- 販売開始日: 2021/11/30
- 出版社: 双葉社
- ISBN:978-4-575-31439-7
「怪奇大作戦」の挑戦
著者 著者:白石雅彦
放送50年、若き才能と時代が生んだ奇跡の名特撮ドラマ、決定的ドキュメンタリー登場。前作『「ウルトラセブン」の帰還』で絶賛された驚異の分析力で定説に挑む! 1968年9月1...
「怪奇大作戦」の挑戦
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商品説明
放送50年、若き才能と時代が生んだ奇跡の名特撮ドラマ、決定的ドキュメンタリー登場。前作『「ウルトラセブン」の帰還』で絶賛された驚異の分析力で定説に挑む! 1968年9月15日、第1話「壁ぬけ男」の放送で円谷プロの新シリーズ「怪奇大作戦」は幕を開けた。怪獣も宇宙人も登場しない新路線に戸惑っていたのは、視聴者だけでなく、金城哲夫をはじめとするスタッフも同様だった。一方で「マイティジャック」の失敗が、若き才能が集う“梁山泊”の先行きに暗い影を落としていた。それでも彼らは、切磋琢磨の中から、テレビ史に残る珠玉の傑作を送り出していく…。金城哲夫、上原正三、実相寺昭雄、円谷一、飯島敏宏…60年代後半、夢の映像工房に集った若き才能の角逐と光芒。その足取りを丹念に分析し、「そのとき何があったのか」を再構築する。前3作で圧倒的評価を得た著者が挑む、待望のドキュメンタリー第4弾。今回も史料と証言から、名作の歴史的事実に迫る。
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迫真のルポルタージュ。
2019/04/08 15:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まるわれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
放送50年を経て、なお燦然と輝き続ける名作テレビドラマ「怪奇大作戦」制作の時代と実態を迫真の筆致で描く単行本シリーズの最新刊。制作時の逼迫した財政状況や企画の頓挫など、円谷プロダクション第1期黄金時代の終焉については本文を参照していただくとして、実制作部分への記述について「第24話」をはずす編集方針には(敢えて)異議を唱えたい。没シナリオや企画段階のストーリーまで言及している著者の的確で鋭い視点や深い考察は感服の一言だが、であればこそ欠番のエピソードにも踏み込んでほしかったというのが正直な感想だ。欠番も止むを得ないエピソードであっても、当時の情勢や(現代において)欠番となる根拠や社会事情など、後世に遺す意義は十二分にあると思う。後進の研究者のための第1級の資料本となる内容であるだけに非常に惜しい一冊であると言わざるをえない。
懐かしの時代の、作り手達の葛藤。
2021/01/05 09:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃、ウルトラシリーズは好きだったのですが。
「怪奇大作戦」は、なんか怖くて少ししか見ていませんでした。
その中で、「ウルトラセブン」から「マイティジャック」そして「怪奇大作戦」への。
作り手さん達の挑戦を解説している本書は、読み応えたっぷりでした。
当時や数年後に出た関連書と共に読んでいくと、さらに色々発見がありましたね。
特撮好きには、ホンマたまらん本でした。
その後の円谷プロの動きも知りたいので。
続編が出たら嬉しいです。
満足の一冊でした。