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商品説明
人々の暮らしを豊かなものにすることを経営理念とし、同時に企業として適正な利益を上げているミッションコア企業。その常識や伝統に囚われない、時に型破りな経営事例をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
「世のため、人のためになり、ひいては自分のためになるということをやったら、必ず成就します」という松下幸之助氏の言葉から始まる本書。お客様、地域の人、従業員など、事業にかかわるすべての人が、うれしく、たのしく、役に立つ企業、著者はこれを「ミッションコア企業」と呼び、主流の経営理論ではその経営スタンスを理解することが難しかった18の事例について4つに分類し、詳しく紹介しながら、このような企業について、通底する経営のありようを探っている。
近年、経営戦略論で著名なマイケル・ポーターが提唱している「共通価値の創造(Creating Shared Value, CSV)」という概念が、やはり地域社会の改善を目指す考え方で注目を集めており、似た概念のように思われる。しかし、本書で著者は、この考え方は利益を生み出す手段として社会的な課題を扱っているに過ぎず、また、社会的価値と経済的価値のトレードオフに対応する方法を示しておらず、不十分と批判する。
すなわち、本書で扱うミッションコア企業は「社会的価値の提供が最優先目標であり、企業としての利益や成長は結果」とする企業であるという。そして日本の伝統的な経営哲学と米国流の経営戦略の設計思想の違いを明らかにしながら、CSVでは示されていなかった、そのような企業の経営プロセスを描き出す。
バブル崩壊以降、日本の経営哲学は、経済的リターンを最大化することに目標を置く米国流の経営哲学に取って代わられたと嘆く著者は、それはアメリカの文化や価値観にはふさわしいかもしれないが、日本では、日本の文化や価値観にふさわしい経営哲学に基づく経営が必要とする。そして、それを私たちで創り出していく必要性、また具体的な経営を時代に合わせ変えていくこと、また、違う文化・価値観の哲学だったとしても、部分だけ取り入れるのでなく、「和魂洋才」で日本にふさわしい形に調整して取り入れる必要性を訴える。
単に事例紹介にとどまらず、経営理念を築きそれに基づき経営していくために、具体的にどう考えどう取り組むかまで、やさしい語り口で説いている。【商品解説】
目次
- はじめに
- 序章 環境変化は経営の好機
- 第1章 食と農に寄り添う
- 第2章 心と体の健康に寄り添う
- 第3章 伝統に寄り添う
- 第4章 地域に寄り添う
- 第5章 ミッションコア企業のかたち
- おわりに
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