分断のニッポン史 ありえたかもしれない敗戦後論
著者 赤上裕幸 著
災害、感染症、格差……いま各所で「分断」が叫ばれる。だが歴史を遡ると、敗戦直後には国が分割される恐れが実際にあり、分断統治や架空戦記を描いた小説・マンガが人気を博してきた...
分断のニッポン史 ありえたかもしれない敗戦後論
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商品説明
災害、感染症、格差……いま各所で「分断」が叫ばれる。だが歴史を遡ると、敗戦直後には国が分割される恐れが実際にあり、分断統治や架空戦記を描いた小説・マンガが人気を博してきた。欧米の学界ではこうした「歴史のif=反実仮想」の歴史学は重要な研究として認知されてきたが、本書は本邦で数少ない試みである。さらに震災等による列島分断を描いた未来小説も検証。最悪のシナリオを描いた作品群から、危機克服のヒントを学ぶ。
おもな登場作品は井上ひさし『一分ノ一』等の歴史改変小説、佐藤大輔『征途』等の架空戦記、小松左京『日本沈没』等の未来小説、『国境のエミーリャ』等のマンガ作品etc. 計100超。
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思わずゾッと…
2021/09/05 22:46
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「もし、日本の領土が現行と違うものだったら」という問いに様々な小説家・漫画家などの識者がチャレンジした作品たちを、著者が見事に新書1冊にまとめ上げた著書です。
これほどたくさんの方々が「日本分断」というテーマに取り組んでおられることを初めて知り、大変勉強になりました。
しかし、無造作に分断された各フィクションの日本領土の図が様々な作品から引用されていますが、「これが今の日本だったら?」と思うと、背筋がゾッとしました。