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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2019/06/24
  • 出版社: 幻戯書房
  • サイズ:19cm/492p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-86488-172-2
  • 国内送料無料

紙の本

フェリシア、私の愚行録 (ルリユール叢書)

著者 ネルシア (著),福井 寧 (訳)

好事家泣かせの遊蕩三昧! 不道徳の廉で禁書となった、ほしいままにする少女フェリシアを主人公にした、18世紀フランスの痛快無比な〈反恋愛〉リベルタン小説の初訳。ネルシア年譜...

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フェリシア、私の愚行録 (ルリユール叢書)

税込 3,960 36pt

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商品説明

好事家泣かせの遊蕩三昧! 不道徳の廉で禁書となった、ほしいままにする少女フェリシアを主人公にした、18世紀フランスの痛快無比な〈反恋愛〉リベルタン小説の初訳。ネルシア年譜、訳者解題も収録。【「TRC MARC」の商品解説】

「私をこんな馬鹿な女にした神々が悪いのです。」
好事家泣かせの遊蕩三昧!! 不道徳の廉で禁書となった、
ほしいままにする少女の、18世紀フランスの
痛快無比な〈反恋愛〉リベルタン小説。本邦初訳。【商品解説】

目次

  • 第一部
  • 第一章 作品のサンプル
  • 第二章 言葉少なに多くを語る章
  • 第三章 欠かせない前置き
  • 第四章 移住
  • 第五章 読者には退屈かもしれなくて申しわけない章
  • 第六章 本当のこと〜流行に導かれて〜旧弊というもの
  • 第七章 霊的指導者とシルヴィーナの友人とお知り合いになる章
  • 第八章 少し前の章と重なるけれども読んだ方がいい章
  • 第九章 あまり面白くないけど無駄ではない章

著者紹介

ネルシア

略歴
〈ネルシア〉1739〜1800年。ブルゴーニュ地方ディジョン生まれ。フランスの小説家。

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紙の本

偽善的な社会通念への反発

2020/03/21 16:46

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

18世紀フランス革命前の貴族社会。愛欲を欲しいままにする少女フェリシアの物語。騎士、家庭教師、司教、行きずりの少年、英国紳士。次々と相手を変えるが、どの男にもそれなりの愛着を抱く。

最初から最後まで遊蕩三昧で、正直ダレる。だが、兵隊の襲撃、伯爵の自殺未遂、思いがけず明かされるフェリシアの出生など、随所で波乱が起きる。そして最後には、皆が収まるべき所に収まる。冗長な部分もあるが、しばしば起きる小事件が読者を惹き付け飽きさせない。

革命前の爛熟したフランス貴族社会が鮮やかに描かれている。豊富な挿絵も素敵だ。フェリシアをはじめ登場する奔放な人間たちは、表向き貞節の美徳を説く偽善的な社会通念に対する挑戦者と云えようか。

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