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紙の本
震災復興10年の総点検 「創造的復興」に向けて (岩波ブックレット)
著者 五十嵐 敬喜 (著),加藤 裕則 (著),渡辺 勝道 (著)
3・11から10年。単なる原状回復ではない、21世紀のあるべき日本のモデルを追求した「創造的復興」はなされたのか。巨額をかけた復興政策の光と影を検証し、来たるべき災害に備...
震災復興10年の総点検 「創造的復興」に向けて (岩波ブックレット)
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商品説明
3・11から10年。単なる原状回復ではない、21世紀のあるべき日本のモデルを追求した「創造的復興」はなされたのか。巨額をかけた復興政策の光と影を検証し、来たるべき災害に備える「事前復興」等の考え方を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
3・11から一〇年。単なる原状回復ではない、二一世紀のあるべき日本の姿を追求した復興はなされたのか。三二兆円もの巨額をかけた復興政策の光と影を、防潮堤や住宅・まちづくりなどハードの側面と、生業や暮らしなどソフトの側面から多角的に検証するとともに、来たるべき災害に備える「事前復興」等の考え方を紹介する。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1章 復興の理念と政策
- 第2章 公共事業はうまくいったのか——ハード面の点検
- 防潮堤とまちづくり/高台移転と住宅復興/土地区画整理/道路
- 【コラム】 置き去りにされた「住民合意」
- 【コラム】 災害危険区域の光と影
- 第3章 生業の現在——ソフト面の点検
著者紹介
五十嵐 敬喜
- 略歴
- 〈五十嵐敬喜〉1944年山形県生まれ。元内閣官房参与。弁護士。法政大学名誉教授。
〈加藤裕則〉1965年秋田県生まれ。朝日新聞記者、静岡総局次長。
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一所懸命だけでは足りない
2021/08/26 10:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本大震災から10年が過ぎた。被災地域の人々も行政側も関係者もそれぞれ一所懸命復興を進めているのだろう。一所懸命やっているようだけれど,各者各様の考え方や行動に基づくためか全体的に見ると不調和が見え隠れする。
某最大手ゼネコン支店幹部が下請業者からの贈賄事件で検挙される話を聞くと駄目な人も組織もあることを感じる。
復興事業のソフトとハードの問題、ショック・ドクトリンかビルド・バック・ベターの拡大解釈化、各地域の実情に適切に対応した対応策がとられたか、などが気になる。
某県では被災後、政府の委員会と見紛うほどの著名な学識経験者を中央から集めて復興委員会を設立し、二度と犠牲者を出したくないと住民の意向も気にせず高い防潮堤を延々と造った。この他にもいろいろあるが、誰のための復興計画、事業なのか、わからないことも多々あるようだ。それに比して、岩手県の地域の力で復旧、復興を進める姿、理念に同感の意を得たり。
この本には上記の事を含め、現地取材に基づく10年のまとめが行われている。本書の体裁では限られた文章量ではあるもののポイントがよく整理されていると思う。震災と同時に起きた福島原発の事故もある。このことについても10年の総点検をお願いしたい。
今後の10年を見通す意味でも多くの関係者は10年の総点検を行い、今後に活かすべきだと思う。特に行政側が客観的に事業の成果、課題・問題点を整理し、改めて住民の意見を踏まえた議論が不可避と思う。
紙の本
考えさせられました
2021/03/03 10:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本震災を受け、被災地で行われた「復興」が、本当に適切なものだったのかと疑問を呈した1冊です。
良かれと思って国などが行った「復興政策」が、必ずしも地元の方々が求めるものだったのか、それに気付いたのは当書を読み終えての感想です。