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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/09/15
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/286p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-524523-1
読割 50
紙の本
ハロー、ユーラシア 21世紀「中華」圏の政治思想
著者 福嶋亮大 (著)
なぜ今、ユーラシアなのか? 帝国化する中国、香港の苦境、深刻な国家対立、ウイグル弾圧…。政治・思想・文学の地平から激動の根源を探る東アジア論。『群像』掲載に書き下ろしを加...
ハロー、ユーラシア 21世紀「中華」圏の政治思想
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商品説明
なぜ今、ユーラシアなのか? 帝国化する中国、香港の苦境、深刻な国家対立、ウイグル弾圧…。政治・思想・文学の地平から激動の根源を探る東アジア論。『群像』掲載に書き下ろしを加えて単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
帝国化する中国、香港の苦境、深刻な国家対立
ウイグル弾圧、一帯一路構想――
イデオロギーとしての”ユーラシア” が
あなたの世界認識を変える。
政治・思想・文学の地平から激動の根源を探る
日本と東アジアを架橋する画期的論考!
《ユーラシア》に託された二つの現代的なテーマ
○ユーラシア大陸を横断する巨大な帝国の成立=中国
○アジアとヨーロッパの文化的混血に根ざしたハイブリッドな自我の創造=香港
中国の大国化、香港の大規模デモ、さらにパンデミックに到る
東アジアの政治的な暴風域。
その渦中にある現代のイデオロギー現象、その認知地図を更新し、
21世紀の東アジアに新たな光を当てる。
【商品解説】
目次
- はじめに――天下vs本土
- 第一章 球の世界、道の世界
- 第二章 ユーラシア人たち――その二つの政治環境
- 第三章 新しい大東亜共栄圏
- 第四章 近代のハイジャックーー哲学あるいは法螺話
- 第五章 天にアクセスする心
- 第六章 ユーラシアン・モダニティーー近代化の二つの波
- 第七章 シュミット・シュトラウス・毛沢東
- 第八章 香港の創設
- 第九章 協力者・亡命者・哲学者――遺民の政治学
著者紹介
福嶋亮大
- 略歴
- 〈福嶋亮大〉1981年京都生まれ。京都大学文学部中国語学中国文学専修卒業。批評家。立教大学文学部准教授。文学博士。「復興文化論」でサントリー学芸賞、「厄介な遺産」でやまなし文学賞を受賞。
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紙の本
中華圏の現代政治思想を俯瞰する書
2021/10/19 19:45
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は中国文学研究者だが、前著の「復興文化論」等と異なり中華圏の現代政治家思想を論じている。範囲は大陸、香港、台湾、欧米、インドまでの現代思想家と康有為、梁啓超等の近代思想家にまで及び著者の読書域の広さと博識に感心した。趙汀陽や蒋慶など現代中国の思想家の言う「天下」と言う世界概念、また徐承恩の香港こそが中国文化の「本土」との思想は左伝学と公羊学と言う儒学の伝統に淵源があるとの分析は並の中国研究者にはできない手際だ。日本の反中評論家や自称国際政治学者はせめて著者ぐらい勉強してから発言して貰いたいものだ。