紙の本
かけがえのないバディ
2021/07/22 00:13
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投稿者:チェリまほっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何でも率直に言いあえて支えあえる貴重な関係を壊したくないからといつの間にか6年も経つストーリーが清らかで心地よかったです。性別関係なくこんな相手に巡り合えたら幸せだと思いました。
紙の本
ユッタリと温かに進む時間。
2021/06/06 15:50
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
アクセクとした男女関係とは異なり、マァ何と穏やかな友好関係。そういうのを、付き合うって言うのと小説の中でも出てくるが、当の本人たちは全く気がつかず。でも、イライラするのでなく温かく見守るように読み進められた。
いいんじゃないかなぁ、こういう展開。
料理を伏線に、楽しく読めた。
少し武者小路実篤の「若き日の思い出」を思い出してしまった。
何気なく買った本だが、当り!
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緩さと暖かさが尊い
2024/03/05 12:54
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
男女間の友情なんて成立するの?
と主人公の上司は長らく言ってましたが、
やっぱりか。
じんせいの2大決心を秒で決めるとは思えないほど
そこに行き着くまでの6年間の
緩さと暖かさは尊かった。
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ほのぼのと
2023/09/26 13:42
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
そういう作風の作品だと思えば楽しめます。
そんなわけ無いじゃんと思うと、まったく楽しめません。
こういうのも良いかなと思います。
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投稿者:むくどり - この投稿者のレビュー一覧を見る
6年の年月を描写したお話。
お仕事の苦悩はややあっさりで、清水さんとの友情恋愛がゆっくりと進んでいきます。
実家の小料理屋さんを継ぎたいって決心できて、清水さんと結婚してめでたしめでたしでした。
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タイトルから、お仕事小説だと勝手に思い込んで、書店で見かけて、即決で読んでみたが、内容はお仕事小説ではなく、完全な恋愛小説。
よくよく作者プロフィールなどを読むと、ネット小説の書籍化とのこと。
それで、ようやく内容に納得。
新卒で総務課に配属された播上は料理男子。同期で秘書課の清水とはお昼を一緒に食べる「メシ友」
そんな二人が料理のレシピを共有しながら、6年かけて愛を育んでいく。
タイトルこそ「総務課」とついているが、業務の話はほとんど出て来ない。業務どころか、どんな会社なのかさえもラストまで明かされない。
新人で総務課に配属されて、3年目に本社に栄転したり、5年ぐらいで同期が二人しか残ってなく、しかも主人公もあっさり転職を決意してしまい、仕事に対して、あまりにも淡白で、自分の年代では少し納得いかない部分も…
播上と清水の単なる奥手な恋愛小説として、楽しめる方にはいいけど、仕事の話を入れないならば、タイトルに「総務課」と入れないで欲しい。
「ランチからディナーまで六年」のタイトルで全然よかったんじゃないだろうか…
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就職して新生活をスタートさせた料理男子・播上。実家が小料理屋で当たり前のように料理をしてきた。
毎日手作り弁当を持参していた播上は、ある日秘書課に配属された同期の清水の暗い様子に気付く。
思わず声を掛けると「仕事も順調、お弁当もしっかり作っている播上君に比べて、私なんか……」
励ますべく、おかずを一切れプレゼントしたことから、二人は“メシ友"となる。
料理以外は不器用で、教育係の先輩からの厳しい言葉に耐える日々。清水に励まされ癒やされる日々を送る中、播上は突然、清水への気持ちに気づく。
一年目豚肉のごま味噌焼きとホウレンソウの炒め物
二年目カボチャ餅とパンプキンパイ
三年目ハンバーグの食べ比べ
四年目鶏の唐揚げとポテトサラダ
五年目だし巻き卵とチョコブラウニー
六年目初めてのディナー
飄々としながらも、先輩の言葉に傷ついて、同じ部署の同期を妬む、自己嫌悪に駆られながらも、清水と料理で癒される。そんな播上の入社からの6年間。
仕事と人間関係に必死だったルーキー時代、ようやく仕事に慣れたころの突然の別れ、新人の後輩が出来て将来に悩む5年目。
播上が作る丁寧な料理たちが美味しそうで、仕事関係にヒヤヒヤしながらもほっこり、時に切なく読んだ。
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好き。
ウェブでも読んでたときより場所が明確になったことで、より地に足が着いた感じ。あと、なんといっても料理が美味しそうで、昼休みに読んでいたんだが、これは空腹時に読んではいけないと思った。でも満腹時でも美味しいお話。
そして播上と清水の距離感がよいなあ。二人の互いを支えにしているところがとてもお似合いだなあと思う。
満足。
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これは何とももどかしい!
最初は本当にメシ友で、そこから片方が恋心を自覚するまでに4年。
もう片方は土壇場まで自覚すらしていなかったという。
今どき、10代ですらこんな恋はできないかもしれないと思えるほど、純粋で澄み切った恋愛を読めて、こちらが浄化された気分。
いや、確実に浄化された。
多少ドロドロしたこともあったけど、恋愛面ではなく、社会人では誰でも一度は持ち得る嫉妬心からのもので、ちゃんと作中で昇華されるので黒さが印象に残らない。
社会人の恋愛で、こんなピュアピュアな作品って貴重なのではないだろうか。
出てくる料理も美味しそうなのもポイントが高い。
また彼女が美味しそうに食べるからなあ。
そんな彼女とのやり取りが、彼が自分の進路を定める道しるべにもなる。
これからの人生をどう歩んでいくか、それを決めるための伏線を丁寧に丁寧に築いていったと思う。
そのための6年に渡る展開だったのではないだろうか。
色々なことで疲れて切ったときに読むと、本当に浄化されるほのぼのでほっこり話(美味しそうなお弁当の描写つき)
疲れた心に効く。
そして、こんな恋愛できたらよかったのにと涙すること請け合い。
ほんま、手を離しちゃいけない運命の相手だと思う。
お幸せに。
こちらは、その幸せでお腹いっぱいである。
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札幌の会社に総務部として入社した播上。昔から料理好きで、お昼はいつも手作り弁当だった。そんな時、同期入社の清水が弁当を見て、話しかけてきた。暗い雰囲気な清水。おかずをあげたところを皮切りに次第に「恋愛」関係ではなく、「友人」関係となることに。でも年月が経つにつれ、いつしか意識し合うようになってきた。
第6回ネット小説大賞受賞作です。ほのぼのとした雰囲気で、羨ましい限りでした。
てっきりグルメ的な話かと思いきや、後半からは本格的な焦ったい恋愛へと発展していきます。時間をかけて、二人の関係がゆっくりと変化していくので、焦ったい一方、ゆったりさやじっくりさといったことが味わえるので、癒されました。
同期だからこそ、気軽に話し合える存在がいかに大事か。昔を思い出しました。
男女の関係は果たして友情として成り立つことができるのか?絶対ない!と感情論で押し通そうとしてくる先輩。いたなぁと思わず懐かしみました。
他人は他人、自分は自分。人それぞれ時間の流れは異なります。イラッとしましたし、自分の考えを相手に押し付けるな!と言いたくなるくらいでした。
ちなみに会社について詳細は述べられておらず、どんな会社なのかもわかりません。
1年ごとにちょっとずつ変化していく二人。お似合いさが日に日に増していきますが、決してくっつきすぎず、離れすぎない関係性に純粋さも混じって、ほっこりとした気分になりました。
恋愛だけでなく、料理についても触れられています。唐揚げやハンバーグ、ポテトサラダの一手間も書かれていて、参考になりました。特にポテトサラダは試してみたいと思いました。マヨネーズに少量の牛乳とは・・・。興味をそそられ、美味しそうな色んな料理の映像が浮かんできて、お腹が鳴りそうでした。
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二章を読むまで気づかなかったけど、二章のタイトルが「2年目」?!そこで、はっと気づいて帯を読み直したら「ディナーに誘うまで6年」!!一章につき1年、22歳で出会って、28歳。。最初の方を読んでいる時は気の毒。。と思って読みましたが、考えてみると、毎日のようにお昼を一緒に過ごしていて、家でもいつもお互いのことを考えながら料理しているんですよね。これ、結構幸せな恋愛なのかも?変わってる。。でもよかったです。
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昼ご飯に食べるお弁当を中心に据えた、穏やかで心暖まる内容。主人公の恋人の視点でのストーリーも見てみたい。
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すごく微笑ましいほのぼの物語でした。
ご飯のネタは少なめです。ポテサラに牛乳とか枝豆とか、ほうれん草のソテーにナッツとかそのくらいかなー。
友達から結婚、私はあまり想像つかないけど、そういうのが1番良さそうですよね。
大恋愛の人の方が結婚後も波瀾万丈な気がする(私調べ)
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結婚するのに食はすごく大事!
長い友達期間を経てからの結婚、上手くいきそうな気がする!
どちらも個人的意見ではあるけれど…
幡上と清水はお互いに自分の中にある恋愛感情に疎く
ただのメシ友と思い込もうとしてるけど
相手に美味しいものを食べさせてあげたい
なんて、相手の事を想っているからこそ生まれてくる感情だと思う
終始、優しい二人ののんびりとした物語
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2010年デビュー。
2018年、この作品で第6回ネット小説大賞受賞。
受賞時、このタイトルは「隣の席の佐藤さん ランチからディナーまで6年」
北海道函館市出身。
この作品は、函館の古料理屋の一人息子、はたがみが、会社員になり、総務課へ配属。なれない仕事にストレスが溜まる毎日。
唯一の楽しみは趣味でもある料理。
料理にはこだわる。全て自炊し、前日から仕込む弁当もかなりのもの。
ある日同期入社の秘書課の清水からあまりの弁当のクオリティーに、ツッコミが入ったことから、毎日一緒に弁当を食べ、互いの料理にコメントやアドバイスなどを話し合いながら、同僚だけにわかるストレスも愚痴る仲に。ただしあくまでも『メシ友』仕事が終えたら行動を共にすることはない。
はたがみ、清水と呼び捨てで、なんでも言い合うような側から羨ましがられる二人だ。
この男女を脇においてのフランクな付き合いが新人から6年目までを違いを支えた素敵な時間なのだが〜〜〜〜。
ここからは読んでのお楽しみ。
社会に出れば、一度は味わう悩みや暗澹たる思い、会社という難しい人付き合い、年々無視できない年齢。
穏やかに過ぎてゆく二人を取り巻く時間を、美味しい料理レシピと共に楽しめる秀逸な作品。
どなたでも気持ち良い読後感が残るはず。