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僕のねむりを醒ます人 Sanctuary (Splush文庫)
お前を誰にも渡さない。たとえ俺自身にさえも。雪弥は11年ぶりに耀と再会する。かつて雪弥の心をズタズタに切り裂いた傲慢な幼馴染だ。だが、「君が好きなんだ、いまも」そう穏やか...
僕のねむりを醒ます人 Sanctuary (Splush文庫)
僕のねむりを醒ます人―Sanctuary―【電子限定イラスト付】
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商品説明
お前を誰にも渡さない。たとえ俺自身にさえも。
雪弥は11年ぶりに耀と再会する。かつて雪弥の心をズタズタに切り裂いた傲慢な幼馴染だ。
だが、「君が好きなんだ、いまも」そう穏やかに囁いてくる目の前の耀に、雪弥は強烈な違和感を覚える。
記憶の中の耀とはまるで別人なのだ。そして連れて行かれたマンションで――。
「もう一度、お前をこんなふうにしたかった」態度を豹変させ、雪弥をベッドにくくりつけて嗤う彼は、
まさしく雪弥がよく知る耀で…!?
沙野風結子の初期の名作が新イラスト・改稿のうえ新装版で登場!【商品解説】
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電子書籍
表紙が美麗
2020/03/27 10:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
切ないお話でした。
ハッピーエンドなんですが、素直によかったね~とはなれず。
雪弥を無理矢理抱いたことで皓という人格がうまれ雪弥は2人の人格に揺り動かされて、皓は雪弥を好きで悲しませたくなくて自分から消えて行った。
耀がすごい雪弥を大好きでその愛を2人で抱えてていて・・・。
耀が作ったことの無いオムライスを雪弥に出して皓を思い出して・・・。
紙の本
僕は・・・誰
2020/10/26 07:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2005年に書かれたものの新装版
多少改訂したようですが、
全体的な構成には手を加えていないとか。
後書きに「私の王道」と書かれていましたがなるほどと思いました。
旧作を読んでいないので、差は不明ですけど。
主役の二人とも子供の頃の傷が痛い。
特に「雪弥」の名前の由来はとても切なくて痛い。
その傷を癒やしてくれたと思っていた櫂とその家族だったけれど
手痛い目にあって雪弥自身は感情を失う。
人間としてはどこか欠けたまま生きている。
櫂自身も傷つき壊れている。
再会して再生していくのだが、
まあ、その行程がかなり痛いというかえぐいと申しますか。
酸味のある豆のブラックコーヒーというところでしょうか。
初めの方で櫂の状態はわかるのですけど、
事件の回収含めて、まっさらな状態で読むことをおすすめしたいので
これ以上は・・・控えておきます。
切なくはあるのですが、甘さはないのでそういうものをお好みの方は
避けた方が良いかもしれません。
タイトルの『僕のねむりを醒ます人』の「僕」。
僕はだれなのでしょうね。
☆3.5評価の4です