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紙の本
弥勒 (集英社文庫)
著者 篠田節子 (著)
救済とは何か? ヒマラヤの仏教美術の国パスキム。政変と殺戮の渦中に潜入した新聞社の永岡は革命軍に捕らわれ…。旧習を打破し、完全平等の理想郷を求める人間達のもたらす惨劇。恐...
弥勒 (集英社文庫)
弥勒
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商品説明
救済とは何か? ヒマラヤの仏教美術の国パスキム。政変と殺戮の渦中に潜入した新聞社の永岡は革命軍に捕らわれ…。旧習を打破し、完全平等の理想郷を求める人間達のもたらす惨劇。恐怖と戦慄の世界を臨場感豊かに描いた大作。【「TRC MARC」の商品解説】
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業
2020/07/17 01:15
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
答えのない、混沌の小説。
ただの変化に不可逆な時間軸を混ぜ込んで、
「進歩」と名付ける人類の業が洗われる気がする。
宗教への信仰か。科学への信仰か。
いずれにしても、信仰なくして人類の繁栄はない。
事実の羅列で人を従えて、理想郷を作るのは、
パンドラの箱を開けてしまったそのときから、できないと決まっているのだと思う。