白と黒が違った世界でも繋がる物語
2021/10/17 13:52
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投稿者:clover - この投稿者のレビュー一覧を見る
もしもの世界の物語だけど、本編と無関係とは言えなくて、とにかくクライマックスが切ない…
表紙にいる織田作さんが気になりすぎて手に取りましたが、読後は満足なのやら切ないのやらでいっぱいです。
戦闘シーンなどハラハラする場面も多いなか、
探偵社の芥川さん、かわいい…と思ってしまうところもあって楽しく、読み応えがありました。
これにほぼ近いものが劇場版入場者特典の小?冊子だったとは…
星河さんの描く漫画版のBEASTも素敵ですが、いつもの春河さんの挿絵やラフ画が見られて良かったです。
立場が入れ替わった二人が紡ぐ世界
2021/03/25 18:37
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投稿者:ぷちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
劇場版で特典として配布された小説の加筆修正版です。修正の過程で、キャラクターによっては違った結末を迎えているので、完全版もオススメです。
ポートマフィアの敦くん、武装探偵の芥川。
何故、彼らは本編とは違う人生を歩んでいるのか。それは、本編と立場が違うのが敦くんと芥川だけではないから。どれほどの掛け違いが起こると、このようなIFの世界が出来上がるのか、物語を読んでいくと切なくなってきます。
そもそも、このIFの世界はなんなのか。ただのファン向けのパラレルワールド設定ではなく、本編へと繋がっている世界の話です。それが分かるとき、なぜ表紙に織田作がいるのか意味が解ります。
一応は1巻完結となっていますが、まだまだ、こちらのIFの世界の物語も続く余地がありそうなので、続きがあるようなら、ぜひとも読みたいです。
巻末には、IF世界の彼らのラフ画があります。かなり衣装が違うので、必見です!
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所謂ifストーリーでしたが、やっぱりだざーさんはだざーさんですね。彼がifなのかそうでないのかも気になります。映画館で手に入れられなかったので、文庫化有り難うございました。後書き読むと二次創作したくなったりしますね(笑)
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もし芥川が探偵社に、敦がポートマフィアにいたら。
映画特典版で一度読んでいたけれど、加筆部分も大きくて、とにかくよかった。二次創作でもよくあるifの物語ではあるけれど、それにお祭り以上の意味がある。とにかく『太宰治と黒の時代』は絶対読んでおいてから、こちらを読むべき。
自分を追い詰めてしまっている敦。でも、太宰は本編同様に、敦に救いの道を用意している。この太宰も、生きるのなら人を救う方になろうとしている太宰と言っていいのでは。
敦と鏡花がお互いを大切に思っているのが痛いほど伝わってくるけど、それは同時にお互いしかいない、という孤独でもある。探偵社にいる芥川は、それなりに賢治や谷崎と交流を持って、仲間としているのに。本編なら、敦も鏡花も、そのような仲間がいるのに。
本編の銀は何をどう思っているのだろう、とか。本編の芥川は獣ではないのか。それとも、獣であるけど人間になろうとしているのか。銀がそれを見ている距離が違うだけなのか。あと気になるのは、本編では芥川の側にいる樋口の存在がかけらもないこと。彼女はどういう人なんだろう。
谷崎が芥川に探偵社員であることとは、を伝える場面がありますが、このシスコンコンビ(言い方)わかりあうものがあるのかな。本編ではあまり想像できない関わりですけど、妹が大事、という点で、何か対峙する事件があってもいいなあ、なんて。本編では与謝野さんの過去も明らかになったことだし、そろそろ谷崎の過去話(とナオミの正体?)もいかがでしょうか。
賢治の考え方がいい。いいことと悪いことが半分ずつ。結局、自然と共に、悪いこともいいことも受け入れて生きる、そういう気持ちを持てることが、強さなのかも。
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映画でのプレゼント冊子が発売。
この調子で中也バージョンも発売希望。アニメも大変よかった。こっちも外伝扱いでアニメ化希望。
芥川と敦の立場が逆だったら?とゆーお話。
なんちゃって、で終わるかと思ったら、結構しっかり本編と世界観を繋げてきてて、おおすごい、と思った。
子守が上手くなった芥川とかサイコーなんですけど。
太宰がめっちゃ切なくて、織田作〜!!泣っとなった。
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パラレルワールド的な感じで、本編とは雰囲気も違って面白かったです。
太宰の孤独さが痛々しくて、
それもまた本編とはもちろん、少し違う感じで、良かったです。
そして、あとがきがまた良かった!
同じキャラクターが一つの物語を生きるんじゃなくて、
別の物語を生きる。
そういう風に考えられるって、いいな~と思いました。
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所々説明不足な点や不可解な点は見受けられたが、自分はやつがれファンなので、やつがれが活躍していたら何でも許してしまう。敦君に至っては原作のキャラより好きかもしれない。織田作とやつがれの絡みがもう少し欲しかった。中也と太宰、敦と鏡花の間に何か特別な情のようなものを感じるが具体的に何があったのか知りたい。
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文豪ストレイドッグス本編のキャスティングを少し変更して「もし、中島敦と芥川龍之介の立場が逆だったら?」というif論で編み出された物語。
主要2名の立ち位置が変わると、また違うストーリーが出てくるもので、面白く読みました。
どちらかというと、敦よりも芥川がメインに語られます。
探偵社の面々と意外としっくりなじみ、それなりに探偵業に勤しむ彼。
これまで芥川のアンチだった人にも受け入れやすい話になっています。
織田作も主要な役どころで大活躍しています。
パラレルワールドのからくりを唯一知っているらしい太宰との邂逅シーンは、なかなかほろにがいものでした。
それにしても、パラレルワールドものは、キャラクターの立ち位置が変わるため、ともすれば混乱を招きやすいもの。
ファンにとっては嬉しい企画ですが、細部にわたってはつじつまが合わないところが気になります。
銀はどうなったのか、芥川はどうなるのか・・・?
話がこれで完結したようには思えず、かといってまだ続くのかもよくわからない、スッキリとしない感じが残りました。
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途中まで僕くんが農作業してる可愛い…くらいの感想しか出てこなかったけどラストがとても好きだった。
織田作と太宰さんの関係性が刺さる。
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実写映画化の予習のために読んでみた。
ifの世界を描いた外伝ということだが、実は過去にこのシリーズの漫画も他の小説も映画も全く観たことがなかったため、元々の設定や内容自体を知らない。
だからどうかと思ったが、全く問題なくすらすら読み進められた。
漢字の使い方が独特な印象。作品全体に漂う雰囲気みたいなものも好きだったので、本来の設定も読んでみたくなった。
映画で一体どう表現されるのか楽しみなシーンがいっぱいなのだけど...、公開っていつなんだろう??
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なるほどif世界…むしろ公式同人誌…。
もとからワンコだったけど、ますますただの可愛いだけのワンコになってしまった芥川…探偵社恐ろしい…。
織田作生きている世界線はこうなのか…安吾どうなっちゃったかなぁ…そりゃこの世界守りたいよなぁ太宰は。最後にちゃんと森先生が先生していて良かった。
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ifの世界っていうのが特別感あるよね。(*´ー`*)話もおもしろい。芥川が白っていうのが新鮮・・・!
推し(鏡花ちゃん)も姿が変わってて、かわいいいいい!
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太宰と織田作の関係を知っているがために、辛かった。『本』の正体がわかった。まさか文ストでパラレルワールドが出てくると思わなかった。芥川が太宰さんリスペクトじゃないのもまたおもしろいところ。「貴様の、それはー罪悪感、だ」
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何それ公式同人????????????と思うような設定や…
だけどゆるぎない敦鏡でサンキューな…
しかし芥川パイセン、愛されてるな……
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太宰さんの想いがエモかった…!
太宰さん、本当に大事に思ってるんだね。
現実世界での芥川が知ったらヤキモチ妬くよ?