『特等添乗員αの難事件 VI』
2021/03/04 20:58
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラテラル・シンキングが得意な旅行添乗員 浅倉絢奈(あさくら あやな)を主人公にした松岡圭祐の人気シリーズ、7年ぶりの新作
韓流芸能観光が問題となっている韓国ツアーに添乗することになった絢奈
一癖も二癖もありそうな9人のツアー客を連れて行った景福宮のフリータイムで……
「戦うのは未来を切り拓くのと同義だよ」
時事ネタをタイムリーに取り入れる松岡ミステリとしては珍しく、あえてコロナ感染拡大を背景とせず、いっぽうで実在する人気アーティストを登場させて、波瀾万丈の海外旅行ミステリを演出する
《面白くて知恵がつく 人の死なない K-POPミステリ》──帯のコピー
キュートなヒロインが水平思考で難局を打開
逆転につぐ逆転で巧妙に張られた伏線が回収されるのに納得する心地よさ
こんなときだからこそ手にしたい一冊、2021年2月刊
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回初めて副題?中の目次が一個しかなく、大きなお話になるんだろな~と思ってたら韓国のお話でしたね~。
武蔵小杉に住んでた新婚たちも、現実の話と一緒で水害で引き払って~って話になってて、はていつ結婚するのかな~と思いました笑
2人が最後キスしてたのもなんとなく初キスなのかなってくらい初々しいですね笑
そして毎回ちょこちょこ出て来るお姉ちゃん好きです。
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久々のαの新刊!まさか続編が読めるとは思いませんでした。
今回のテーマは韓流。K-POP人気の裏でビジネスチャンスを物にする為に日本から韓国へ渡る若い女の子達が食い物にされていた。絢奈は微妙な話題の時期に韓国ツアーを任される事になり…
那沖との関係が全く進んでないのに驚きました。婚約までしておいて、中学生レベルの恋愛感なのが微妙でした。一体いつ結婚するんだろうなぁ。
ラテラルシンキングが、常識を植えつえられて鈍っていた所へナイスアシストの能登先生。相変わらず、絢奈にとっては心強い味方です。
次巻は出るのでしょうか?続編期待しています。
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すでに完結していると思っていたシリーズの7年ぶりの新作。
自由に旅行も出来ない今の世の中へ、希望の意味を込めて書いたそう。扉にも「夜明け間近の旅行業と宿泊業の皆さまへ」とある。業界の人間としては、この一文で涙が出てきそうになる…
が、しかし。
待望の新作のメインはK-POPでのアイドル育成事業の闇を暴く内容で、全然添乗員の話ではないのが、とても残念。
K-POPに全く関心がないし、添乗員がK-POPアイドルの格好をして、添乗に行くなんて、とてもあり得ない話。
突拍子もないし、ツアー客が9人しかいないのに、みんながみんな犯罪者紛いで、何なの?この内容…
毎回絢奈のラテラルシンキングで旅のトラブルを回避するこのシリーズは、実際の添乗にも役立つこともあり、とても好きだったのに、今作はあまりにも内容が添乗員と言う仕事をバカにしていて、悲し過ぎる。
まして、添乗員の業界は絢奈のような若い人はほぼいない。辛く、厳しい仕事で若い人は憧れても、現状から逃げてしまう人がほとんど。
お客様の旅をエスコートするのに、どれだけ添乗員が身を削っているのか、作者はちゃんと理解しているのだろうか?
7年ぶりなのに、絢奈が22歳のままなのに違和感もあるし、このシリーズを描くのならば、希望を入れてもいいけど、現実から離れすぎた内容で誤解を招くようなことは避けて欲しかった。
今、添乗員を本業にしている人たちは本当に仕事がなく、困っている。コロナが終息したとしても、以前のように戻るには、まだまだ時間がかかる。
個人的には夜明け間近と信じたいけど、現実はそんなに甘くない。
観光業全体を盛り上げるために書いたのか?NiziUなどの話題に乗りたかっただけなのか?日韓問題に切り込みたかったのか?
どんな気持ちでこの作品を書いたのか、とても気になるし、読んで、ここまで不快な気持ちになったのは久しぶり。
好きなシリーズだっただけに、とっても残念。
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特等添乗員シリーズの最新作。
前回からかなり後になって出版された本であるが、前回からは年数は経っておらず変に年を取らせないようにしているところが続けて読んでいる人間からするととても読みやすくて嬉しかったです。
今回は韓国で巻き起こるK-POPを軸にしたストーリーで一癖も二癖もあるツアー客達が韓国芸能界の闇に巻き込まれていく様子が描かれている。ツアー客はほぼ全員が何かを抱えた人物として描かれていて、誰がどんな風に裏切ったり波風を立てたりするのかという展開の波を楽しみに読むのがとても面白かった。ツアー客達は最初こそ、テンションが低く争っていたものの、ツアーのハプニングを通じて状況を打破しようと奮闘していくところが漫画のような展開でとても胸が熱くなりました。また、能登がスピードを限界まで上げて運転するシーンは劇場版コナンのクライマックスシーンを彷彿とさせられました(笑)。
また、今回は解説が最後についておりこの作品がどんな作品なのかがわかりやすく載っているので、読んで欲しいです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
浅倉絢奈:花澤香菜
壱条那沖:小野賢章
能登廈人:銀河万丈
浅倉乃愛:悠木碧
泉谷:若本規夫
榎本妃華莉:伊瀬茉莉也
松永美波:潘めぐみ
川添隆朗:利根健太郎
菊間亜弓:伊藤美来
福田瑞帆:三瓶由布子
福田優里菜:豊田萌絵
隅駒璋:豊永利行
鶴原鞠華:紡木吏佐
仲村尚美:直田姫菜
池嶋範子:名塚佳織
井関博幸:田中正彦
ソン・ユジョン:大塚紗英
キム・シニル:成田剣
シン・ソッキュ:ボルケーノ太田
ペ・サンウ:金光宣明
コシン・タムサチャナン:宮本充
チョン社長:島田敏
イ・ジェンミン:池田秀一
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コロナ禍の今、このシリーズを出すことに意義を感じたのかもしれない。カーチェイスはちょっとやり過ぎかもね。彼の国の印象もまさにその通りだな。
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かなり久々の特等添乗員シリーズ。
婚約したままどうなっているのかと思いきや、まだ婚約状態でした。おまけに武蔵野小杉のマンションに住むとなっていたので、あの水害のあったときにぼんやりと思い出していましたが、今回の内容にそれが盛り込まれていてさすがだと思いました。
さて今回は韓国芸能ツアー。しかも世界は何らかの事情で(はっきりとは書かれてない)旅行自体を自粛中。添乗員の絢奈もCAの絢奈の姉も当然今まで仕事がなくて困っていた様子。ようやく解禁になるかもと期待していたところに、韓国で相次ぐ芸能練習生の衰弱事件に伴って日本からの韓流ツアー規制をかけることになったため、ツアー次第では韓国への旅行すらもなくなるとあって絢奈たち添乗員は何としてもミスが許されないことに。
それなのに、相次ぐツアー客の失踪事件に国会議員まで巻き込んだ一大騒動に。
なんだかんだと能登先生がおいしいところを持っていきます。
松岡さんは現実の出来事と小説のフィクションをうまく融合させるのがうまいなと思います。
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久しぶりのαシリーズ、面白かったです。
良くも悪くもジェットコースターのようにスピーディーで展開が早い。
それはそれで面白かったけど、舞台が韓国なので人の名前をわすれてしまう。外国性は苦手なのよね。
でも「人の死なないミステリー」はまだ健在でした。
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この作品こそ「特等添乗員αの難事件」シリーズ最高傑作。これほど満足し感動したのは1作目以来。
「世界に一つだけの花」が色んなグループにカヴァーされる話が浮かんでは消えた韓国。これは本当の話で「らいおんハート」とかはカヴァーされてるのに「オンリーワン」を謳うあの名曲はカヴァーされてない。そこの洞察こそ、本作をシリーズの中で特別な物にしてる。
ソウル市内の地理、K-POPのペンの特徴、番組観覧と、およそ生半可な知識では書けない徹底した内容。未成年のまま練習生としてソウルに送り込まれる日本人が増えている現状への危惧、何もかも現代を反映している。
なおK-POP嫌いの中高年が爪弾きにされたと感じて酷評する傾向があるが、これは22歳が主人公の話だ。本当の添乗員がババアしかいないと主張したところで、シリーズ第1巻から若い添乗員しか出てこない。今更そこに文句を言うとは読者とも思えない。
この絢奈ら3人がツアー客のために奔走する姿は美しい。こんなに温かい添乗員は他にいない。
シリーズでは絢奈は「閃きの小悪魔」であって、ずるい思考を遺憾なく発揮する。1巻から敵を嵌めていたし、2巻でもツアーを抜け出してマカオのカジノでヤクザと渡り合っている。もともと現実を超越した添乗員なのだから特等添乗員なのであり、ババアばかりの現実の添乗員と一緒にされても(しかも6巻でかよ)困る。
なお莉子もQシリーズが連続刊行してた6年間は、四季が何度巡ってもずっと23歳。αシリーズも4年間ずっと22歳だった。しかもすべての作品は刊行年の設定。7年経って22歳はおかしい?そんな人はシリーズに向いてない。
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twitterのトレンドを眺めてると高確率でトレンドワードとは全く関係のないK-POPタレントの動画に遭遇する。
目につくものは全て通報してブロックしても消えない。こういうやり口で再生数を増やす国を私は好きじゃない。
そんな私なので、今回の話、どうかな…と不安に感じながら読み始めたら、面白くてあっという間に全部読んだ。
絢奈は裏表がなく何でもハッキリ物事を話すので読んでいて気持ちいい。
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おかえりっ!!って感じですが
このコロナ禍での観光業の深いダメージへのエールを堪能しました
ほんと、こんなにひとの動きが制限されるときが来るとはね
でも、特等添乗員たちは今まで以上に大活躍で
最近また再燃してきた韓国との国交関係の話題も織り交ぜて
なんとも読み応えのある今回のお話でした。
ちょっと前のリコちゃんが少ししょんぼりだったので
よりアヤナのハードな活躍が対象的に印象に残りました。
いやぁ〜、面白い!!
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韓流芸能界の話や新型コロナウイルスの旅行自粛の話等、最新の出来事に不可解な事件と解決を組み合わせているのは相変わらず面白いのと、主人公の活躍にはスカッとする。
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今回はK-POPアイドルの養成所がテーマ。
NiziUとかのアイドル人気に便乗して、中小の悪徳芸能事務所が練習生を大量に抱えているという問題から話はスタートします。若い日本人の少女が、ダイエットによる栄養失調や足の怪我で衰弱しているのに手当てされず監禁状態から、韓国の警察に救出されます。そんな状況のため、韓国ツアーが制限される見込みになります。
韓国ツアーに制限がかかる前の駆け込みツアーで、ラテラルシンキングが得意な朝倉絢奈と同僚の妃華莉、美波の3人でツアーを率いるけれど、個性豊かなツアー客とともに、早々に激しめのトラブルに巻き込まれていくお話です。婚約者の那沖さんも要所要所で活躍します。
今回も時事ネタ満載。コロナは少し落ち着きつつある世界線です。まさか、こんなにアイドルの実グループ名出してくるとは。K-POP好きの生態も紹介されてます。K-POPに興味のない人は、そうなんだ、と思いながら読めるし、好きな人は、きっと頷きながら読めるんじゃないかと思います。
こんなにトラブル多すぎるツアー、絶対に参加したくないなと思いながら読んでました。解決方法も、わりと今時。
正直、このシリーズ読むの久しぶりすぎて色々忘れてたんですが、ちゃんと登場人物の位置関係を説明してくれるので、すっと入り込めました。表紙のイラスト、いつもより派手な印象って思ったのですが、それも会社からの指定での装いでした。
久々だけど、楽しく読めました。
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別人のような表紙の理由は読んだらわかった。K-POPに興味ないので、捲し立てられる小ネタはこれまでで一番ピンとこなかった。
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閃きのヒロイン、浅倉絢奈が訪れたのは韓国はソウル。ラテラル・シンキングを武器に、今回も難局を乗り越えられるか!?読むだけで水平思考が身について賢くなる、人の死なない“K‐POP”ミステリ。(e-honより)