祟り神様の愛し子 （幻冬舎ルチル文庫）

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投稿者：nandakanaa　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

祟り神というより、烏の妖が狐に騙され殺され、祟りを恐れた人々が神社に祭られ神格化された黒羽と、人の子の奏のお話。微妙に設定に突っ込みいれたくなりますが、単純に恥ずかしがり屋の恋バナだと思って読めば、楽しいです。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

和物妖かしモードになっていたので
祟り神に惹かれて・・・って読んだら、
祟り神が可愛らしい鴉でした(笑)
タイトルで祟り神に様がついているってところで
察するべきだったか(笑)
夜尾様・・ちょっとヘタレ気味ではありましたが、
（時雨登場で引きこもってしまうし）
愛らしさでよしです。
オムライス大好きだったり、
特に食べるのが必要ではないと言いつつ
良く食べるし(笑)
あ、でも無理矢理致さない優しさにきゅんときちゃいました。
（この手の話では珍しいですから←おいおい）
あ、でももう少し鴉らしいところがあっても良かったかもと思ったり。
最後は烏の習性話で・・・やっぱりくるよねって感じでしたけど。

奏は奏で、「特別な魂」とか言われるくらいに
ちょっと純で。
幼馴染にひそかに恋していたり、
お母さんに大事に育てられていたなぁって感じ。
黒羽が掌中の珠のように扱うのもわかります。

時雨は・・・人を操ったりするのはお得意みたいですけど
本当に強いの？？？的な最後で・・・。
うむむ・・・本当は黒羽が好き？なのよね？？？
昔もふられたはらいせ的なのね？

食いしん坊の神様のせいで逼迫した家計問題は
無事に解決したのでしょうかねぇ？(笑)
まあ、幸せそうなので深く追求しないことにしましょう。

妖しい和物作品を読もうと思っていたのに
ちょっとあやかし入った可愛らしい作品読んでしまいました。

☆3.5評価、４にするのは微妙なところです。

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「魔◯がふやけてしまいそうだ」本文より。

ややおどろおどろしい表紙とプロローグから怖い系かなぁと思いながら読んでみると、「溺愛ものとのお題のもと、地元で忘れ去られていた祟り神様と天涯孤独となった青年のお話（あとがきより）」でした。

ネタバレがあります。

夜尾神社に祀られた鴉の祟り神様攻め、母親思いで町役場に勤める二十歳の青年受け。受け視点、ときどき攻め視点。

幼い時に祟り神様と交わした約束を果たすため、同居することになった受け。はじめは戸惑っていましたが、少しずつ同居生活が馴染むにつれて惹かれてしまい・・・

想像していたよりも展開が怖くなく、寧ろ祟り神様がヘタレで可愛くて安心しました。ナチュラルに愛の言葉を捧げるところもよかったです。