狼は闇夜に潜む

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投稿者：のりのり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この話のテーマは、一途な恋です。
出会った高校の時から、急な別れを経て10年後の再会まで、広瀬は久住が帰ってくるのを待っていました。それは、転勤する家族と別れてもひとり同じ家に残り、ゼミの旅行も行かずなるべくいつも家にいて、就職先も出会った高校の教師という徹底ぶり。まぁ、広瀬のところに来るということは、久住が大けがをしている可能性が高いわけで、その時にいなければ役に立たず久住を死なせてしまうかもしれない、となれば、家を空けられないのもわかりますが、10年も続けるなんてすごい。悪く言えば執着になりそうですが、広瀬の性格が一途な恋心に留めています。
人狼狩りの方は、なかなかスリルがありました。人狼も意外な人物で、戦闘シーンはドキドキしました。けがを癒せる広瀬は他の人狼狩りにも目を付けられるようで、後半の話では人狼狩りとも戦わねばなりません。でも、二人の想い合う気持ちがゆるぎない（なにせお互い10年も想い続けたくらいなので）ので、心配はありません。この事件をきっかけに、広瀬は仕事も始末をつけて久住についていこうと決めます。この思い切りの良さ！本当に久住が好きなんだなぁ。（久住も、一族に反対されて半殺しのような目にあわされても諦めずに試練を頑張っていたので、こちらも純愛だなぁ）
二人とももう27歳のはずなのに、別れた高校生のままのような一途な恋心を持ち続けているのが、爽やかでとてもよかったです。

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投稿者：nandakanaa　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

絶対買ってないはずなのに既視感が。雑誌掲載作品だからですね。後半は甘々かと思ったらそうでもなかった。でも最終的にはリュウの一族と一緒に暮らすらしいので、危機管理は万全で幸せに暮らせるらしいです。