紙の本
お茶室の中で
2020/07/19 18:38
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お茶室に飾る茶花のこと、お道具のこと、お菓子のことなどをイラストで紹介解説されてます。
お茶室の中は季節感でいっぱいです。
紙の本
やさしい絵
2022/12/24 23:29
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投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
季節折々のお道具やお菓子を絵と文でまとめたもの。
どの絵も質感が感じられて、持った感じまで想像できるようだった。
また、どの絵にも愛がある。
下手な写真より良い。
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日日是好日の第三弾なのですね。あの映画の静かな日常みたいなところが好きです。
本書も読んで、また映画も見てみたいな。
そしてお抹茶が飲みたくなる。
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シリーズ3作目。
タイトルに「絵巻」とあるように、エッセイもあるが、茶器や和菓子などイラストがメインで、画集のよう。
エッセイを読んでいて想像しにくい器やお菓子が、イラストがあることで、わかりやすくて、イラストからも季節感が漂ってくる。
とても和やかな絵で素敵でした。
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日日是好日の第三弾。
でも、エッセイというよりも、図録的な感じかな
この本で、数々の作動にまつわるイラストも、森下さんが描かれていたのか!ということに初めて気づく。
どの絵もとっても素敵。
暖かく、心優しい気持ちになる絵。
季節とともに生きていく。
それを実感できる時間というのは、
人間の心を豊かにし、
人間らしく自然の中で生きていられる気がする。
いいなー。。。と、うらやましくなった。
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読むだけだと、さらっと終わる小さな本です。お茶が、動と静の間や余韻を嗜み、味わうもののように、この本に多くの文章はありません。森下さんが師事しておられる武田先生のお茶道具や、お稽古で供されたお菓子などを、森下さんが絵に描かれ、それに文章が添えてあります。本当に趣味の深い方は、絵もお上手だという思いがあるのですが、この本を読んで、その思いを新たにしました。肩の力の抜けた、優しい絵。でも崩れすぎていなくて、きちんと筋目が通っていて。森下さんのお人柄が偲ばれます。梅の香りがほのかに香るのを感じるお話も、梅雨の大粒の雨も、この方のお手になると、香りや風合い、音…五感が思い出してくるのです。見事だなっていつも思います。お菓子のことも、常盤饅頭なんて、どのくらい頂いてないかしら。流水の透明な夏菓子も、宝石みたいな干菓子も、季節の折々に、お出ししたい相手を思って整えるもの。それが母親だったり自分だったり、気楽になるので。私では物語にはなりにくいのですが…ふふふ。それにしても、すうっと読んでかえすというより、手元において、時々開けては一服。というのが似合う一冊だと思います。
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森下さんのお気に入りの茶道具やお菓子、お花がイラストとエッセイで表現されている。
「絵の具と絵筆を使って、自分の好きなものを、体を通して味わった」という
言葉が示すように、本当に好きなんだなぁという気持ちが伝わってきました。
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森下典子 著「好日絵巻」、2020.7発行。「日日是好日」の続編として、季節めぐりの「絵巻物」のような本になればいいなと思って描いたそうです。文はもとより、絵もとても上手な方と知りました。この本は、絵巻とあるように、絵に力点が置かれていると思います。年のはじまりでは「椿と梅」、春は「梅一輪」、夏は「蛍袋(ほたるぶくろ)と縞葦(しまあし)」、秋は「葛(くず)の花」、冬は「白い椿と照葉(てりは)」の絵が気に入りました。
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日日是好日からつづく 茶室を彩る茶道具に茶菓子に茶花たち
それらを絵巻のように紹介されている
お稽古というおもてなし
茶室での時間がどれ程愛おしいものなのか 絵からも伝わってくるよう
静かなる興奮を感じる
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この本はある場所でたまたま目にした
以前読んだ「日日是好日」
奥深い何かを見てしまった静かな衝撃が甦りぜひ読んでみたい!
そんな気持ちが大人げないほど前面に出たおかげで、運良く読めた
改めて、あの感動を思い出した
ふとした風向き、雨の音、日差しの変化、空気の香り、傍に咲く野花、虫の音…目や耳や肌で感じる…ほんの少しの季節の変化
森下さん曰く、季節が二周目に入ってからも驚き続けたというお茶の世界
そんな美術作品のような道具たちやお菓子や茶花たちのイラストがたくさん登場する
上品ながら遊び心があり、季節を感じさせる美しいイラストとエッセイだ
想像していた世界が視覚化された(「日日是好日」Welcom Back!)
柔らかいほっこりする絵だ
大人になると良いこと結構がある
それは子供の頃に良さが分からなかったモノ達の素晴らしさを知る(感じる)ことである
それはそれはたくさんあるのだが、そのうちの一つが和菓子、もっと突き詰めると干菓子だ
子供の頃、美しくそして繊細な干菓子をいただいたことが何度かある
子供心にも見た目に充分ときめくのだが、口に入れた瞬間…
和三盆が口の中でサッと消えるかの如く、ときめきも消える…
あれぇ?なんでこんなに見た目と味が違うんだろ
何度もがっかりしたものだ(しょせん子供なので許してやってください)
時を経ていつの間にか和三盆の口当たりの上品できめ細やかな触感に、心から感動していただくことができる
しかし要注意!
必ず表示名称を確認しなくては!
干菓子なら和三盆以外に何か混ざりものがあるか否か…
他食事も神経質にならない程度に添加物や合成化学物質を極力避ける
余分なものを取り入れない
不必要なものを削ぎ落す
徐々に神経が研ぎ澄まされ、自分に本当に必要なものがわかってくるのだ
これは食事だけではなく、すべての五感やその人の人生にとても重要なことではないだろうか
引き算の人生が身につくと小さく目立たない大切なことに気づくことができる
お茶の世界もそういうものなのではないだろうか
年中大好きなさくらんぼや葡萄が食べられたらいいのに!
この、もうちょっと続けばなぁ…
という絶妙の加減
欲を追求し過ぎない
こういう儚さに美があり、私たち日本人の品があるのではないだろうか
(食べ物のことばかりで自分の品性も大したことないのだが…)
日本に生まれて季節があることに改めて感謝
この感性を身につけられたのは日本に生まれたおかげではないだろうか
そんなことを改めて考えさせていただける著であった
…というわけで冒頭に戻るが、この本を目にしたのは実は上司のデスク!
いいな!いいな!を連発してしまったら、購入したての本を「(お先に)どうぞ」と…
男性がこういう本を読むことがとても嬉しいではないですか!
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映画『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を観てから、原作、好日日記の次に読んだ本。
著者がお茶を習い始めてから1年間、お稽古のたびに感動させられたお道具とお菓子の絵に、その季節の感じ方や美しさの文を添えてある。とても柔らかいタッチの絵で可愛らしくて好き。まえがきとあとがきから、著者の「好き」が伝わる。3冊揃えて家の本棚に置きたい。
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お茶室の四季。
茶碗、茶器、香合、蓋置、茶釜、茶花などのイラストに季節のエッセイを添える。
素敵な絵を描く人は、スケッチした文章もうまいなあと思う。
お茶室の様子が、浮かび上がってくる。
お茶のトリセツより、こんなエッセイがお茶の稽古場を訪れるきっかけになるのかも。
お茶の道具の美しかったり、かわいかったり。
目次の章タイトルも、ずっと眺めていられる。
著者のエッセイ『日日是好日』は2018年に映画化されている。…って、希林さんの出演映画だ!
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(借.新宿区立図書館)
前著『好日日記』の絵をメインに文をそえた形にした画文集。読むというより眺める本。図書館で借りるのではなく購入して家に置いて時々ゆったり見るべき本だろう。(私は買わないけど)
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森下さんの茶道具、和菓子、茶花等の絵に
お茶道を通して育まれた愛を感じる
四季の移ろいに、なぜこんなにも
豊かな気持ちになるのか
不思議なものです。
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お茶を通して季節のめぐりを描いた随筆画集。
著者のほっこり優しい絵が前作よりたっぷり味わえた。
お茶のお道具、茶花、和菓子、どれも季節を表す美しさにため息がでる。お茶の世界の奥深さ、もっと知りたくなる。