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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/12/05
- 出版社: 文藝春秋
- レーベル: 文春学藝ライブラリー
- サイズ:16cm/207p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-813084-7
紙の本
人間の生き方、ものの考え方 (文春学藝ライブラリー 思想)
著者 福田 恆存 (著),福田 逸 (編),国民文化研究会 (編)
常に疑問を持ち思索を続けることを説いた思想家・福田恆存による学生への特別講義全4篇を完全再現。悪、歴史と現実、西洋と日本など、現代に至る問題を平易に論じ、混沌とした先行き...
人間の生き方、ものの考え方 (文春学藝ライブラリー 思想)
人間の生き方、ものの考え方
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商品説明
常に疑問を持ち思索を続けることを説いた思想家・福田恆存による学生への特別講義全4篇を完全再現。悪、歴史と現実、西洋と日本など、現代に至る問題を平易に論じ、混沌とした先行きを照らす。【「TRC MARC」の商品解説】
言葉は時代の価値観に左右され、人と人が真に分かり合うことはない。人間は孤独だ。だが、絶望から出発しなければならないのだ――。常に疑問を持ち思索を続けることを説いた思想家が、悪、歴史と現実、西洋と日本……現代に至る問題を、平易に論じ、混沌とした先行きを照らす。学生への特別講義四篇を完全再現。
この世にあるのはその場そのときの大義名分を獲得しようとあくせくする人間の感情やその場しのぎの論理の無限のぶつかりあいだけなのだと言って回って、絶対の真理や正義があると信ずる人びとと喧嘩をした。その喧嘩がまた一種の御芝居なのであった。どこまで行っても御芝居。これぞ福田である。――解説・片山杜秀【商品解説】
人間は絶対孤独で、人と人が真に分かり合うことはない。だから考え続けよ。絶望から出発するのだ。混沌とした先行きを照らす箴言集。【本の内容】
収録作品一覧
悪に耐える思想 | 11−65 | |
---|---|---|
「近代化」とは何か | 67−109 | |
現代の病根 | 111−142 |
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紙の本
「歴史」と「自然」と「言葉」
2023/02/23 21:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は4つの講義と、それに纏わる「学生との対話」とで構成された書き起こしです。どのテーマも黙考する深くて興味深い内容ばかりでした。
本書に通底するのは、タイトルに題した「歴史」「自然」「言葉」だと改めて感じます。これら3つのワードに対し、如何に我々が表層的にしか考えていないかを痛切に思い知らされます。
またこれら3つ以外に「絶対的なものはない」という内容にも言及されてあり、私自身の考え(この世に絶対というものはない、永遠というものはない)に一致感を覚えました。
じっくりと腰を据えて噛み締める事の出来る、重厚感溢れる一書だと言えます。