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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/04/05
- 出版社: 集英社インターナショナル
- サイズ:18cm/234p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7976-8036-2
紙の本
三河吉田藩・お国入り道中記 (インターナショナル新書)
著者 久住 祐一郎 (著)
第3回「日本ど真ん中書店大賞」受賞!! (ご当地部門愛知)書評・著者インタビューが掲載されました2019年 4/4 東日新聞 2019年 4/6 東愛知新聞 2019年 ...
三河吉田藩・お国入り道中記 (インターナショナル新書)
三河吉田藩・お国入り道中記(インターナショナル新書)
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商品説明
第3回「日本ど真ん中書店大賞」受賞!! (ご当地部門愛知)
書評・著者インタビューが掲載されました
2019年 4/4 東日新聞 2019年 4/6 東愛知新聞 2019年 4/9 中日新聞
2019年 5/11 週刊東洋経済 2019年 5/26 読売新聞 2019年 5/26 東京新聞
2019年 6/20 週刊文春 2019年 7/10 文藝春秋(8月号) 2019年 8/8 朝日新聞(東海3県版)など
三河吉田藩の目付役が書き残した詳細な記録から「参勤交代のリアル」を再現!
天保12年(1841)、病気の藩主に変わって江戸から国元の三河吉田(豊橋)への参勤交代を命じられた若殿・松平信宝(のぶとみ)。若殿にとっては初めてのお国入りである。
この参勤交代の準備を仰せつかったのが目付役の大嶋左源太。
しかし、決まらない日程、馬に乗れない老家臣、ダブルブッキング、初のお国入りの理想と財政難という現実……次々と問題が持ち上がる。左源太は、若殿を無事に出発させることができるのか?
磯田道史氏推薦!
「三河吉田藩の若殿様が参勤交代をした時の詳細な記録が発見された。この古文書をもとに参勤交代の驚くべき実情が明らかにされる」
――(本書「はじめに」より)
江戸時代に何万回と繰り返された参勤交代のうちのたった一回に焦点をあて、残された古文書を読み解いていくことでその実態を紹介しようという、きわめてミクロな視点の本である。しかし、ミクロな視点だからこそ見えてくるもの、知ることができるものも多い。電話やインターネットのような通信手段のない江戸時代で、何百人もの宿泊場所をどうやって予約していたのか。道中で発生した様々なアクシデントにはどのように対処していたのか。全国各地で日常的に繰り広げられていたが、現代の私たちにとっては知らないことだらけの参勤交代の実態が浮かび上がってくる。
――(目次より抜粋)
第1章 若殿と左源太
第2章 参勤交代アレンジメント
第3章 “サンキュー”におまかせ
第4章 必読!参勤交代マニュアル
第6章 その後の三河吉田藩と大嶋家
【本の内容】
著者紹介
久住 祐一郎
- 略歴
- 久住 祐一郎(くすみ・ゆういちろう)豊橋市美術博物館学芸員。1984年、新潟県生まれ。岡山大学教育学部卒業。同大学院社会文化科学研究科博士前期課程修了。豊橋市二川宿本陣資料館学芸員を経て現職。交通史学会常任委員。主要論文に「東海道二川宿における商家の経営と地域金融」(『三河―交流からみる地域形成とその変容―』雄山閣)、「大河内松平氏時代の吉田城」(『三河吉田城』 戎光祥出版)など。
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紙の本
参勤交代のすべてがわかるわけではない
2021/05/18 22:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、三河吉田藩(愛知県豊橋)の参勤交代の実態について、古文書を読み解いた豊橋市美術博物館学芸員による解説書である。本書では、参勤交代について様々な興味深い事柄を知ることができる。その内容の一例は次のとおりである。◆参勤交代を実施するうえで、重要な役割として、宿割(行列本体に先行して、宿泊予定の宿場町における旅籠屋の選定、旅籠屋ごとに宿泊する人を割り振る役)、宿払(各宿場における宿泊代・食料費・燃料費などの支払いを行う役)、船割(大河川を渡る手筈を整える役)の三役があった。◆大名行列の構成人員の多くは、「人宿」と呼ばれた派遣業者が斡旋していた派遣労働者であった。本書は、歴史学者の磯田道史氏推薦で、かつ「第3回日本ど真ん中書店大賞」受賞作である。期待値が高かっただけに、もう少し丁寧な解説があればと、若干残念に思った点もある。◆<吉田藩の参勤交代費用の総額は金600~700両ほどであったと考えられる。>との解説があるが、現在の貨幣価値に換算すると、どの程度なのか?貨幣換算が難しければ、吉田藩年間予算に対する比率などの例示があると理解しやすい。◆現在のように便利な通信手段がない江戸時代、参勤交代の旅籠の手配は、飛脚によるやり取りであったと想定されるが、どの程度の日数を費やしたのか?川止めで、急遽、宿泊予定を変更する場合、飛脚も川止めで、行動を制約されると思われるが、どのように対処したのか?等々。
紙の本
三河吉田藩・お国入り道中記
2021/01/12 19:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
天保年間に三河吉田藩七万石の若殿様松平信宝が、江戸から吉田藩のまでお国入りした参勤交代の様子が道中記として掲載されています。
吉田藩士で目付役であった大嶋左源太が記録した参勤交代に関する古文書が今回道中記として著書になっています。
実際に参勤交代の準備から道中の様々な様子や関係する事項について貴重な史料をもとに記載されており大変興味深く拝読いたしました。