- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2020/05/26
- 出版社: 早川書房
- ISBN:978-4-15-041466-5
駆逐艦キーリング〔新訳版〕
著者 セシル・スコット・フォレスター , 武藤 陽生
寒風と波濤に抗い、北大西洋を航行する37隻の輸送船団。だが、その護衛艦隊指揮官、米海軍駆逐艦〈キーリング〉の艦長クラウス中佐に安寧の時はなかった。待ち受けUボートの群に対...
駆逐艦キーリング〔新訳版〕
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商品説明
寒風と波濤に抗い、北大西洋を航行する37隻の輸送船団。だが、その護衛艦隊指揮官、米海軍駆逐艦〈キーリング〉の艦長クラウス中佐に安寧の時はなかった。待ち受けUボートの群に対し、味方の護衛艦はわずか4隻! 物資を待つ同胞のため、なんとしても狼の群を蹴散らし英国に届けるのだ! トム・ハンクス脚本&主演で大型映画化された、ホーンブロワー・シリーズの巨匠が描く白熱の海戦小説、新訳版。解説/岡部いさく
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一駆逐艦の艦長の視点で描かれてるにも拘らず、敵Uボートをも含む迫力ある海戦絵巻となっている。
2020/07/30 08:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一駆逐艦の艦長の視点で描かれてるにも拘らず、敵Uボートをも含む迫力ある海戦絵巻となっている。物語の半分くらいは敵Uボートの位置の探索と、それを攻撃するための捜艦指示に費やされており普通なら退屈だと思うのだが、それを3次元で行動できるUボートを僅か半径10mしか有効打撃を与えられない爆雷で仕留めるという至難の業の為の頭脳戦として描くことで緊迫感と迫力を生み出しているのである。更に、敵の次の行動を読みあうことで、実際に登場してこないUボートすら実際に姿を現し縦横無尽に役割を果たしている。潜水艦ものというと、駆逐艦とUボートとの双方の視点から描かれた不朽の名作映画、『眼下の敵』が思い出されるが、本作のように見えない敵を見えないままとして描くことでその不気味さを巧みに描いた作品も捨てがたい魅力が有りますね。2020年に、トム・ハンクス主演で映画化されるというので、どのような仕上がりになるか今から楽しみ。
Uボートの狼群から大船団を4隻の護衛艦が懸命に守る海の男たちの物語
2020/10/01 17:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はいかいびと - この投稿者のレビュー一覧を見る
Uボート対護衛の駆逐艦の戦いは、映画のみならず小説でも多く取り上げられてきた。その中でも本書は、海の男ホーンブロワーシリーズの作者フォレスターの作品である。フォレスター自身も海軍に従軍し、海に出ていた男しか書けないような描写がよい。
主人公であるクラウス艦長の冷静沈着ながらも戦闘時に求められる即決即断の際の葛藤も描かれており、戦闘ではないが仕事や商売でも求めらる即決即断のシーンをわが身に振り返って、対比するおもしろさも味わえた。
また戦闘時に部下をいかに使うか、部下の心理状態まで考えて、指示をするクラウス艦長の行動はビジネスでも役に立つだろう。