「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
地図づくりの現在形 地球を測り、図を描く (講談社選書メチエ)
著者 宇根 寛 (著)
地図がかつて、そして今、どのようにつくられ、使われてきたか。これからどのような変化をたどっていくか。それぞれの地図にどんな意図がこめられているのか…。国土地理院の地図職人...
地図づくりの現在形 地球を測り、図を描く (講談社選書メチエ)
地図づくりの現在形 地球を測り、図を描く
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
地図がかつて、そして今、どのようにつくられ、使われてきたか。これからどのような変化をたどっていくか。それぞれの地図にどんな意図がこめられているのか…。国土地理院の地図職人が、変貌する地図の世界を語る。【「TRC MARC」の商品解説】
近代日本の地図づくりは、どんな技術で、いつ始まったのか。
明治政府が国土を測り始めて150年。測量を積み重ね、やがて航空写真も用いて得た情報をもとに、人間の手あるいは図化機によって手作業で描かれていた。
それによって描かれた「2万5000分1地形図」は、1908年に作成が始まったが、離島を除く日本全国4000面以上の図が完成したのは1981年、さらに北方領土なども整備されたのは2014年であった。
そして今、ようやく完全整備された「2万5000分1地形図」は使われる機会が激減している。衛星による測量技術やデジタル技術の進化による図化の方法、形式の変容などが新しい地図の世界を開いているのである。
三角点から電子基準点へ、航空測量に加えた衛星測量、また図の表現形式の目的別多様化など、まったく姿を変えつつある地図づくりとその活用法の広がりを紹介。
【商品解説】
目次
- 第1章 地図って何だろう
- 第2章 「地図は国家なり」に始まる地図づくり
- 第3章 国土を測り、描く
- 第4章 動くこと山の如し
- 第5章 オールラウンダーとスペシャリスト――一般図と主題図
- 第6章 イノベーションが地図を変える
- 第7章 地図と防災
- 第8章 地球を描く
- 第9章 地図を広める
著者紹介
宇根 寛
- 略歴
- 〈宇根寛〉1958年東京都生まれ。東京大学理学部地理学教室卒業。国土地理院地理地殻活動研究センター長などを務め退職。一般財団法人日本地図センター客員研究員、中央開発株式会社技術顧問。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
地図から地殻変動まで内容充実
2021/01/29 14:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は長年、国土地理院で地図作成や地殻変動に関する業務に携わってきた地理・地形の専門家である。本書は、江戸時代からの測量技術・地図作成の変遷、国土地理院や公的機関が作成している各種の地図の解説、人工衛星から地球上の位置を定める測位システム(GNSS)による日本列島の地殻変動の連続的な監視、数十億光年というはるか遠くの電波天体からの電波を利用した日本とハワイの距離変化の継続観測など地図と地殻変動に関する内容がメインである。また、国土地理院ホームページ「地理院地図を見る」の解説も大変役立つ。その解説・機能の一例は次のとおり。◆各地の年代別空中写真・衛星画像◆地図から任意の箇所の断面図作成◆地形図を鳥の眼で見る3D表示◆同一場所の新旧地図を並べて表示◆活断層図、「明治期の低湿地」がわかる地図。土地が改変されていても元の土地の状況が判明する。低湿地は地震時の液状化が発生しやすい。これから新居を探す人にとって、これらの情報は極めて有効に活用できると思う。
電子書籍
地図づくりの進化
2023/02/20 21:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
地図づくりの技術の進歩の歴史がよくわかる。山の上によく見る三角点がどう使われていたのかが面白かった。また各国ごとに決めてた緯度経度が衛星から測定したもので全世界統一され従来の緯度経度からズレが発生したことなど初めて知った。