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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/07/21
- 出版社: 日経BP日本経済新聞出版本部
- サイズ:19cm/415p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-532-17708-9
読割 50
紙の本
デタラメ データ社会の噓を見抜く
著者 カール・T・バーグストローム (著),ジェビン・D・ウエスト (著),小川 敏子 (訳)
科学者の虚偽論文、ディープフェイクの偽動画、TEDの超単純化プレゼン…。噓が簡単に拡散されるデジタル化社会で真実を見抜くには? 一生役に立つ「つまらない戯言に騙されない方...
デタラメ データ社会の噓を見抜く
デタラメ データ社会の嘘を見抜く
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商品説明
科学者の虚偽論文、ディープフェイクの偽動画、TEDの超単純化プレゼン…。噓が簡単に拡散されるデジタル化社会で真実を見抜くには? 一生役に立つ「つまらない戯言に騙されない方法」を伝授する。【「TRC MARC」の商品解説】
TEDの超単純化プレゼン
自称専門家のドヤ顔解説記事
統計データを歪曲した陰謀論
あなたのスマホは「デタラメ」だらけ!
■なぜ現代はデタラメ社会になってしまったのか?
デタラメはあちこちにはびこっている。政治家は「ポスト真実」を主張し、科学者はでっち上げを発表し、高等教育機関は分析的思考ではなく思いつきを表彰し、スタートアップ企業は実現できない計画でカネを引っ張っている。さらには、広告業界の自動配信技術によって、ひどい記事にも広告費が落ちるシステムが作り上げられ、結果的に見出し詐欺、パクリ記事、根拠のない陰謀論が世の中にバラまかれている。インテリの巣窟のはずのTEDトークだって、デタラメばかりだ。難しい問題を超単純化したプレゼンをして、いかにも本当らしく話して人々を感心させて騙しているのである。
だから、「デタラメを見抜く」ことが重要になってくる。なぜならデタラメが蔓延ると、「反論のコスト」が高くなるからだ。
たとえば1998年、MMRワクチンと自閉症に相関関係があるとしたウソ論文が、有名医学誌「ランセット」に掲載されてしまった。サンプルサイズは12人という統計的に無価値の研究にもかかわらず、2010年まで「ランセット」誌は全面的に論文を撤回しなかった。
■旧型のデタラメ、新型のデタラメ
デタラメには新旧がある。旧型デタラメは、明らかな嘘、欺瞞、エセ宗教的妄想、選挙のときにしか語られない政権公約という形を取る。だいたいこれがデタラメであることは、見ればわかるケースが多い。
だが新型デタラメは見抜きにくい。大きな特徴は、数字と科学と統計を引き合いに出して、あたかも厳密で正確なもののように装うことだ。怪しげな主張を、数字、図、統計、画像データで箔付けする。新型デタラメは情報に数値を絡めることで、反論しにくい印象を醸し出しているのである。だが、それを見抜き反撃する方法はある。
本書ではデータを論理的かつ定量的に考える方法を伝授する。統計学、計量経済学、データサイエンスの知識がなくても、ググる能力さえあれば、偽のデータは見抜ける!
【本書を推薦します!】
ジョージ・アカロフ(ノーベル経済学賞受賞者)
ポール・ローマー(ノーベル経済学賞受賞者)
ソール・パールマッター(ノーベル物理学賞受賞者)【商品解説】
目次
- 第1章 世の中はデタラメだらけ
- 第2章 メディア、メッセージ、偽情報
- 第3章 デタラメの特徴
- 第4章 因果関係
- 第5章 数字で描くたわごと
- 第6章 選択バイアス
- 第7章 データ・ビジュアライゼーション
- 第8章 ビッグデータとデタラメ
- 第9章 科学のもろさ
- 第10章 デタラメを見破る
著者紹介
カール・T・バーグストローム
- 略歴
- 〈カール・T.バーグストローム〉ワシントン大学生物学部教授。進化生物学者。
〈ジェヴィン・D.ウエスト〉ワシントン大学情報学大学院准教授。同大学のデータラボの共同所長等。
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紙の本
いい本だと思うが、それほど読み易くはない
2023/04/02 11:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M.F - この投稿者のレビュー一覧を見る
通俗的な表現を使わせていただくならば、いわゆる「ためになる話」が多く、良い本だと思う。
データあふれる現代社会に生きる私達が理解しておくべき点が、切り口鋭くまとめられている。
ただし、もし、統計などに少々興味をお持ちの方が読まれると、どこかで聞いた話が多いという印象を持たれるかもしれない。
そういう方にとっては、少しもの足りない内容かもしれない。
逆に、データ分析・統計に不案内な方が読むのに適切かというと、必ずしもそうは思えない。
なぜなら、学者の先生が書かれた本だけあって、一般向けの本としてはやや異例なくらい、緻密に書かれているからである。
難しい数式が出てくる、といった類いの本ではないのだが、議論の展開のしかた・推論の進め方は、緻密な部分も多い。
学術書・教科書ではないのだけれど、じっくりと読んで・しっかりと理解をするべきタイプの本だといえる。
データ・統計にまつわる話を面白おかしくかき集めた、というタイプの本ではなく、かなり真面目に書かれた本で有る。
黄色のカバーがかけられていて、目立つ本なのだが、派手な外観に騙されるべきではない。
休みを1日潰せば、読みきってしまうような本ではない。
統計学の知識が前提になっているとまでは思わないが、読者に対しても、それなりの論理力・分析力を求める本で有る。
以上のような特色につき、了承したうえで購入されるのであれば、得るものも多いと思う。
紙の本
デタラメの海
2021/09/14 16:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
恣意的にデータの範囲を設定して実態を見えにくくする方法を用いて誤情報や偽情報が蔓延する現代。ランキングに意味があるのは直接比較可能なものを比較している場合だけといった基本的な考え方と考える習慣や寛容さをもって生活しましょうという、本のタイトルの割に内容は真っ当なもの。
紙の本
detarame
2021/11/04 22:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
豊富な実例、グラフの見本等を並べ、「デタラメ」の現在について詳細に語る濃い一冊。しかし、期待したほど快刀乱麻という感じではありませんでした。
「嘘は空を飛び、真実は後からヨタヨタついてくる」(1710年、ジョナサン・スウィフト)