雨と詩人と落花と
著者 葉室麟
天領の豊後肥田、私塾咸宜園の塾主である広瀬旭荘は二度目の妻・松子を迎えた。剛直で激情にかられ、暴力をふるうこともある旭荘。しかし、心優しき詩人である彼の本質を松子は理解し...
雨と詩人と落花と
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商品説明
天領の豊後肥田、私塾咸宜園の塾主である広瀬旭荘は二度目の妻・松子を迎えた。
剛直で激情にかられ、暴力をふるうこともある旭荘。しかし、心優しき詩人である彼の本質を松子は理解し、支え続けた。
だが、江戸で松子は病魔に倒れる。
時は大塩平八郎の決起など、各地が騒然としている激動期。
儒者として漢詩人として、そして夫としてどう生きるべきか。旭荘は逡巡し、ある決断を下す。
動乱の時代に生きた詩人の魂と格調高い夫婦愛を描く著者畢生の書。
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雨と詩人と落花と
2020/02/04 19:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
豊後日田の広瀬旭荘は私塾・咸宜園の塾主として後妻に松子を迎える。
短気で激情的で現代でいうDV夫で先妻も去っていった。
しかし松子はそんな旭荘の本質は心優しき詩人であると、生涯に渡って夫を献身的に支え続けた。
幕末の激動の時代に、妻を始め兄の淡窓や久兵衛の支えで詩人として名を馳せることが出来たが、若き松子を江戸の地で病で亡くしてしまう。
詩人の旭荘も松子が支えたからこその人物であったと思います。
著者葉室麟氏は漢詩にも精通していて尊敬しています。
松子
2023/02/06 22:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し前に、初めて読み終えたとき、なんなんこんなDV夫は。くらいしか思わなかったのですが……。読み返して、あらためて、松子の視点で、夫を観察会して読みました。読み返しても、松子……。うーんでした