「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
地検のS (講談社文庫 地検のS)
著者 伊兼源太郎 (著)
司法回り記者の沢村は、湊川地裁での取材中、地検の総務課長・伊勢の姿を見かける。陰の実力者と噂される男が、ありふれた事件になぜ…。「置き土産」をはじめ、元記者が「正義」のあ...
地検のS (講談社文庫 地検のS)
地検のS
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
司法回り記者の沢村は、湊川地裁での取材中、地検の総務課長・伊勢の姿を見かける。陰の実力者と噂される男が、ありふれた事件になぜ…。「置き土産」をはじめ、元記者が「正義」のあり方を問う、全5編の検察ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】
その男、悪か正義か――。
元新聞記者だから書けた!まったく新しい検察ミステリー。
一週間以内に特ダネを――。
東洋新聞の司法回り記者・沢村慎吾は追い詰められていた。
湊川地裁での取材中、地検の総務課長・伊勢雅行が法廷を覗く姿を見かける。
陰の実力者と噂される男が、ありふれた事件になぜ関心を寄せるのか(「置き土産」)。
事件の裏には必ず”奴”がいる。
圧倒的リアリティーで描く、全5編の連作“検察”ミステリー!【商品解説】
収録作品一覧
置き土産 | 7−76 | |
---|---|---|
暗闘法廷 | 77−138 | |
シロとクロ | 139−211 |
著者紹介
伊兼源太郎
- 略歴
- 1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』(受賞時「アンフォゲッタブル」を改題)で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。他の著書に、『事故調』『外道たちの餞別』『密告はうたう』『地検のS』がある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
主役が「助演男優賞」的な活躍の短篇集
2021/08/09 12:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「事件持ち」で知った伊兼源太郎さんの短篇集。どの作品も主役の伊勢雅行が「助演男優賞」的で、読み進める毎に引き込まれていきました。続編も出ているので楽しみです。個人的には4篇目の「血」が良かったかな。
電子書籍
思わぬもうけものでした
2020/07/08 10:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハマさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸を思わせる架空の町「湊川」地検を舞台とした短編5編。それぞれの短編の主人公は司法担当新聞記者、検察事務官、女性弁護士、女性検事、地検総務課員と異なるが、真の主人公は湊川地検の「シロヌシ(白い主)」と呼ばれる、「爬虫類を彷彿させる目」と「抑揚のない声」を持つ湊川地検総務課長。5つの短編を通じこの「シロヌシ=S」の真実の姿が明かされていく。
地検が舞台なのでそれぞれの話で事件が絡むが、主となるのは謎解きではなく、人間模様。ナカナカ読ませます。
「正しくないとされる行動が、実は人間として正し」かったらどうするのかをそれぞれの主人公は問われ、それについて葛藤する姿が描かれています。
女性検事が主人公となる「血」が私には一番グッときました。
思わぬめっけものでした。この作者伊兼源太郎は本作の次に「巨悪」という作品を書いていますが、意外なことに私以前に購入していたのです。ずっと長く「積読」状態でした。本作を読んでから、著者のほかの作品も読んでみようかなと思って調べて気づきました。そもそも、なんで本作を購入したのかがブクログ非公開読書メモにも記載がなくわからないのです。
★4つ(一食抜いても読むべし)です。