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商品説明
ときどき境目がにじんでわからなくなるのです と シグナルのように尾を振りながら見えない声を撒いていた ひとは自分の細胞を所有することすらできず ときおり 消え 増える 消える(「クワカ ケルル」より) 詩集。【「TRC MARC」の商品解説】
ぽこぽこは遠くへ飛んでいった わたしのぽこぽこ
ぽこぽこが集まっている空がどこかにあって どこ
にもない色をしている
(「大きな木とどこにもない空」)
ぎりぎりの音
私が死んだあとに、体内で生き続ける微生物たちの笑い声―。
目に見えぬ、言葉を持たぬ者たちの、かそけき声に耳を傾ける。
『明るい日』以後、この時代を生きる人の心象に透明な声を刻み続ける詩人の新境地。
装幀=稲川方人【商品解説】
著者紹介
野木 京子
- 略歴
- 1957年11月14日、熊本県八代市に生まれる。立教大学文学部英米文学科卒業。2007年、詩集『ヒムル、割れた野原』で第57回H氏賞を受賞。
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