「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
反転する福祉国家 オランダモデルの光と影 (岩波現代文庫 学術)
著者 水島治郎 (著)
【損保ジャパン記念財団賞(第15回)】福祉国家再編や社会的「包摂」に取り組むと同時に、移民排除に進むオランダ。対極的な現象に通底する論理は何か。モデル(光)とアンチ・モデ...
反転する福祉国家 オランダモデルの光と影 (岩波現代文庫 学術)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
【損保ジャパン記念財団賞(第15回)】福祉国家再編や社会的「包摂」に取り組むと同時に、移民排除に進むオランダ。対極的な現象に通底する論理は何か。モデル(光)とアンチ・モデル(影)の交差するオランダ政治を考察し、現代社会の構造的変容を浮き彫りにする。〔2012年刊の改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
オランダモデルと言われる雇用・福祉改革が進展し、「寛容」な国として知られてきたオランダ。しかし、そこでは移民・外国人の「排除」の動きも急速に進行した。この対極的に見える現実の背後にどのような論理が潜んでいるのか。ポピュリズムに揺れる激動の時代を読み解く。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 光と影の舞台――オランダ型福祉国家の形成と中間団体
- 第一節 現代政治の歴史的文脈
- 1 「身軽な国家」オランダの成立
- 2 一九世紀後半――自由主義と宗派勢力の対抗
- 3 二〇世紀――「柱」社会と中道キリスト教民主主義政党の優位
- 第二節 オランダにおける「保守主義型福祉国家」の成立
- 1 「保守主義型福祉国家」とは
- 2 大陸型福祉国家の特徴
著者紹介
水島治郎
- 略歴
- 水島 治郎(みずしま じろう)
1967年生まれ.千葉大学法政経学部教授.専門はヨーロッパ政治史・ヨーロッパ比較政治.東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了.博士(法学).著書に『戦後オランダの政治構造――ネオ・コーポラティズムと所得政策』(東京大学出版会),『ポピュリズムとは何か――民主主義の敵か,改革の希望か』(中公新書,第38回石橋湛山賞),『保守の比較政治学――欧州・日本の保守政党とポピュリズム』(編著,岩波書店)など多数.
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
オランダの現代の政治政策を丁寧に考察した一冊です!
2019/01/25 15:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、オランダにおける現代の政治政策・方針について丁寧に様々な文献をもとに考察した画期的な一冊です。オランダの雇用・福祉改革が推し進められている一方、それとは全く反対の移民排除の政策が行われています。この一見、相反する政策の背景にはどのような思想、どのような考えが隠されているのでしょうか。同書を読めば、これらの相反する政策が存在する理由が明らかになってきます。
紙の本
光と影
2021/03/11 16:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
植民地時代の小さな大国オランダにおける、包摂と排除を通じた福祉・労働・移民をめぐる再編の構図の歴史を見ながら、如何に我が事(我が国の事)と認識できるかを問いかけている書。