「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
悪党の裔 改版 新装版 下 (中公文庫)
著者 北方 謙三 (著)
倒幕はなった。だが建武の新政に明日があるとは思えなかった。播磨に帰った円心は、悪党の誇りを胸にじっと待つ。そして再び、おのが手で天下を決する時。足利尊氏を追って播磨に殺到...
悪党の裔 改版 新装版 下 (中公文庫)
悪党の裔(下) 新装版
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:1,518円(13pt)
- 発送可能日:1~3日
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
倒幕はなった。だが建武の新政に明日があるとは思えなかった。播磨に帰った円心は、悪党の誇りを胸にじっと待つ。そして再び、おのが手で天下を決する時。足利尊氏を追って播磨に殺到する大軍を、わずかな手勢でくい止め…。【「TRC MARC」の商品解説】
倒幕はなった。だが恩賞と官位の亡者が跋扈する建武の新政に、明日があるとは思えなかった。乱がある――播磨に帰った円心は、悪党の誇りを胸にじっと待つ。そして再び、おのが手で天下を決する時はきた。足利尊氏を追って播磨に殺到する新田の大軍を、わずかな手勢でくい止めるのだ。赤松円心則村を中心に描く漢たちの軌跡。
第七章 白き旗のもと
第八章 征夷大将軍
第九章 砕けし時
第十章 旗なき者
第十一章 野の花
解説 亀田俊和【商品解説】
著者紹介
北方 謙三
- 略歴
- 北方謙三
一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章。『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
熱き赤松円心を心に
2022/11/22 10:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
倒幕の旗をあげ、権力に抗うだけではなかった悪党としての赤松円心の生き様は、漢であった。現状に対する不平不満だけでただ暴れるのではなく、時代を変える舵を切る役割を担いたかったのではないか。悪党は死ぬための戦はしないと言い、己が気持ちに準じたいと願った。時の流れをただ眺めているだけでは、その流れは見えない。どこかで身を投じなければ、時に置き去りにされるだけであったのだ。人はそれぞれの命運と闘い、生き抜いていく。熱き物語だった。