「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/03/11
- 出版社: ダイヤモンド社
- サイズ:20cm/269p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-478-11107-9
読割 50
紙の本
WHAT IS LIFE? 生命とは何か
ノーベル生理学・医学賞を受賞した細胞生物学者ポール・ナースが、「生命とは何か」という人類の永遠の疑問に、現代生物学の知見を踏まえて答える。近代科学400年の集大成とも言え...
WHAT IS LIFE? 生命とは何か
WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ノーベル生理学・医学賞を受賞した細胞生物学者ポール・ナースが、「生命とは何か」という人類の永遠の疑問に、現代生物学の知見を踏まえて答える。近代科学400年の集大成とも言える、新しい生命論。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は、ノーベル生理学・医学賞を受賞した生物学者ポール・ナースが、「生命とは何か?」について、語りかけるようなやさしい文体で答える一冊。
著者が、生物学について真剣に考え始めたきっかけは一羽の蝶だった。12歳か13歳のある春の日、ひらひらと庭の垣根を飛び越えた黄色い蝶の、複雑で、完璧に作られた姿を見て、著者は思った。
生きているっていったいどういうことだろう? 生命って、なんなのだろう?
著者は旺盛な好奇心から生物の世界にのめり込み、生物学分野の最前線に立った。本書ではその経験をもとにして、「細胞」「遺伝子」「自然淘汰による進化」「化学としての生命」「情報としての生命」の生物学5つの重要な考え方をとりあげて、生命の仕組みについての、はっきりとした見通しを提示する。
・・・あなたの出発点がどのレベルにあろうと、そう、たとえ科学って苦手だなぁと感じている人も、怖がらないでほしい。この本を読み終えるころには、あなたや私や繊細な黄色い蝶、そしてこの惑星上のすべての生き物が、どのようにつながっているか、より深く理解してもらえるはずだ。私と一緒に、「生命とは何か」という大いなる謎に迫ろうではないか。(本書の「まえがき」より)【商品解説】
目次
- まえがき
- ステップ1 細胞ー細胞は生物学の「原子」だ
- ステップ2 遺伝子ー時の試練をへて
著者紹介
ポール・ナース
- 略歴
- 〈ポール・ナース〉1949年英国生まれ。遺伝学者、細胞生物学者。フランシス・クリック研究所所長。ノーベル生理学・医学賞、アルベルト・アインシュタイン世界科学賞等を受賞。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
環境問題に最も真摯に答えてくれた
2021/04/21 20:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サッサン - この投稿者のレビュー一覧を見る
新型コロナ感染、自然破壊、人口問題、日本学術会議の任命拒否問題、遺伝子組み換え、医療倫理、等々、主に科学に関わる旬の問題に、生物学的観点から真摯にヒントと答えを与えてくれた。疑問点もあったが、根拠を示して純粋に科学的に説明されていて納得がいく。それ故に、時々表明される政治的、社会的発言がフェアで重みがある。地球を愛する人には是非読んでほしい。
紙の本
専門家の意見
2021/06/12 06:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
生命とは何かという問いかけは、自分自身、一度ならずも行っている。現代生物学の知見を踏まえて、その疑問に答えようとする内容だ。答えが提示されるわけではないが、その方向に向かう考え方を提示している。「大衆に迎合しがちな政治家は、裏付けに乏しい自分の見解に専門知識が真っ向から対立する場合、専門家をないがしろにする傾向にある」の一文は、コロナ禍の世界を指示しているのだろう。
電子書籍
いきもの全部が同じ仕組み
2022/11/30 23:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mtym - この投稿者のレビュー一覧を見る
挿絵がないため内容を理解するのに大変難儀した 。スマホが見れる環境で読書したらもっと楽しめたはず。ただ、生命の素晴らしさに感動した。
紙の本
生命の根本単位である「細胞」についての理解が深まった
2022/08/15 16:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
特に、著者の専門である「細胞」に関する記述が、自身の研究史と豊富なエピソードなどを交えた非常にヴィヴィッドな書きぶりで面白くかつ印象的な一書。間違いなく良書です。一方で、サイエンスに関する部分(特に、ステップ4)はかなり理解が難しい感じも。この辺は、しっかりした解説(図示なども含め)が別途付されるべきではなかったかと思いました。
「自然淘汰による進化がもたらす重大な結論は、なんといっても、すべての生命が同じ先祖で「繋がっている」ということ。生命の樹をさかのぼってゆくと、枝はどんどん太い枝へ合流してゆき、最終的に一本の幹になる。だから、われわれ人間は、地球のすべての生命体と縁続きという結論になる。」(93頁、同旨95頁、257~8頁)
「細胞では、命を維持するために絶えず働き続ける、何千もの異なる化学反応が起きている。こりゃもう、最大級の化学工業プラントで利用されている化学反応の数でさえ、霞んで見えてしまう。なにしろ、プラスチック工場を支えているのは、たかだか数十個の化学反応なんだから。」(120~1頁、生命現象とは化学反応である)
「こうした細胞内では、細胞小器官が正確に配置されて成長し、細胞が変化するにつれ、その位置を調整する。この空間的な秩序がどのように発達するかが、生物学の難題の一つだ。満足のゆく答えは、「情報がどのようにして、空間と時間を通して伝えられるのか」を理解することにかかっているだろう。目下、われわれが充分に理解しているのは、分子がそのまま集まってできた、生物学的な物体の構造だけだ。」(182頁)
ともあれ、細胞について書かれたよりビジュアルな参考本を参着しながら、何度も読み返したいチャーミングな一冊でした。
紙の本
生命とは
2022/07/25 14:46
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gaco - この投稿者のレビュー一覧を見る
DNAや細胞分裂について、高校の生物で学習して以来触れなかった内容でした。少し生物の知識がないと文字だけでは理解しづらい箇所があります。日本語訳の内容が一部違和感がありました。
紙の本
個人的にはもっと専門的な内容も欲しかった
2021/05/17 02:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケビン - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1章から第5章までは細胞分裂や遺伝子の基本的な話を平易に書いてあります。
そして第6章では第1章から第5章まで説明した事が具体的にどのように社会で役立っているか、第7章では著者の思う生命とは何か、とタイトルにある通りの内容が書かれています。
これは生物学や科学についてあまり詳しくない人に向けて書かれた著者の自伝的一般書です。
本書には生物学や細胞生物学、遺伝子工学を勉強している人にとっては当たり前のことしか出てきません。
もし著者がノーベル生理学・医学賞を受賞した方だからと、専門的な内容を期待するとハズレだと思うかもしれません。科学的な軽い読み物と思うと楽しめます。
本書には、何か複雑な事柄を解明しようとするなら、その事柄と同じ分野の単純な事柄から調べると、背景には共通の理屈があると言うことが書かれています。
未知の分野に挑戦するときの勉強法としても同じ事が言えると思います。
私は未知の分野に挑戦するとき、とかく派手で目立つ華やかな、そして複雑で難しいことにいきなり取り組もうとします。本書を読んで、単純だったり地味に感じる基礎というものがいかに大切かを改めて思い知りました。
他にも著者が研究者になるきっかけから研究人生で得た様々な教訓が書かれています。
本書は科学読み物ですが、科学的視点から、著者が人生において大切なことを教えてくれる良書だと思います。
電子書籍
ノーベル賞
2023/01/11 19:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノーベル賞の医学生理学賞受賞とあったので、読んでみました。内容は、一般人にもわかりやすく、丁寧です。ただし、タイトルの生命とはなにか……については、これですとはっきり記されてなかったのが残念でした
紙の本
大したことは書いていない
2021/03/16 12:41
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:F - この投稿者のレビュー一覧を見る
生命に関する素晴らしい深遠な哲学が語られるのかと期待していたのですが、いつまで経ってもそれは現れませんでした。生物学の現状を大雑把に理解したい人には読む価値がないとは言いませんが。