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文庫

紙の本

ザ・チェーン連鎖誘拐 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 エイドリアン・マッキンティ (著),鈴木恵 (訳)

レイチェルの娘が誘拐された。犯人の要求は身代金の送金と他人の子を誘拐すること。犯人もまた息子を誘拐され、人質にとられていた。何者かが仕組んだこの連鎖誘拐システム〈チェーン...

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ザ・チェーン連鎖誘拐 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

税込 858 7pt

ザ・チェーン 連鎖誘拐 上

税込 858 7pt

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紙の本
セット商品

ザ・チェーン連鎖誘拐 (ハヤカワ・ミステリ文庫)セット

  • 税込価格:1,71615pt
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明

レイチェルの娘が誘拐された。犯人の要求は身代金の送金と他人の子を誘拐すること。犯人もまた息子を誘拐され、人質にとられていた。何者かが仕組んだこの連鎖誘拐システム〈チェーン〉は、首謀者にたどり着くことができず…。【「TRC MARC」の商品解説】

誘拐された娘を救うために、他人の子を誘拐することになった母親を襲う危機また危機!英米ミステリ界で絶賛された超話題作上陸。【商品解説】

誘拐された娘を救うために、他人の子を誘拐することになった母親を襲う危機また危機!英米ミステリ界で絶賛された超話題作上陸。【本の内容】

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みんなのレビュー13件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

<ザ・チェーン>は鎖であり、がっちりした輪っかでつながっていくもの。

2020/03/15 04:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

よく見たらこれシリーズものじゃないじゃん!
エイドリアン・マッキンティの<ショーン・ダフィーシリーズ>の舞台はアイルランド、しかし本作の舞台はアメリカ、そもそもショーン・ダフィーは出てこない!
単独作ですよ、じゃあいきなり読んだっていいじゃないの。
というわけで読み始めたら、しょっぱなから引きずり込まれました・・・。
連鎖誘拐とは・・・「お前の娘を誘拐した。 返してほしければ、他人の子供を誘拐しろ」という電話がかかってくるという・・・。
多くは言えない!
しかし自分の子供を誘拐したのは、子供を誘拐された別の親で、お互い子供を殺したくないけれど自分の子供が殺されるというならば誰の子供でも殺す、という親ならではの共通認識がこの物語を恐ろしいものにしている。
何が起こるかわからないが、起こるならば悪いほうだろうという予兆に満ちており、上巻はものすごい勢いで読んでしまう。自分には子供がいないが・・・誘拐される子供たちと同年代の親はこれを読んで平気でいられるのだろうか?、と感じてしまうほど恐ろしい。
が、下巻に入ると若干失速?
この連鎖誘拐システム<ザ・チェーン>を仕切っているのは誰か・・・に触れてくるとスローダウンで、なんかもったいない感。しかも「え、今ここで、それ、書いちゃう?!」という、フェアを意識するあまりか手掛かりを堂々と開示してくれるので、真実が明らかになる次の章終わりの最後の一行で驚けない!
とはいえ、傑作が多々ある“誘拐もの”ジャンルの中で“連鎖誘拐”というワンアイディアで突っ走ったのは素晴らしい。登場人物に対して感情移入か共感の境目ぐらいの距離間を保たせるってのも絶妙。
巻き込まれて死んだ人がただただ哀れ。
悪意にはいつ牙をむかれるかわからない。
面白かった!、と素直に言えないくらい心臓に悪い。

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紙の本

唯一無二の設定と卓越したスピード感及び緊迫感

2020/03/20 01:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

誘拐犯の要望は被害者にも誘拐を行わせること。
この素晴らしい発想を軸に本作は物語が進んでいく。
副題の通り誘拐が「連鎖」していくのだ。
被害者である主人公が愛娘の為に加害者と同じ位置まで堕ちていく。
しかし、元はといえばその加害者も被害者なのである。
この様な関係性を互いが認知していたため、加害者と被害者という関係でありながらどこか共犯者めいた関係になっていく様は本作ならではであろう。
加害者と被害者が一蓮托生の関係になるという物語は初見だった。

本作はその設定の素晴らしさもさることながら、物語のスピード感及び緊迫感がとても良い。
慣れない犯罪に対する主人公の葛藤や焦燥感が、物語のそれらを倍増させている。

ただでさえ不幸な境遇の主人公にどこまで過酷な試練を与えるのかと思いつつも、ページをめくる手を止められない。
また、連鎖誘拐のシステムを作ったと思わしき犯人の描写もチラホラ挿話されるので、その正体や目的なども気になるところ。

優れたサスペンスやスリラー作品は、読んでいて辛いと思わせたり胃が痛くなるようなキリキリとした緊迫感を抱かせながらも読む手を止めさせないものだと思う。
本作はその点において極めて優れた作品である。
下巻でも、上巻のスピード感及び緊迫感を維持してほしい。

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2020/04/09 13:59

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2023/07/16 23:28

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2020/03/16 17:45

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2020/03/28 09:37

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2020/04/25 15:11

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2020/08/30 16:22

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2020/10/22 21:15

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2020/11/16 12:00

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2021/07/07 23:11

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2021/08/23 14:58

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2021/08/12 23:07

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