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紙の本
徒然草 無常観を超えた魅力 (中公新書)
著者 川平敏文 (著)
「無常観の文学」と言われる「徒然草」だが、江戸幕府に仕えた儒者・林羅山は儒教に基づく注釈書を作り、近松門左衛門は浄瑠璃で兼好を色男として描いた。「徒然草」の知られざる章段...
徒然草 無常観を超えた魅力 (中公新書)
徒然草 無常観を超えた魅力
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商品説明
「無常観の文学」と言われる「徒然草」だが、江戸幕府に仕えた儒者・林羅山は儒教に基づく注釈書を作り、近松門左衛門は浄瑠璃で兼好を色男として描いた。「徒然草」の知られざる章段や先達の読みを通して奥深さと魅力に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
鎌倉時代末期に兼好法師によって書かれた日本文学史上屈指の古典『徒然草』。現在は「無常観の文学」との理解が主流だ。しかし、ベストセラーだった江戸時代には、もっと多様な読み方がされていた。江戸幕府に仕えた儒学者の林羅山は儒教に基づく注釈書を作り、近松門左衛門は兼好法師を色男として浄瑠璃の題材にした。本書は『徒然草』の知られざる章段や先達の読みを通じて、その奥深さに迫る。【商品解説】
著者紹介
川平敏文
- 略歴
- 〈川平敏文〉1969年福岡県生まれ。九州大学大学院博士課程後期課程修了。同大学准教授。博士(文学)。専攻は日本近世文学・思想史。「徒然草の十七世紀」でやまなし文学賞、角川源義賞受賞。
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紙の本
「つれづれ」の解釈の変遷を膨大な文献に基づいて追った労作
2020/07/03 10:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「つれづれなるままに」の「つれづれ」だけでも、数種の約(解釈)がされてきたのには驚かされた。近世・近代で解釈が異なってくるのも、その時代の人の思想(仏教・儒教・国学など)に影響を受けている部分が大きくて、その流れも興味深い。「徒然草」の案内は勿論、一次史料を用いた著者の生涯、資料論、語釈、読書論(読み方としての講釈、講釈の場も含む)、近代研究史(言説史)をカバーしている。