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紙の本
平成の東京12の貌 (文春新書)
著者 文藝春秋 (編)
タワマン、虐待、新3K職場…。この50年間で東京人の意識や生活はどのように変化したのか。ノンフィクション作家らが東京の人々にまつわる物語を綴る。『文藝春秋』連載を書籍化。...
平成の東京12の貌 (文春新書)
平成の東京 12の貌
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商品説明
タワマン、虐待、新3K職場…。この50年間で東京人の意識や生活はどのように変化したのか。ノンフィクション作家らが東京の人々にまつわる物語を綴る。『文藝春秋』連載を書籍化。「昭和の東京12の貌」も同時刊行。【「TRC MARC」の商品解説】
平成31年は、天皇陛下が退位して皇太子が新天皇に即位し、5月からは新しい元号になります。また、翌年には2回目の東京五輪が開催されます。一回目の東京五輪は昭和39年に開催され、それを契機に昭和後半の日本は高度経済成長の波に乗り、経済大国の道を突き進みました。しかし、平成に入ると、バブルが崩壊し、政治や社会の様々な歪みが顕著となってきました。この間、日本の首都・東京はどのように変貌を遂げたのか。
本書は、月刊『文藝春秋』で連載した「50年後の『ずばり東京』」から、主に東京に住む人々の暮らしや意識の変遷を描いた12本の記事を選んで収録しました。毎回違うノンフィクション作家が自身で取材するテーマや街を選び、リレー形式で執筆したもので、昭和と平成という二つの時代を筆者が行き来するルポルタージュです。
〈本書の内容〉
ゴジラとタワーマンション 髙山文彦
保育園反対を叫ぶ人たち 森健
虐待と向き合う児相の葛藤 稲泉連
東大を女子が敬遠する理由 松本博文
「ラジオ深夜便」のある生活 樽谷哲也
エリートが集う「リトル・インド」佐々木実
はとバスは進化し続ける 小林百合子
八丈島の漁師と青梅の猟師 服部文祥
いまどき女子は神社を目指す 野村進
新3K職場を支えるフィリピン人 西所正道
将棋の聖地に通う男たちの青春 北野新太
貨物専用「JR隅田川駅」のいま 長田昭二【商品解説】
街が変われば人も変わる。急増する外国人、社会に不寛容な高齢者、子供を虐待する親……。現代の東京人の姿を12人の筆者が描く。【本の内容】
収録作品一覧
ゴジラとタワーマンション | 高山文彦 著 | 9−34 |
---|---|---|
保育園反対を叫ぶ人たち | 森健 著 | 35−61 |
虐待と向き合う児相の葛藤 | 稲泉連 著 | 63−87 |
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新書本に期待するちょうどよい深さ
2019/03/03 18:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブックワーム - この投稿者のレビュー一覧を見る
タワーマンション、はとバス身近なようで身近でない。それらをうまく取り上げ、東京で見られる人間模様を上手に浮き上がらせている。
新聞記事の取材は一般的に時間勝負を求められるから浅くなってしまうものだ。読んでは、すぐ忘れてしまうように新聞記事の内容も浅くなる。ルポルタージュというと重くなりすぎる。丁寧な取材をしている分、余計な情報も多くなり、すぐに読みきれない。
本書は新書が伝える内容として、丁度よい深さと思える。周辺情報がほどよく盛られ、全体の内容を支えている。新書を買うとき、いつもこんな深さを期待していたのではないか。
保育園開園反対がニュースになっている。滑稽だからニュース価値があるのか?一般に滑稽とは珍しいことだからそう感じるもののように思えるが、これは東京で頻発している。この異様な現象を取り上げ、東京の変化とその対応に(建設的な点)ついて扱う「保育園反対を叫ぶ人たち」は秀逸だった。
全体として、身近な東京について、新しい視点を与えてくれる良書だった。