- 販売開始日: 2021/06/25
- 出版社: 中央公論新社
- ISBN:978-4-12-005445-7
デフレと闘う 日銀審議委員、苦闘と試行錯誤の5年間
著者 原田泰 著
量的・質的金融緩和(QQE)、マイナス金利、イールドカーブ・コントロール、そしてコロナショック……。2015年3月から2020年3月までの5年間、著者は黒田総裁下の日本銀...
デフレと闘う 日銀審議委員、苦闘と試行錯誤の5年間
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商品説明
量的・質的金融緩和(QQE)、マイナス金利、イールドカーブ・コントロール、そしてコロナショック……。2015年3月から2020年3月までの5年間、著者は黒田総裁下の日本銀行で、金融政策を決定する政策委員会審議委員を務めた。2%の物価目標とデフレ脱却に向け、日銀はいかに苦闘したのか。さまざまな批判に何を思い、反論したのか。アベノミクスと金融政策決定の舞台裏を明らかにする。
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2022/08/28 10:16
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投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
失われた○○年という日本の経済低迷について、何故なのか、ではどうするかというようなことが論争になって久しい。アベノミクスの評価も対立構造の中で議論が進んでいる。
素人国民としてはどちらの話もありそうに思うのだが、要因は複雑に絡んでいて方程式の最適解は見いだせそうにない。著者の話は分かりやすく、おもしろい。本書で白川元日銀総裁の回顧録の内容を批判するコメントを記している。白川元総裁は800ページだがこの本は半分ほどだ。著者も追加で400ページを費やして詳細な反論を著したらどうだろうか。
両者の議論はどちらもかみ合っていないようで、相容れない思想対決のようにも見える。経済学はそんなものなのか、と首を傾げたくなる。