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紙の本
スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方 (ポプラ新書)
著者 山極寿一 (著)
「スマホを捨てたい」という高校生たち。AI時代に生きる若者が、スマホで人とつながることに漠然とした不安を感じている。人類の歴史とゴリラ研究の見地から、生物としての人間らし...
スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方 (ポプラ新書)
スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方
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商品説明
「スマホを捨てたい」という高校生たち。AI時代に生きる若者が、スマホで人とつながることに漠然とした不安を感じている。人類の歴史とゴリラ研究の見地から、生物としての人間らしさ、隠された野生の力を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
京大総長でゴリラ研究者の著者による「未知の時代」の人とのつながり方。
先が見えない時代、人間にとってもっとも大切なことと何か。
自然の脅威、テクノロジーの進化をどう受け入れ、どう豊かに生きるか。
講演会で、多くの高校生がスマホを手にしながら、「スマホを捨てたい」と言った。彼らはなぜ、スマホで人とつながることに漠然とした不安を感じているのか。およそ200万年前の人類の歴史とゴリラ研究の見地から、これからの「未知の時代」を生きる、生物としての人間らしさを考える。先が見えない時代、自然やテクノロジーと共生していくために。
第1章 スマホだけでつながるという不安――ゴリラ学者が感じる人間社会の変化
第2章 僕はこうしてゴリラになった――生物としての人間を知るために
第3章 言葉は人間に何をもたらしたのか――ゴリラから見た人間世界
第4章 人間らしさって何?――皆で食べ、育て、踊る人間の不思議
第5章 生物としての自覚を取り戻せ――AIに支配されないために
第6章 未来の社会の生き方――生活をデザインするユートピアへ
山極寿一(やまぎわ・じゅいち)
1952年、東京都生まれ。霊長類学・人類学者。京都大学総長。京都大学理学部卒、京大大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学、理学博士。ゴリラ研究の世界的権威。ルワンダ・カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンターのリサーチフェロー、京大霊長類研究所助手、京大大学院理学研究科助教授を経て同教授。2014年10月から京大総長、2017年6月から2019年6月まで国立大学協会会長、2017年10月から日本学術会議会長を兼任。『「サル化」する人間社会』(集英社インターナショナル)、『京大式おもろい勉強法』(朝日新聞出版)、『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』(毎日新聞出版)など多数。【商品解説】
京大総長で、ゴリラ研究者の著者による「未知の時代」のつながり方、真に人間らしい生き方を問う。【本の内容】
著者紹介
山極寿一
- 略歴
- 〈山極寿一〉1952年東京都生まれ。霊長類学・人類学者。京都大学総長。ゴリラ研究の世界的権威。著書に「「サル化」する人間社会」「京大式おもろい勉強法」など。
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言葉は、力なんだなんて思うと、間違うんだろうなあ
2020/07/26 20:53
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投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
言葉で表現できるものはごく一部にすぎず、言葉だけで信頼関係をつくることはできません。だから、頭の中では言葉を通じて仲間とつながっていても、身体がつながっている感覚が得られない。逆にいえば、身体でのつながりを得ていないために、言葉にこだわってしまう。「そもそも言葉と身体は 一致することがないものである」ということを理解できずに、一致を求めてさ まよううになりました。(本書より)
一つは、言葉は抽象化されたものだということ。誰かと話をしていても、それは出来事すべてを表しているわけではなく、出来事をいったん言葉という抽象的なシンボルに集約してそれを再現しているだけのものです。実際には、言葉だけで相手の感情はわかりません。(本書より)
言葉の限界をこう端的に言えてしまえるのは、言葉を持たないゴリラと一緒に生活した山極先生だからなのだろう。もっと難しい言葉で綴った文学論のようなものは過去に読んだ気がするが、明晰な説明の本書を読んで目から鱗が落ちた。
言葉は、力なんだなんて思うと、間違うんだろうなあ。