平安あや解き草紙 ~その女人、匂やかなること白梅の如し~
帝に忠誠を誓う伊子を見限った入道女宮は、伊子の恋人である嵩那と大納言の娘・玖珠子の婚姻を画策する。しかし玖珠子は姉の麗景殿女御の看病を名目に、婚約の話を中断。そんな中、洛...
平安あや解き草紙 ~その女人、匂やかなること白梅の如し~
商品説明
帝に忠誠を誓う伊子を見限った入道女宮は、伊子の恋人である嵩那と大納言の娘・玖珠子の婚姻を画策する。しかし玖珠子は姉の麗景殿女御の看病を名目に、婚約の話を中断。そんな中、洛外では疫病流行の兆しの報せが届き、帝が病に倒れた。それが入道女宮の呪詛ではないかと囁かれ……。帝を守るため、嵩那を巻き込まないため、伊子は入道女宮と最後の対決を決意する! 恋も仕事も諦めない! いつの時代も、働く女性は忙しく、そして幸せ――。働く姫君の平安事件簿、歓喜の大団円!
目次
- 第一話 私の存在に覚悟するがいい/第二話 生涯、お傍においてくださいませ/第三話 こんな日々も悪くない/あとがき
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最終巻
2022/03/09 01:28
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
早いものでこのシリーズも最終巻。
平安の時代という舞台で、
女性の生きざまのひとつの姿を
しかと見せてもらいました。
悪役という立ち位置だった女宮も、
どこか同情の余地というか、
周囲の評価との相対の関係で
歪んでしまった哀しさがあって、
余韻の残る終わり方でした。
新シリーズの方も期待しています。