「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
エレクトス・ウイルス 上 (竹書房文庫)
アフリカのクルーガー国立公園内のゾウから、新種のウイルスが検出された。それは生物を太古の姿に変える「退化ウイルス」だった。生物学者ルーカスと古生物学者アンナは、ウイルスの...
エレクトス・ウイルス 上 (竹書房文庫)
エレクトス・ウイルス 上
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
アフリカのクルーガー国立公園内のゾウから、新種のウイルスが検出された。それは生物を太古の姿に変える「退化ウイルス」だった。生物学者ルーカスと古生物学者アンナは、ウイルスのゼロ地点と思われる研究所を発見するが…。【「TRC MARC」の商品解説】
全世界退化開始
遺伝子に刻まれし太古の記憶を未知なる病菌が呼び覚ます――
感染症拡大の渾沌を警告するバイオSF巨篇
アフリカ有数の環境保全区・クルーガー国立公園内で保護されていたゾウが一夜にして形態変化を遂げる。
四本の牙を持つ異形の姿は、中新世期に栄えた長鼻類「ゴンフォテリウム」そのものだった。
血液を分析した結果、エボラ熱に匹敵する新種のウイルスが検出される。
この病菌が感染した個体に<退化>を促進させたことは明らかだったが、突発的な先祖返りの謎を解く手がかりまでは発見できなかった。
WHOはクルーガー国立公園を緊急閉鎖。
だが、退化ウイルスの感染は予想をはるかに上回るスピードで拡大し、ネズミやトリ、植物までもが太古の姿へ形態を変化させていく。
事態を重く見たWHOの感染症対策本部のステファン・ゴードンは、生物学者の部下ルーカス・カルヴァーリョと古生物学者アンナ・ムニエを現地に派遣する。
2人はウイルスのゼロ地点と思われるバイオセーフティレベル4の研究所を発見。
さらに彼らは、研究所の警備員が先史時代の人類――「ホモ・エレクトス」に退化していたという衝撃の事実に直面する。
すでにヒトへの感染が始まっていたのだ。
時を同じくして、古生物と化した数多の動植物が世界各地で目撃されるようになり、退化ウイルスの情報が拡散。
同時に、ウイルス感染も世界規模へと拡大していく――。
フランス各紙で絶賛されたバイオSFが待望の日本上陸!!【商品解説】
感染症の研究ラボで発見された新種のウィルス−−それは全ての生物を原始の姿に退行させる退化促進ウィルスだった。【本の内容】
著者紹介
グザヴィエ・ミュレール
- 略歴
- グザヴィエ・ミュレール
フランス、ブルターニュ在住。『Les détectives de l'étrange』でデビュー。
著作に『Dans la peau d'un autre,』や「L'oracle du vent」シリーズなどがある(いずれも未邦訳)。
物理学で博士号を獲得した知見をもって科学ジャーナリストとしても活躍する一方で、ふたりの子供のよき父親であり続けている。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
深く考えずに楽しむ空想SFパニックものといったところ。
2020/09/27 13:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
深く考えずに楽しむ空想SFパニックものといったところ。シンプルイズベストと言わんばかりに細かい科学的裏付けなどは割愛しての展開は読み易さとしては良いが、余りにも科学的根拠の乏しい展開に切迫感(現実味)が感じられないという欠点あり。また、冒頭での研究施設での事故で戸も締めずに全員逃亡するというあり得ない展開など、無理な展開も幾つか見られるのも気になる。著者によると、生物退化現象(古生物学では“逆進化”というとのこと)は事実であるとしているが、それがウイルスによって数日という短期間に生じるというのは余りにも突拍子もない設定で非現実的である。結局、“現代”の“身近なウイルス”を取り扱った作品であるにもかかわらず、遥か彼方の“空想パニックもの”といった作品になってしまったのが残念。事件の元凶である製薬会社「フューチュラバイオ」に関しても、単にウイルス拡散者として都合よく設定されただけという杜撰な設定であるなど、荒っぽさも気になる。あくまでも、深く考えずに楽しむ空想パニックものでした。
<蛇足>むしろ映画で一世を風靡した“ジュラシック・パーク“の中に“クルガー・ウイルス”が侵入して、・・・・・・・・・・・・てな設定の方がむしろ完全な“空想SFパニック”ものとして無理なく成立したかもね。
紙の本
タイトルにやられた
2020/09/23 22:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今このコロナの時代、このタイトルは反則だ。
グレッグ・ベア『ダーウィンの使者』みたいな話を想像していたら、ちょっと毛色の違った話だった。
動物のみならず、植物までも退化させるウイルスなんて、よく考え着いたものだ。
『12モンキーズ』や『アンドロメダ病原体』『アウトブレイク』といったパンデミックものとも一線を画している。
主人公の古生物学者、WHOの事務局長、感染症研究ユニットのリーダーなど、魅力的な女性の役者が生き生きと描けている。
悪役の製薬会社の女重役もいい味を出している。
対して、男性陣はいまひとつか。