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紙の本
菩薩 由来と信仰の歴史 (講談社学術文庫)
著者 速水侑 (著)
仏の慈悲行を通して一切衆生を救おうとする修行者「菩薩」。観音、弥勒、地蔵、日光・月光…。20以上におよぶ各尊の由来や役割、形像の特徴、日本への伝来と信仰の歴史を、写真や図...
菩薩 由来と信仰の歴史 (講談社学術文庫)
菩薩 由来と信仰の歴史
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商品説明
仏の慈悲行を通して一切衆生を救おうとする修行者「菩薩」。観音、弥勒、地蔵、日光・月光…。20以上におよぶ各尊の由来や役割、形像の特徴、日本への伝来と信仰の歴史を、写真や図版をまじえて解説する。〔東京美術 1982年刊の改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
観音菩薩をはじめ、弥勒菩薩、文殊菩薩、地蔵菩薩、日光・月光菩薩・・・などなど、様々な姿で親しまれ、信仰の対象となっている菩薩とは、いったいなにか。それぞれの名前の由来や、役割と利益、形像の特徴、日本への伝来と信仰の歴史などを分かりやすく解説する。
菩薩とは、サンスクリット語のボーディ=サットバに由来し、「悟りを求める人」という意味を持つ。それも、ただ自分中心の修行ではなく、仏の慈悲行を通して一切衆生を救おうとする、大乗仏教の理想的修行者像を意味する。最初は釈迦菩薩だけだったのが、大乗仏教の発展の中で、弥勒、観音、勢至・・・など「十方世界」に多くの菩薩が修行につとめていると考えられるようになったという。なかでも観音菩薩は、ヒンドゥー教の影響も受けて、十一面、千手千眼、馬頭など、多様な変化観音に分化し、その性格や利益をそれぞれに示している。
写真や図版、イラストをまじえて、20以上におよぶ各尊の特徴も示した、仏教学の入門書。仏像鑑賞の手引きにも最適。
〔原本:『菩薩―仏教学入門―』 東京美術、1982年刊〕
【商品解説】
目次
- 〈目次〉
- 菩薩とはなにか
- 観音総論
- 観音各論
- 聖(正)観音
- 十一面観音
- 不空羂索観音
- 千手観音
- 馬頭観音
- 如意輪観音
著者紹介
速水侑
- 略歴
- 1936年、北海道生まれ。北海道大学文学部史学科卒業。専攻は日本仏教史。北海道大学助教授、東海大学教授等を経て、東海大学名誉教授。2015年、没。おもな著書に、『観音・地蔵・不動』(講談社現代新書)、『観音信仰』『地蔵信仰』(塙書房)、『弥勒信仰』(評論社)、『平安貴族社会と仏教』『日本仏教史 古代』『源信』(吉川弘文館)、『浄土信仰論』(雄山閣)、など。
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菩薩について
2022/06/16 12:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
さまざまな菩薩について像様やインド・中国・朝鮮から日本にどのように伝来したか、どのように信仰されてきたかが分かりやすく解説されており古い本ではあるが読みやすい。
紙の本
仏の慈悲を通して、一切衆生を救おうとする修行者である菩薩について歴史的に見た画期的な書です!
2020/02/28 11:38
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、仏教における「菩薩」について、その由来や役割、さらには歴史的に見たその形像の特徴や変化などを詳細に解説した画期的な一冊です。菩薩というのは、同書の著者によれば、「仏の慈悲行を通して一切衆生を救おうとする修行者」のことだと主張されています。そして、釈迦菩薩が最初に登場し、時代を経て、弥勒、観音など多くの菩薩が現われたと述べられています。同書では、こうした菩薩について図解や写真を交えながら、分かりやすく解説し、日本社会への仏教の普及を見ていきます。