悪の根源でもありません。
また、食品メーカーもしかりです。
製糖会社もそうです。
そういう世界になってしまっていることが問題です。
つまり、創り出しているのは、自分達自身ということです。
そこに、大きな問題点があります。
果糖は危ない、だから、摂取を控えようというのは、
実は、何も意味がありません。
個人で、批判し、今の状況を嘆いた所で、何も意味はないでしょう。
大事なことは、今の情況を知り、自分のカラダの状態を理解することです。
痩せたいという欲望の歴史は、まだ始まったばかりです。
その根底に流れるものは、自分のこの世の中における姿勢そのものだと思います。
人間は今、どうあるべきか、いかに生きるべきかということを、
多かれ少なかれ、誰しもが考えていて、
その答えの一つが、
「痩せているカラダ=健康的なカラダ」なんだということです。
そういうわかりやすいものを体現している人の考え方(脳の状態といってもいい)や、
価値観、世界観や、人生観が、信用できるものとなっているからでしょう。
これに異を唱えるのは、簡単ですが、世界はますます、
それが体現できている人と、そうではない人の格差がハッキリしていく社会になると思います。
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今や全世界的に問題となっている肥満について、最新の研究成果を一般読者向けに解説した一冊。
一般に肥満は食生活を含めた生活習慣の問題として片付けられることが多いが、実はその生活習慣は身体のホルモン・バランスの影響を強く受けるものであり、単純な「意志の問題」ではないと指摘する。合わせて長年その栄養価が無視されてきた食物繊維についてその重要性を解き、(加工食品ではなく)食物繊維を豊富に含んだ「本物の食べ物」を食べることを推奨する。糖分を過剰に添加して、人々の健康を蝕む食品業界に対しては、かつてのタバコ産業と同じ欺瞞に満ちていると舌鋒鋭い。
全体的に面白かったが、結論から言うとまだまだわからないことだらけ、と言うことらしい。
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糖分の悪とそれへの対策。ポイントは食物繊維と思う。糖質制限や、原始人食などの各種ダイエット法を分析しているところも面白かった。
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たった30年で世界に肥満が蔓延した。自己責任じゃないし、運動による消費不足でもない。脂肪悪玉説は素人説、脂肪になるのは果糖。依存症をもたらし、太らせる原因には、ホルモン、脂肪細胞、ストレス、精製糖商品などがある。
糖と脂肪でできたものは、美味しくて抗えない。でも、世の中の認識は、良いものから悪いものへと変わりつつあるんじゃないかな。
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普段の食生活においてQCD(栄養(健康 )・コスト・時短 )を最適化するにはどうしたらいいんだろうと思っていた。
糖への興味だけでなく食べること全般においてインプットしておくべきことが書かれている。
・日常的な食事で心がけること。
お菓子、清涼飲料水、ファストフード、精製した炭水化物、アルコールの摂取をしない。
良質な油、食物繊維、ビタミン、タンパク質などをよく撮ること。地中海式の食事、米を抜いた古き良き和食がいい見本。
低糖・高食物繊維,本物を食べる(非加工)。
スーパーでは生鮮食品売り場にあるものを選ぶ
食品ラベルがついた加工品や腐らない食べ物は買わない。
・その他
運動の習慣を作る 1日15分でもいい。継続が大事
睡眠も大事 ストレスを削減、食事の取り方が変わる
食べる量そのものはあまり問題ではない。
そもそも満腹感などは体のホルモンによりコントロールされるものであるためこらすらが何を食べているかでその振る舞いが変わる。糖にどっぷりは負のループを生む。
食べた分動けばいいという考えも正しくない。
運動の効能はカロリーの直接的な消費ではなく筋肉や骨の発達による代謝の維持向上やストレス発散。
体重そのものやBMIの多寡はあまり気にしなくてもいい。
脂肪も皮下脂肪、内臓脂肪と分けて考える必要があり後者に気を配るべし。内臓系の疾患に直結。
果糖過剰摂取を引き起こす現代社会の食環境に流されるのは禁物。進化論的にみて必要だと推論できる糖は現代では毒になりうる。
糖が毒であるのに、これだけ蔓延しているのは糖は美味しくて食品を長持ちさせて時に見栄えも良くするから、それにより食品業界などに経済的なインセンティブが生まれるから。
また脂肪悪玉説により脂肪の株が落ちてその穴埋めが糖だったから。
また身体の生化学的な反応も糖をどんどん受け入れる中毒物質だから。
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身体は脳より賢い=エネルギー消費量は摂取量に合わせて減ってしまう
炭水化物には、デンプンと糖分がある。デンプンはブドウ糖からできている。当分は、果糖とブドウ糖を合わせたショ糖と異性化糖がある。
食品の質は、食べる量に影響を与える。
インスリンが多いほど脂肪が作られる。インスリン抵抗性が高いと、インスリンがたくさん出る。
レプチン抵抗性=レプチンが出ても反応しないので食欲が収まらない。
インスリンのレベルが下がると、活動的になる。=体にはエネルギーを燃やす区画と貯める区画がある。インスリンが少なければ、燃やす区画に行くので活動的になる。
インスリンが高まるとレプチンシグナルを遮断する。
短時間の絶食(12時間以内)では、レプチンが低下する=お腹が空いたと感じる。プチ絶食は肥満につながる。肥満になると、暴食と怠惰になる。
ストレスを受けると甘いものが欲しくなる。
コルチゾールは、内臓脂肪を増やす。ストレス、睡眠不足でコルチゾールが増える。
皮下脂肪はいいが内臓脂肪はよくない。内臓脂肪が最初に減る。皮下脂肪をダイエットで落とすと、筋肉も減る。
脂肪と炭水化物の組み合わせは、自然界には存在しない。低炭水化物ダイエットはメタボにも減量にもよい。
低炭水化物ダイエットも、低脂肪ダイエットも糖分は制限している。
フルーツが体にいいのは食物繊維が含まれているから。
糖分はカロリーより危険な猛毒。
果糖はインスリン反応が出ないので、レプチンレベルは上がらず食べ続ける。インスリンが効きにくくなる。グレリンを低下させないので食べ続ける。
果糖の解毒剤=食物繊維と運動。
食物繊維が豊富な食べ物はエネルギー密度が低い。
運動だけで痩せないのは、基礎代謝を自動的に減らすから。
朝食で食物摂取エネルギーが高まる。
肝臓のエネルギー消費が高まるのは、寒さ、標高、甲状腺ホルモン、運動。
有酸素でも筋トレでもHIITでもよい。運動の効果は長続きしないので、しょっちゅう運動する必要がある。
果糖はブドウ糖と組み合わさって存在している。
スーパーではラベルがついていないものを買う。
デザートは週一回まで。
朝食にたんぱく質を摂り、寝る4時間前から食べない=グレリンを減らす=空腹感を減らす。
おかわりは、20分待つ。
運動によってコルチゾールのレベルは上がり、その後低く抑えられる。
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筆者は米国の小児内分泌障害の専門家。
体重130キロとか150キロとかの子どもがゴロゴロ出てきて、凄まじい筈なのに感覚がマヒしてくる。食事云々だけでなく、最後はボトムアップで国を動かさねば…ってのが米国的。パンツの上にはみ出た贅肉を「マフィントップ」と呼ぶのが一番衝撃的だった。これから毎日、つまむ度に思い出しそう(笑)。
この手の本は、チョイチョイ言うことが違う所と、どの本でも同じ事言ってる所とがある。最終的には自分の頭で考える必要がある。
ちなみにこの本は「朝ごはん必須」派。
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果糖の問題点をよく理解できた。筆者は、政府がジュースを低所得者に配り、肥満を招いていたことから活動を始める。肥満の原因は、患者自身にあると考えられがちだが、そうではないと筆者は言う。ホルモンが原因だという。インスリンが多ければ多いほど、脂肪も増える。低糖の食事をとり、食物繊維が豊かな食べ物をとり、同時に安全な脂肪を食べるようにすることが大切。朝食にタンパク質をとり、寝る4時間前から食べないようにすることや、運動も効果的。政府に対して、正しいことをするように働きかけることの大切さも筆者は訴えている。
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以前、砂糖の恐ろしさを描いた「あまくない砂糖の話 THAT SUGER FILM」というドキュメンタリーを見たことがある。
その時にすごく衝撃を受けたのがアメリカ政府と食品業界の関係
この本にもあるけど低所得者への支給に糖類がたっぷりのジュースやインスタント食品が多いという話がある
「安いから」「手軽だから」そして「おいしいから」
いつの間にか人類は甘い=おいしいという味覚に慣れさせられているんだな~
そうだよね~
日本だって例外じゃない
驚くほど甘いタピオカドリンクを行列して買う男女
お砂糖たっぷりのドーナツやケーキ
「これは甘くないから」と言って食べるパスタソースにも実はお砂糖がたっぷり…
このシュガーラッシュっていったい誰が得してるんだ?
って思ったら…もう食品業界しかないよね…
と…思うけど私も一時期ストレスで甘いものを求めるような生活をしていたな~でもって、見た目は痩せてるのに内臓脂肪たっぷりに…とほほ。まんまと私もダークサイドにはまっていたじゃないか!!(ちなみにこの本によると内臓脂肪は人を殺すけど皮下脂肪は長生きさせるらしいよ。)
で、この本読んで納得
ストレスが溜まると甘いものが食べたくなる…
これって脳の命令なんだってさ、もう麻薬みたいなものなんだって…抗えんな~
著者はアメリカの小児科医さん。
医学的立場(政府よりでもない&食品業界よりでも)で書かれているだけに実例も色々、そしてブームになっているダイエット話とかぶった斬ってておもしろい。
さてさて、この本を読んだ後に何を食べるか…
悩ましいところだね~。