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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/05/19
- 出版社: ミネルヴァ書房
- レーベル: ミネルヴァ日本評伝選
- サイズ:20cm/256,7p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-623-09221-5
- 国内送料無料
紙の本
楠木正行・正儀 この楠は正成が子なり、正行が弟なり (ミネルヴァ日本評伝選)
著者 生駒 孝臣 (著)
南北朝期の武将、楠木正行・正儀。兄・正行は父の死後南朝の主力を担い戦場で命を散らす。弟・正儀は兄亡き後南朝を支えるも、北朝・室町幕府に降り、晩年は再び南朝へ帰参する。対照...
楠木正行・正儀 この楠は正成が子なり、正行が弟なり (ミネルヴァ日本評伝選)
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商品説明
南北朝期の武将、楠木正行・正儀。兄・正行は父の死後南朝の主力を担い戦場で命を散らす。弟・正儀は兄亡き後南朝を支えるも、北朝・室町幕府に降り、晩年は再び南朝へ帰参する。対照的とされる兄弟の実像を描きだす。【「TRC MARC」の商品解説】
楠木正行(1323年?から48年)・正儀(1330年?から89年?)南北朝期の武将。
正成の子。兄正行は、父の死後南朝の主力を担い戦場で命を散らす。弟正儀は、兄亡き後楠木一族の棟梁として南朝を支えるも、北朝・室町幕府へ降り、晩年には再び南朝へ帰参する。対照的とされる兄弟の実像を描きだす。
【商品解説】
目次
- はしがき
- 第一章 楠木一族の興亡
- 1 楠木正成の死と正行
- 2 正成没後の楠木一族
- 3 正行の登場
- 4 正行の河内支配
- 第二章 正行の戦いとその死
- 1 正行の挙兵
著者紹介
生駒 孝臣
- 略歴
- 〈生駒孝臣〉1975年三重県生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。博士(歴史学)。花園大学文学部専任講師。専攻は日本中世史。著書に「楠木正成・正行」など。
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紙の本
楠木氏の地域支配
2021/08/28 14:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
楠木氏が残した発給文書を通して楠木氏が摂河泉の南朝の国司守護としての地域支配のあり方が見えてよかった。楠木正儀の官位(左馬頭など)から南朝の武家のトップとして位置づけられていたことがよくわかった。正儀の南朝トップとしての幕府との和睦交渉や和睦交渉が破れ幕府に帰順することになる経過など面白かった。
紙の本
父に劣らぬ息子たち
2021/07/26 20:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
楠木正成の子、正行と正儀の評伝。「桜井の別れ」など著名な逸話もあり、父に劣らぬ「忠臣」として名高い正行よりも、本書のメインは正儀の方。南朝→北朝→南朝と変節を繰り返した複雑な生涯を、『太平記』を批判的に使うことで再現している。それは「忠臣」「逆臣」という一面的な評価を超えた、組織の中で苦悩するリアリストの姿を映していて興味深い。南朝というブラック企業を抜け出したら、室町幕府という人間関係の地獄が待っていたというのには、現代の勤め人も涙を誘われるのでは。後村上帝という理解者亡き後の正儀の運命は悲しいの一言。