「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
麦と兵隊・土と兵隊 改版 (角川文庫)
著者 火野葦平 (著)
麦畑を進軍し、九死に一生を得た徐州作戦の経験を日記形式で綴る「麦と兵隊」と、杭州湾敵前上陸作戦に臨み、死と隣り合わせの日々を生きる兵隊の心情を弟への手紙形式で綴る「土と兵...
麦と兵隊・土と兵隊 改版 (角川文庫)
麦と兵隊・土と兵隊
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
麦畑を進軍し、九死に一生を得た徐州作戦の経験を日記形式で綴る「麦と兵隊」と、杭州湾敵前上陸作戦に臨み、死と隣り合わせの日々を生きる兵隊の心情を弟への手紙形式で綴る「土と兵隊」。火野葦平の名作2編を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
どんなに検閲がうるさく、制限がきびしかろうとも、書いておきたいものがあった――(あとがきより)
陸軍報道部員として日中戦争に従軍した著者が愛をもって描く兵隊と中国民衆。
果てしない麦畑を進軍、九死に一生を得た徐州作戦の経験を日記形式で綴る「麦と兵隊」、
杭州湾敵前上陸作戦に臨み、死と隣り合わせの日々を懸命に生きる兵隊の心情を弟への手紙形式で綴る「土と兵隊」の2作を収録。
戦場のリアルを限界まで追求し、書けなかった現実をも想像させる名作。
特別収録 浅田次郎「時代の贄 火野葦平の従軍手帖に寄せて」【商品解説】
著者紹介
火野葦平
- 略歴
- 1907年福岡県生まれ。日中戦争出征前に書いた『糞尿譚』で芥川賞を受賞。その後、陸軍の報道部員として従軍し、軍の要請を受けて「麦と兵隊」を執筆。大ベストセラーとなり、たちまち国民作家となったが、戦後は一転して”戦犯”として厳しく糾弾される。自身の戦争責任について記した『革命前後』を脱稿した60年に睡眠薬自殺。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
戦中の作品
2021/07/01 10:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品の価値は価値判断が定着した戦後ではなく「戦中」に書かれた という点にあると思う。
検閲のがれ という目的があるにしても「作家」というある意味インテリの視点ではなく、昭和12年当時の平均的標準的な大日本帝国臣民の視点で描こうとされているように感じた。その視点からは「戦友愛」に感激し、捕虜や住人への残虐行為に憤る、どちらも素直な気持ちなのだなと感じる。