- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2019/10/24
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-516920-9
商品説明
綿柎開(わたのはなしべひらく)、水始涸(みずはじめてかるる)、朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)――。季節を表す言葉を鍵に、物語は膨らんでゆく。十二人の作家の想像力で、旧暦「二十四節気七十二候」が現代の物語に生まれ変わった。六世紀ごろに大陸から伝わり、改暦を重ねながら明治の初めまで用いられてきた旧暦。そこには春夏秋冬の四季に留まらない、さらにこまやかな季節が織り込まれている。大暑や立秋、大寒といった季節の節目を表す二十四節気と、「地始凍」「熊蟄穴」など、動植物や空模様がそのまま季節の呼び名に採り入れられている七十二候。古来伝わる“季節の名前”が現代の作家たちを刺激し、味わい豊かな掌篇に結晶した。<旧暦の魅力を知る解説つき>」*電子版には筒井康隆「蒙霧升降」は収録されていません。西村賢太「乃東枯」重松清「鷹乃学習」町田康「大雨時行」長野まゆみ「綿柎開」柴崎友香「玄鳥去」山下澄人「水始涸」川上弘美「蟋蟀在戸」藤野千夜「霎時施」松浦寿輝「地始凍」柳 美里「朔風払葉」堀江敏幸「熊蟄穴」白井明大「輪のようにめぐる季節のさなかで 二十四節気七十二候について」
目次
- 西村賢太「乃東枯」
- 重松清「鷹乃学習」
- 町田康「大雨時行」
- 筒井康隆「蒙霧升降」
- 長野まゆみ「綿柎開」
- 柴崎友香「玄鳥去」
- 山下澄人「水始涸」
- 川上弘美「蟋蟀在戸」
- 藤野千夜「霎時施」
- 松浦寿輝「地始凍」
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
良い本です
2024/01/25 16:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な作家の短編小説に出会えます。久しぶりに、柳美里さんの文章にも出会いました。昔は苦手な筆致だなと思いましたが、今回は心地良く読めました。