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楠木正行・正儀 この楠は正成が子なり、正行が弟なり みんなのレビュー

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.8

評価内訳

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紙の本

楠木氏の地域支配

2021/08/28 14:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る

楠木氏が残した発給文書を通して楠木氏が摂河泉の南朝の国司守護としての地域支配のあり方が見えてよかった。楠木正儀の官位(左馬頭など)から南朝の武家のトップとして位置づけられていたことがよくわかった。正儀の南朝トップとしての幕府との和睦交渉や和睦交渉が破れ幕府に帰順することになる経過など面白かった。

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紙の本

父に劣らぬ息子たち

2021/07/26 20:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る

楠木正成の子、正行と正儀の評伝。「桜井の別れ」など著名な逸話もあり、父に劣らぬ「忠臣」として名高い正行よりも、本書のメインは正儀の方。南朝→北朝→南朝と変節を繰り返した複雑な生涯を、『太平記』を批判的に使うことで再現している。それは「忠臣」「逆臣」という一面的な評価を超えた、組織の中で苦悩するリアリストの姿を映していて興味深い。南朝というブラック企業を抜け出したら、室町幕府という人間関係の地獄が待っていたというのには、現代の勤め人も涙を誘われるのでは。後村上帝という理解者亡き後の正儀の運命は悲しいの一言。

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2021/08/15 15:14

投稿元:ブクログ

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2022/11/07 22:01

投稿元:ブクログ

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