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商品説明
【fujossy小説大賞・春大賞(第1回)】【「TRC MARC」の商品解説】
「アルファは、オメガを、守るためにいるんだ」
ヒト族オメガの大谷夕侑(おおたに ゆう)は、獣人アルファが通う学園唯一のオメガ奨学生。
貞操帯を嵌め、発情期には『発情耐久訓練』の生き餌としてアルファ達の欲望を一身に向けられていた。
そんな夕侑の前に、寮長である獅子族のエリート御曹司・御木本獅旺(みきもと しおう)が現れる。
彼は夕侑に“運命の番”の気配を感じていた。しかし獅子族にトラウマのある夕侑は到底受け入れられず……。
境遇の違うふたりが『幸せ』を見いだす、極上オメガバースストーリー。
『第一回 fujossy 小説大賞・春』大賞受賞作、大幅加筆&限定書き下ろしも収録!【商品解説】
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紙の本
異種と身分違いとオメガバース
2022/07/09 05:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
オメガバースものと獣人もののミックスです。
どちらもちょっと得意でなかったので
ちょっと気になるなぁって思いつつ、
紙本を手にとるかとらないか迷っていたところ
電子でさわり読んで読もうってことにしました。
ヒト族オメガで獣人アルファが通う学園唯一のオメガ奨学生の大谷夕侑
寮長である獅子族のエリート御曹司・御木本獅旺
とにかく、まずオメガである夕侑の生育環境が・・・つらい。
そして、学園での扱いも・・・酷い。
貞操帯を嵌め、発情期には『発情耐久訓練』の生き餌の扱いって
(それを承知して奨学生になったとはいえ)
いやーこれって酷いなぁって感じですが。
獅旺は態度は横柄ぽく見えるのですが
(というかそう育てられているので自分がそういう態度だということにも
気がつかない←たちが悪いと言えば言える)
夕侑に対してはそれとなく優しい。
独占欲と守護欲と色々と渦巻きながらも
乱暴はしないのと
夕侑が過去の事件もあって
なかなかアルファ獣人の獅旺を受け入れられない。
(あんなことが目の前であったら・・・と思うし、
その相手に対しての感情のことを思えば仕方なし)
オメガの事情とか搾取のされる様とか
(命すらも)
オメガの除去手術とか
なかなかシリアスな物語でしたけど獅旺が挫けず
未来に向けてせっせと行動できる男で良かったです。
貞操帯のせいで物理的に阻害されているだけでなく
きっちり気持ちや状況を整理するあめに時間をかけるあたりは
とても好感できました。
それと生育環境(特に施設の有り様)を知るたびに
獅旺が内心動揺したり驚いたりしているのが環境の違いだよねーって
納得してしまったりです。
(ケーキについてもね)
番になってからの続編も読もうと思っています。