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命に国境はない 紛争地イラクで考える戦争と平和 (岩波ブックレット)
著者 高遠菜穂子 (著)
護憲だけでは戦争を止められない。では、どうする? 紛争地イラクで人道支援活動を続ける著者が、自らの体験をもとに、戦争のリアルな実態を伝え、平和を築くために何をすべきなのか...
命に国境はない 紛争地イラクで考える戦争と平和 (岩波ブックレット)
命に国境はない
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商品説明
護憲だけでは戦争を止められない。では、どうする? 紛争地イラクで人道支援活動を続ける著者が、自らの体験をもとに、戦争のリアルな実態を伝え、平和を築くために何をすべきなのかを問う。【「TRC MARC」の商品解説】
「平和憲法」を掲げながらも,軍事化が進み,戦争に加担する国へと変貌する日本.それでも他国の戦争は他人事なのか.イラクで人道支援活動を続ける著者が,自らの体験をもとに,戦争のリアルな実態,平和への希望を語る.【商品解説】
目次
- 第1章 暴力の連鎖がイラクに残したもの
- 第2章 私がイラク支援を続ける理由
- 第3章 イラクから見る日本
- 終 章 イラク戦争を知らない世代の皆さんへ
著者紹介
高遠菜穂子
- 略歴
- 〈高遠菜穂子〉1970年北海道生まれ。フリーランスエイドワーカー。イラクで現地武装勢力により拘束、解放後も人道・医療支援活動を継続する。著書に「戦争と平和」など。
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紙の本
自分たちが支持したイラク戦争
2019/09/20 09:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
高遠菜穂子さんといえば、人質事件で一躍有名になってしまった人。
激しく心ないバッシングに遭いながらも、節を曲げずに活動を続けている。
その高遠さんからのメッセージ。
終章は「イラク戦争を知らない世代の皆さんへ」となっていて、
若い人に向けて語っているのだけど、
それまでに書かれていること自体、
「イラク戦争を知っているはずの世代」も、
実はなにもわかっていなかったんだということを実感させられる内容だ。
イラク攻撃で多くの市民を殺した米軍の主力部隊は、沖縄のキャンプ・シュワブから派遣された海兵隊員であること。
自衛隊のイラク派遣が、それまで親日的だった人々を怒らせたこと。
「後方支援」とは「兵站」業務であり、これは軍事活動であること。
「平和の国」という日本のイメージはもはや過去のものであること。
著者はこう書く。
「自分たちが支持したイラク戦争が、イラクに何をもたらしたのか」
いやいや、オレはイラク戦争には反対だったよ、という人がいるかもしれない。
でも日本政府はイラク攻撃を支持し、支援した。
わたしたち日本の有権者はその政府を選んだのだ。
「政府が勝手にやったイラク戦争」ではなく「自分たちが支持したイラク戦争」と、
とらえなおすことから考えていかないといけないのである。
最後のページに、著者の希望が語られる。
「今の私にとって、唯一の希望はこの「イラク戦争を知らない世代」です。
彼らは無関心なんかじゃない。
知る機会がないだけなんだ。
打てば響くよ、この子たち!」
さあ、この本を読んで、気がついた大人から、若者を響かせていこう。
紙の本
じっくり読みましょう。
2019/06/26 22:15
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高遠さんのお話、10回聞いているかな?
その都度、お話は進化しています。
そして、彼女が、情報鎖国と名付けたとおり、
日本にいると、
本当のことが見えません。
何ができるか、どうすればよいか、
彼女がいくつかの答えを出してくれています。
できることから、歩いていきますね。