「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/06/20
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:19cm/253p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391036-9
紙の本
佐々井秀嶺、インドに笑う 世界が驚くニッポンのお坊さん
著者 白石あづさ (著)
自殺未遂を繰り返し、色に溺れ、不思議な縁でインドに渡り、宗教界のスーパースターとなった佐々井さん。密着取材すると、暗殺の危機や陰謀渦巻く世界が待ち受けていた…。小さなお坊...
佐々井秀嶺、インドに笑う 世界が驚くニッポンのお坊さん
世界が驚くニッポンのお坊さん 佐々井秀嶺、インドに笑う
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
自殺未遂を繰り返し、色に溺れ、不思議な縁でインドに渡り、宗教界のスーパースターとなった佐々井さん。密着取材すると、暗殺の危機や陰謀渦巻く世界が待ち受けていた…。小さなお坊さんの偉大な日常に迫るノンフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】
大多数がヒンドゥー教徒であるインドで、不可触民と呼ばれる人々を中心にカーストのない仏教に改宗する人々がいま爆発的に増えている。不可触民とはインド人口12億人のうちの約2割を占める、一番下の階級(シュードラ)にさえ入れないカースト外の人々、ダリット。3000年間にわたり、「触れると穢れる」と差別されてきた人々が、いま次々に仏教に改宗し、半世紀ほど前には数十万人しかいなかった仏教徒が今や1億5千万人を超えている。その中心的役割を果たしてきたのが、佐々木秀嶺だ。
わずか十畳ほどの部屋で暮らし、擦り切れた衣をまとった自称「乞食坊主」。子どもを見ると顔を綻ばせて喜ぶ心優しい小柄なお坊さんだが、その正体は電話一本で何万人もの人を動かすインド仏教の大親分。核実験が起きれば首相官邸まで乗り込み、ヒンドゥー教徒に乗っ取られた仏教遺跡を奪還するため何ヶ月も座り込みを敢行。弱い立場の人々のため、「これが武士道だ」と言ってみずからの命も惜しまず、モラルに反することには断固抗議。日本からやってきた怪僧にインド人もビックリ!である。
色情因縁に悩み、3度の自殺未遂を経て、高尾山からタイ、そしてインド・ナグプールへ。龍樹菩薩のお告げに従い、インドで一生仏教布教に専念すると決めてからは、ブッダガヤ闘争やマンセル遺跡の発掘など、インド中を巻き込む闘いを単身挑んできた。インドの貧しい人々のために身を捧げ続けるのは、男・佐々井さんの「武士道」精神だった。
本書は、ほんの偶然から佐々井上人を取材することになった、女性ライターによる密着同行記である。
100万人がいっせいに仏教に改宗する「大改宗式」の様子や、佐々井さんの日常生活、そして陰謀と迷信うずまくディープなリアルインドを、爆笑必至のユーモア溢れる筆致で描く。【商品解説】
目次
- 序章
- 第1章 ナグプールのインドラ寺
- 第2章 よろず相談所
- 第3章 悪魔祓いに孫の手を
- 第4章 人生の暗夜行路
- 第5章 三度の自殺未遂
- 第6章 色情因縁の嵐
- 第7章 「我は龍樹なり」
- 第8章 でんでこを持った乞食坊主
- 第9章 ガンジーが嫌われたのはなぜ?
著者紹介
白石あづさ
- 略歴
- 〈白石あづさ〉日本大学藝術学部美術学科卒業。フリーライター&フォトグラファー。旅行雑誌、週刊誌などに執筆。著書に「世界のへんな肉」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
アンベードカルと仏教と佐々井秀嶺
2023/05/09 05:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
マハトマガンジーは知っていたが、アンベードカルは全く知らなった。
不可触選民の解放の為にインドで仏教を復活させた偉人の事が日本ではほとんど知られていない
アンベートカルが復活させた仏教を引き継いだのが日本から来た僧侶だったのも知らなかった。
煩悩に苦しむ波乱万丈な人生からすべてを捨てて人々の為に命をかける佐々井氏の生き方はまさに仏教の教えそのものだと思った。
紙の本
生き仏
2019/08/17 23:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドで仏教を説く佐々井秀嶺さんをインドに訪ねて行って密着取材された、貴重なドキュメント。取材は佐々井さんの年齢の半分くらいの若い女性ということで、軽妙でストレートな語り口。佐々井さんの伝記「破天 インド仏教徒の頂点に立つ日本人」を書かれた山際素男さんは男性だったので、違う視点で佐々井さんの姿が描かれます。宿坊に虫がいたとかハトがいたとか詳しく描写するフレッシュさも臨場感をかもしだしてくれます。
異国で差別とたたかい、救いを求める人すべてに向き合うご苦労は常人の想像を絶するものですが、確実に救われる人がいます。これが本当のお坊さんなんだなあと感銘をうけます。
本当はとんでいってお手伝いしたりお話を聞いたりしたい日本人も沢山いるでしょうが、著者が代わりに引き受けてくれている感じ。
ご病気をしたと聞いていたので、とりあえず取材時はお元気で良かったなあとしみじみ思いました。