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- カテゴリ:小学生 中学生 高校生
- 発売日:2019/09/26
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/174p
- 利用対象:小学生 中学生 高校生
- ISBN:978-4-06-517059-5
読割 50
紙の本
みかん、好き?
著者 魚住直子 (著)
拓海の前に突然あらわれた、風変わりな女の子・ひなた。拓海の祖父が作るみかんに感動して東京から瀬戸内海の島までやってきたという。ひなたと祖父はどんどん仲良くなり、一緒にみか...
みかん、好き?
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商品説明
拓海の前に突然あらわれた、風変わりな女の子・ひなた。拓海の祖父が作るみかんに感動して東京から瀬戸内海の島までやってきたという。ひなたと祖父はどんどん仲良くなり、一緒にみかんを育てることに…。甘酸っぱい青春小説。【「TRC MARC」の商品解説】
「みかん、好き?」
突然、女の子が言った。
「え?」
「私は大好きなのじゃ。食べすぎて、冬になると全身が黄色くなるくらい」
ほら、と袖をまくった。
「最初は手のひらや足の裏が黄色くなるけど、そのうち手の甲や足の甲も黄色くなって、さらに食べ続けたら、顔もお腹も黄色くなるのじゃ。といっても、今は春だからだいぶ薄くなったけど。冬はもっと黄色かったのじゃ」
何を言ってるんだろう。拓海はあとずさった。中学生か高校生に見える。でも見かけたことのない顔だ。
「そうじゃ」と、女の子が思い出したように手をたたいた。
「ここって、西村実さんのみかん園かどうか知ってる?」
「え、じいちゃんを知っとるん?」
「孫なの?」
女の子がぱっと笑顔になった。
「よかった。やっぱりここが西村実さんのみかん園なのじゃ」
そう言うと、斜めにぶら下げたバッグから、定期券入れのようなケースを取り出した。
――本文より
西村拓海の目の前に突然あらわれた、少し変わった話し方をする女の子・長谷川ひなた。拓海の祖父がつくるみかんに感動して東京からはるばるやってきたという。困惑する拓海をよそに、ひなたと祖父はどんどん仲良くなり、いつのまにやら一緒にみかんを育てることに……。彼女に振り回されながら、みかん作りを通して少しずつ成長していく、甘酸っぱい青春小説。【商品解説】
著者紹介
魚住直子
- 略歴
- 〈魚住直子〉1966年生まれ。広島大学教育学部心理学科卒業。「非・バランス」で講談社児童文学新人賞、「Two Trains」で小学館児童出版文化賞、「園芸少年」で日本児童文学者協会賞受賞。
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紙の本
『みかん、好き?』
2019/12/19 21:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬戸内海の島で暮らす西村拓海はフツーの高校1年生
じいちゃんのみかん畑で風変わりな女の子と出会う
びっくりして拓海が立ち止まると、
その子も気がついたらしく、ぱっと振り返った。
二人は一瞬、無言で見合った。
「みかん、好き?」
突然、女の子が言った。
その子は長谷川ひなた
じいちゃんの作ったみかんに感動して、東京からわざわざ島の高校の特進クラスを受験して入学したという
土も虫もみかん作りの作業も好きではない拓海だったが、ひなたとじいちゃんに巻き込まれ、いっしょにみかんを育てることになってしまう
「だってみかん、好きじゃろ?」
魚住直子の新刊は安心して読める“甘酸っぱい青春小説”
紙の本
柴がいい味出してる
2023/04/28 21:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬戸内海にある父の故郷の島に中2の時に引っ越してきた拓海は田舎の虫や不便な環境に不満だった。
ある時じいちゃんのみかん畑で変な方言を喋る女の子と出会い…。
というようなお話ですが、特にガールミーツボーイというような雰囲気ではなく(拓海は多少あったのかな?)もう1人の柴くんという同級生と女の子と三人の交流が描かれています。
個人的には悪い噂のあった柴くんと拓海が仲良くなるのが良かった。
彼のキャラクターが良いので続きを書いてほしいです。