精霊人、はじめました!
ぼくは、地味でさえなくて、クラスメイトからも名前を間違われるほど目立たない存在だ。名前だって横棒一本の「一(はじめ)」で、地味すぎるにもほどがある・・・・・・。ある日、民...
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商品説明
ぼくは、地味でさえなくて、クラスメイトからも名前を間違われるほど目立たない存在だ。名前だって横棒一本の「一(はじめ)」で、地味すぎるにもほどがある・・・・・・。ある日、民芸品を集めるのが好きなとうさんが、体に怪しげな模様があるサルみたいな石像を拾ってきた。すると、ぼくにだけその石像に宿る「精霊ルー」が見えるようになった! 人間と会話ができる精霊ルーは、まんがを読めとか、パンケーキを持ってこいとか、わがまま放題でほんとうんざりする。とうさんは、ぼくが世界にひとりしかいない精霊人になったと大喜びだ。その日の夕方、海外出張から帰ってくるはずのかあさんが、途中の駅で倒れて運ばれたと連絡が入った。病院にかけつけると、かあさんは謎の黒い靄に覆われている。でも、黒い靄が見えるのは精霊人であるぼくだけ。かあさんを救うには、精霊の力を借りないといけないのに、ぼくはあの石像を捨ててしまったんだ・・・・・・。
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『精霊人、はじめました!』
2020/12/02 19:26
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地味で目立たない5年生の柳田一(はじめ)
ある日、自分のベッドにサルのようなものがいるのが見えてしまう
それはチョルナカス村の民芸品に宿る精霊だった──はじめは、精霊とコミュニケーションが取れる世界にひとりしかいない「精霊人」(せいれいびと)になってしまった
わがままな精霊ルーにふりまわされるはじめ
倒れたかあさん助けるにはルーの力が必要だけど……
精霊人になったはじめと精霊ルーのかかわりを縦糸に、幼なじみのきらりの悩みも織り込んで展開する物語
世界各国の民芸品集めが趣味という専業主夫の父、超一流企業に勤め世界中をとびまわる管理職の母という設定も興味深い
『キミと、いつか。』『龍神王子!』など児童文庫の人気シリーズを持つ著者の新作、2020年12月刊
小中学生の女の子の視点の作品が多いなか、今作は『ジジきみと歩いた』『うわさの雨少年』『真夜中のカカシデイズ』につづき男の子の視点で書かれている
高学年から楽しめるコンパクトで読みやすい物語がラインナップされているPHPの“カラフルノベル”レーベルから