参考となりました
2021/10/14 06:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さたはけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
空気が読めない子供や、集団に適応できない子供たちのマイナス面ばかりを見るのではなく、才能を活かしていくことが必要であると思いました。
同調圧力に負けないように育てる勇気が、とても大切にも感じました。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界史に残る超天才達の精神を分析して、興味深く読むことができました。発達障害との関係など、考えさせられました。
投稿元:
レビューを見る
【圧倒的な創造力、記憶力、計算力、そして破壊力】モーツァルト、アインシュタイン、芥川龍之介……天才の圧倒的かつ特異な能力はどこから生まれてくるのか? 精神医学の謎に迫る!
投稿元:
レビューを見る
偉業を成し遂げる人たちは、往々にしてアスペだったりADHDだったり、精神疾患があったりしているという内容の本。
野口英世、南方熊楠、夏目漱石、芥川龍之介、アインシュタイン、ダーウィン…などなど。実在の人物だけでなく、フィクション作品の人物も取り上げ、「この登場人物は著者のパーソナルが反映されている」というようなことも書かれていた。
前半は発達障害のことについて触れ、後輩はうつ病や統合失調症などの精神疾患について触れている。そして最後は「異分子を排除する日本の教育システムを変えないといけない!」と、日本の発達障害への理解や支援のなさを憂う。
色んな人物のエピソードを取り上げたり、その人物の幼少期の話かと思ったら、親の話や子供の話だったりと、なんだか話があっちこっちへ飛んでいた。読んでいて「この著者こそ、ADHD傾向にあるのでは?」と勘ぐってしまった。
読んでいて感じたのは、天才とは思考があっちこっちに飛んでしまったり、心ここにあらずの状態(マインドワンダリング)になりやすかったり、そうかと思ったら、突然集中力を増したり(過集中)する人だということ。
「それって俺のことじゃないか? つまり、俺は天才だったということか!」
…と、自分の生きづらい人生に光を与えてくれた本である。
投稿元:
レビューを見る
なんでもかんでも発達障害と関連して
述べているような感じもしましたが。
発達障害をベースに独自性をもった人たちにやさしい
寛容性のある世間になってほしいと改めて、読んで思いました。また自分もそうでありたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
野口英世、南方熊楠、モーツアルト、マーク・トウェイン、ヴィトゲンシュタイン、山下清、大村益次郎、ダーウィン、アインシュタイン、ドイル、サティ、ヘミングウェイ、チャーチル、ルーズベルト、夏目漱石、芥川龍之介、サリンジャー、中原中也、エリック・クラプトン、フレディ・マーキュリー。。。
本書で、ADHD, ASD、うつ病、統合失調症として紹介された人々のエピソードが満載でした。人類の歴史や科学、芸術の発展に寄与したこれらの人々が、平均的性格傾向から、程度の差はあれ解離していたという事実に、大きな業績を生むにはある意味、その心的風景も並外れていることが求められているのか、という印象も持ちました。
セレンディピティというのは、拡散思考のADHDの人が感応しやすい、と書かれており、創造性と発達障害(ADHD)の相性の良さについても認識を改めました。
投稿元:
レビューを見る
異能なる有名人たちが
「天才」として数多く取り上げられる
どの人物たちも
身近な(?)存在であるがゆえに
ふむふむ
なるほど
そういう分析をすると
そうなるわけだ
が 満載である
易しい言葉で綴られているので
最期まで興味深く読ませてもらった
第六章の「誰が才能を殺すのか?」
を 一番面白く思った
同調圧力の異常に強すぎる
この日本の国だからこそ
筆者のこの主張は
もっと喧伝されると
いいな
と 思っている
投稿元:
レビューを見る
このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。
とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
投稿元:
レビューを見る
発達障害ADHDについて詳しく書かれていたのは冒頭のみ紹介で、あとは偉人や歴史上の人物が発達障害だったのでは?という考察やその人物の行動を追った本。
生命科学の本だと期待していたからか、自分にはあんまりの本でした。歴史上の人物を読み解くならオススメ?
投稿元:
レビューを見る
天才と呼ばれる多くの人たちは大抵発達障害を持っていた。逆に発達障害は傑出した才能開花の可能性を秘めているとも言える。
世の価値観を変革するトリックスターは常人では担えない なり得ない。既存の価値観を無視・破壊し新たな価値を創造する発達障害者が時代を塗り替えていった。
文学や芸術には発達障害が原因となる鬱や不安障害による幻覚や幻聴が現す世界が投影されることが多い。常人の到底考え及ばぬものや作者独自の世界観として最高峰と評される作品は様々な精神病の苦悶の末に生み出されたものと作者の苦しみも含めて読むことができたらなお味わえるのではないだろうか。
天才が生み出した結果は注目されるけど、その過程や環境を辿ると大抵精神に何かしらの異常があり身辺処理や人間関係に欠陥を抱えてる。
世を変える・絶賛されるモノを生み出して一気に花開いたあと そのまま自ら抱える欠陥によって自滅の道を辿っていくのも変革者の共通点でもあるんだよね。
投稿元:
レビューを見る
創造性、独創性が高い天才たちの多くには発達障害と思わられる性質があった。
ADHDや自閉症。鬱病や統合失調症らしき人もいた。
しかし世間では、特に日本では常人から逸脱した人は排除されがち。
この世界は才能ある人たちにとって生きずら過ぎるかも。
天才たちのエピソードが単純に面白いので楽しく読める。
個人的に島倉伊之助さんのエピソード好き。
投稿元:
レビューを見る
■マインド・ワンダリングとは現在行っている課題や活動から注意がそれて無関係な事柄についての思考が生起する現象のこと。人間は目が覚めている時間のうち約30~50%を「心ここにあらず」の状態で過ごしているという指摘もある。
■マインド・ワンダリングは意識的なものと無意識的なものに大別される。その内容や広がりも、時間(未来、現在、過去)自己との関連性、モダリティ(言語、映像)などで分類され多様なものが含まれる。
■過去の多くの研究ではマインド・ワンダリングについてはネガティブな影響が強調され否定的にとらえられていたが最近になってポジティブな側面が注目を集めている。その代表的なものがマインド・ワンダリングと創造性との関連である。
・拡散的思考(発散的思考)が創造性における重要な要素
・拡散的思考とは新しいアイデアを多く生み出していく思考方法
・拡散的思考には思考の流暢性(発想の数の多さ)、柔軟性(発想の多様さや柔軟さ)、独自性(発想の非凡さや稀さ)など、創造性につながる要因が関連していることが明らかになっている
・拡散的思考の対極にあるのが、既知の情報から論理的に思考や推論を進めていき正解に到達しようとする「収束的思考」
・拡散的思考は既知の情報を元にしながら様々な方向に考えを巡らせてまったく新しいアイデアを生み出そうとする。一つの正解を求める収束的思考と異なり、自由な発想によって無限にアイデアを膨らませていく想像力が必要となる
■ランゲ=アイヒバウムによる「天才」の本質
①たいていの天才は精神病者ではなくて精神病質者である。
⓶こうした精神病質者の天才は内面的に分裂した心を持ち、緊張した神経質かそれとも神経症的である。
③精神病質であると同時に何かの麻薬中毒であることが多く、たやすく一過性の精神病になった経験を持っている。
④精神病質の基盤の上に極端な精神的例外状態を示すものが多い。心内沈潜、放心、幸福感、創作陶酔、法悦感、霊感の横溢、回心の危機など、このような状態はしばしば誤って「狂気」と周りから思われる。
⑤本当に精神病が出現した場合でも精神病的障害と生産的創作との間にいつも原因的な関連が成り立っているとは限らない。時間的に一致したということさえないことがよくある。
投稿元:
レビューを見る
■感想:
この本の内容のほとんど(6章中5章分)が過去の偉人や天才と呼ばれる人物を挙げて「天才は、何らかの発達障害や精神疾患と結びついていることが多い」ということをつらつら書かれている。
Ex)野口英世やモーツァルトは浪費癖があった。これはADHDの特性の一つ(衝動性の症状)。
んー新しい発見はないかな?と思っていたら最終章にて、天才を殺す社会について述べられいた。イスラエルやアメリカでは国をあげて「才能の育成」(天才の保護育成)に力を入れているらしい。
一方、日本の教育システムや日本社会は平均を重んじる傾向にある。今後、国民の平均点の向上に重きを置いた教育システムの抜本的な変革、様々な子どもに対応できる個別指導態勢の確率が求められる。
最近色んな本を読むと日本の教育システムが問題、時代遅れなのは自明と結論付けられているのに、何故変わらないのだろう?というか誰が変えるの?という疑問が浮かぶ。
■メモ:
・真の天才とは優等生ではなく、不穏分子である。
→一般社会からは扱いにくい異物として目を背けられやすく、社会から意識的に排除されやすい。
・知能と創造性は別モノ。
・創造に必要な条件:
①独創性
-未知の関係性の解明、物事に対する新しい視点など
②有用性/汎用性
-社会に恩恵をもたらす
投稿元:
レビューを見る
多くの事例から、いわゆる天才とされる方々に内包される精神的な症例に対して目を向ける書。タイトルからある種の重さを予感していましたが、思ったよりも(?)軽く読み進めることができました。最後にあるインクルージョン(包摂)が印象的でした。
投稿元:
レビューを見る
勉強も兼ねて読んでみました。
ずば抜けた才能があるだけでなく、それを存分に発揮できてしまう特徴も持ち合わせているのかと考えました。
ただ、一回読んだだけでは、内容を飲み込めた感じが足りないので、また読んでみようと思います。