偶像の黄昏
著者 フリードリヒ・ニーチェ , 村井則夫
ニーチェの最後の著作が流麗で明晰な新訳でよみがえる。近代の偶像を破壊しながら、その思考を決算したニーチェ哲学の究極的な到達であると同時に自身によるニーチェ入門でもある名著...
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ニーチェの最後の著作が流麗で明晰な新訳でよみがえる。近代の偶像を破壊しながら、その思考を決算したニーチェ哲学の究極的な到達であると同時に自身によるニーチェ入門でもある名著。
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ニーチェの思想の真髄に触れられる一冊です!
2020/05/26 12:02
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「神は死んだ」という名言で有名な19世紀のドイツ・プロイセン王国の哲学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェの作品です。同書の序で彼は、「さらに望ましい治療は、偶像の秘密を聴診すること」と述べており、ヨーロッパの病を診察する医者であるかのようです。この場合の最大の病はキリスト教であり、ニーチェは、キリスト教の欺瞞に満ちた道徳が生の本質に反するものであり、道徳によって人々が衰弱させられて不健康な状態にあると喝破しているのです。また、弁証術を用いるソクラテスやプラトンも批判の対象となっており、その根底にあるものが、イエス・キリストとのつながりを示唆していると考えられ、非常に興味深いです。同書の内容構成は、「箴言と矢」、「ソクラテスという問題」、「哲学における理性」、「いかにして真なる世界はついに寓話となったか―ある誤謬の歴史」、「反自然としての道徳」、「四つの大きな誤謬」、「人類の改善者たち」、「ドイツ人には何が欠落しているか」、「反時代的人間の渉猟」、「私が古代の人びとに負うもの」、「鉄槌は語る」となっており、ニーチェの思想の真髄に触れることができます!