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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/03/09
- 出版社: 中央公論新社
- サイズ:20cm/324p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-12-110117-4
読割 50
紙の本
「敦煌」と日本人 シルクロードにたどる戦後の日中関係 (中公選書)
著者 榎本泰子 (著)
1980年代にわき起こった空前のシルクロードブーム。日本人が大陸に寄せたロマンとは何か。あの熱狂はなぜ生まれ、なぜ消えたのか。日本人の心の中の中国をあぶりだし、日中関係の...
「敦煌」と日本人 シルクロードにたどる戦後の日中関係 (中公選書)
「敦煌」と日本人 シルクロードにたどる戦後の日中関係
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商品説明
1980年代にわき起こった空前のシルクロードブーム。日本人が大陸に寄せたロマンとは何か。あの熱狂はなぜ生まれ、なぜ消えたのか。日本人の心の中の中国をあぶりだし、日中関係のこれからを考える。【「TRC MARC」の商品解説】
「敦煌」は戦前・戦後を通じて、日本人の「中国への憧れ」を象徴する言葉であった。その最後の輝きとも言える1980年代、井上靖の小説『敦煌』『楼蘭』がロングセラーになり、「敦煌」は世紀の大作として映画化。NHK特集「シルクロード」が高視聴率を記録し、喜多郎のテーマ音楽がヒットチャートを駆けあがった。平山郁夫の描く西域の風景画はカレンダー等の定番でもあった。中国の改革開放政策の進展にともなって巻き起こったあのブームは、いつ、なぜ、どのように消えたのだろうか。
今や「シルクロード」という言葉は中国の経済圏構想「一帯一路」に付随するものになってしまった。中国が世界の脅威と見なされる現状で、日本が隣国とどのような関係を構築すべきかを考える必要に迫られている。20世紀の日本人が何を背景に、どのような中国イメージを形成してきたのかを知ることは、その大きな手がかりとなるだろう。
目次
第一章 井上靖と「敦煌」
第二章 日中国交正常化とNHK「シルクロード」
第三章 改革開放と映画『敦煌』
第四章 平山郁夫の敦煌
第五章 大国化する中国とシルクロード【商品解説】
著者紹介
榎本泰子
- 略歴
- 〈榎本泰子〉1968年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。専門は比較文化・中国近代文化史。中央大学文学部教授。著書に「楽人の都・上海」「上海オーケストラ物語」など。
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日本人の中国へのファンタジー
2021/08/04 23:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
私もシルクロードにあこがれた世代です。中国本土ではなく、シルクロードにあこがれた、あの時代の妙な熱が何だったのか。著者のまとめはすごくおもしろかったです。