お荷物と呼ばれた転生姫は、召喚勇者に恋をして聖女になりました （角川ビーンズ文庫）

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投稿者：ぽち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

もう少し軽いお話だと思って購入しましたが、結構なシリアスものでした。
魔力のない転生姫が実は聖女だったと分かり頑張って成長するお話。
同じ日本から召喚されてきた勇者に憧れを抱いていたヒロイン。
勇者の不器用な優しさに触れ、勇者もヒロインのひたむきさに触れ、お互いに恋を意識。世界を魔王から救う！（王道ではありますが）という死と隣合わせの世界観の中で、キュンキュンといるよりは胸がキューっと痛くなるようなそんな二人の恋模様。
本当に良かったです！
中～終盤、シスコン気味のヒロインの双子のお兄ちゃんがいい味出してました。
色々拗らせてるお兄ちゃん嫌いじゃないです！が...書き下ろしを読んで勇者がちょっと不憫になりました...勇者よ頑張れ～

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、『まだ間に合う！明日処刑される悪役令嬢ですけど、スチル回収だけはさせてください！』や『異世界転生して魔女になったのでスローライフを送りたいのに魔王が逃がしてくれません』などの作品を発表されているマチバリ氏の作品です。同書は、魔法が絶対の王国で魔力のない「お荷物」姫に転生したレイアが主人公として繰り広げられる物語です。その彼女が、唯一無二の浄化の力が開花し「聖女」として異世界から召喚された勇者と世界を救うことになります。張り切る彼女ですが、肝心の勇者カズヤは何故か素っ気がありません。しかし、その裏にある不器用な優しさに触れ、レイアは彼のことが次第に気になっていきます。そして聖女の本当の役割を知ったレイアは決意します。「世界を救うあなたのために、私はあなたを守る聖女になります」と。ぜひ、続きは、同書をお読みください。

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前世では病弱ゆえにお荷物とされ、転生した今世は魔力のない「色なし姫」として不遇な扱いを受け続けたレイアが、
聖女として見出され、人に必要とされ感謝されることで居場所を見つけ、
前世の世界から召喚されて孤独に戦っている勇者に寄り添い支えたいと頑張るようになる話。
受賞作を途中まで読んでいたのだけど、あとがき通りに全然違う話で驚いた。
主人公レイアの成長や、それに伴う周囲の変化などが丁寧に描かれている良作。
概ね誰にとってもハッピーエンドで後味もいいし、一冊のまとまりもいい。
主人公の祖国がちょっと気になりはするけど。