ヒトの世界の歩きかた （モノクローム・ロマンス文庫）

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投稿者：まぐろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ2作目になります。
前作を読んでいた方が世界観がわかりやすいです。

犬がヒトになる世界なんですが、ローマンはヒトになってまだ年数が経っていないのでヒト慣れしていない部分があるんですよね。
そんな不器用なところがかわいく、マットが惚れるのもわかります。
ランスに股間やセックスのことで電話するのは笑ってしまった。
その電話に戸惑うランスもまたかわいい。
そしてローマンの過去が明らかになるんですが、大事な人を失っているのでとてもせつないです。
前作よりも犬要素が少ないかな、と思いながら読んでいたんですが中盤でローマンの犬が出てくるのでうれしくなりました。
マットの父により、すれ違いが生まれるんですが、マットが全てを受け入れるところはローマンへの愛が伝わってきて感動です。

何度も読み返したくなる素敵なシリーズに出会えて感謝です。
ありがたいことにまだ続くようですので、読んでいきたいと思います。

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投稿者：KoLe　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

1巻目で設定がわかっているのでどうかなと思いましたが、ものすごく面白かったです。値段がはるので躊躇しましたが買って良かったです。
1作目で寂しそうだったローマンが主人公です。生い立ちが大変で読んでてオロオロしましたが、犬ならではの無垢な質問を投げかけるところや好みのもの(ブロスやブランケット)がおかしかったです。初めての自慰の心理描写など絶品でした。人間てすごいのな、と感動すら覚えました。
とにかく軽くハラハラしてからのハッピーな着地に満足です。

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投稿者：生姜と檸檬　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

後天的なクイックであるローマンの物語ということで、前作よりも人間との絆についてより抒情的に描かれており、とても読み応えがありました。
愛犬家なら涙なくして読めないのではないでしょうか。
ローマンのただただ朴訥として純粋な心根に悶えました。

相方がマッドクリークに感じる違和感や複雑な感情も面白かったです。
ランスやティムのその後もふんわり感じ取れて幸せ倍増でした。

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投稿者：M　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

可笑しな行動をして受けに嫌われたくないとセクシャルな内容でも真面目に毎度ランスに質問するのが面白かった。
あと比喩とかジョークはまだ理解できない事もあるけど、
その気安い軽口を喜んでる姿が好き。
シャンパンをシュワシュワするやつって表現するの可愛かった。
このシリーズいっぱい続いて欲しい。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

前回脇で出てきたローマンの話
ローマンはクイック4代目のランスと違って
クイックになりたて。（クイックになって2年！）
どちらかというとまだ犬より・・・
クイックになったからってぱっと人間らしく生きられるわけではない。
（そうだよねーってしみじみ思った）
前作のシェパードのぱしっとしたりりしいイメージだけじゃない。
可愛すぎる・・・あまりの犬的可愛さに悶絶しそうでした。
人間で行ったらまだまだ思春期前くらいな感じの様相です。
（しかも奥手な！！！！！！！！）
軍用犬としての優秀さとのギャップがたまらないです。

前作でも書かれていたハンドラーのジェイムズとの別れ
そして、マットとの出会い
マットへの思い
ローマンの純さにくらくらしてしまいました。
ランスがローマンの質問にくらくらしているのを見て
こちらもくらくらですよ（笑）

前回はティムが自分のことでいっぱいいっぱいなのと
あまり町の人たちがでどうこうっていうのがなかったせいか
そういう描写が少なかったのですが
今回はみんなが犬っぽいです。
肉汁って・・・！！！！
マットだけではなく他所からきた人間にとっては怪しさ満点の町ですよ

とにもかくにも今回はローマンの可愛さにくらくらしっぱなしのお話でした
（しかもシェパード好きだし・・・）

そして、このシリーズがHOW-TOものなんだって納得しました。
（原題が1作目から「HOW　TO　～」なんです。）

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投稿者：さな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ヒトになって日の浅い主人公、そのピュアさが堪りません。

ドタバタあってのハッピーエンド、読後感が爽やかで幸せな一冊でした。